ケンブリッジ霊長類研究センターに、動物愛護団体の若者たちが侵入。実験動物を解放しようと檻を破り始めた。しかし、その中の一匹の猿は、研究中の凶暴化(レイジ)ウイルスに感染しており、愛護団体の一人に噛み付いて感染させてしまう・・・
それから28日後。
自転車メッセンジャーのジムは、病院の一室で目を覚ました。交通事故で昏睡状態に陥っていた彼は、起きてみて、院内が無人であることに慄然とする。さらに外に出てみると、ロンドン市内はまるでゴーストタウンのように人気がない状態だった。人を捜しに教会に行ってみると、そこで猛ダッシュで襲いかかるゾンビと遭遇してしまった。慌てて逃げるジム・・・追ってくるゾンビたちを追い払ってくれたのは、普通の人間であるマークとセリーナのカップルだった。二人から、ジムは今の状況を聞き出す。28日前、突如ロンドン市内で謎のウイルスが蔓延し、感染した者は赤い眼をしたゾンビと化してしまったらしい。ゾンビは人間たちに噛み付いては次々と感染者を増やし、もはや生身の人間は残っていないのだという。信じられないジムは、実家に向かい、両親の亡骸と対峙する。感染を怖れた二人は自ら命を絶ったらしい。落ち込むジムは、マークとセリーナも招いて一夜を明かすが、そこにゾンビが襲来。マークが噛み付かれてしまい、ゾンビ化する前にセリーナに殺害される。こうして、二人きりになってしまったジムとセリーナは、当ても無く市内を彷徨うが、ある夜、マンションの一室に灯りがついているのを発見。行ってみると、そこには中年男フランクと、幼い娘ハンナがいた。フランクたちは<生存者>がいたことに喜び、ジムたちにラジオを聞かせる。ラジオからは、繰り返し「マンチェスターの北東43キロの地点に集え。軍も食料も豊富にある。伝染病に対する答えがここにある」と生存者に呼びかける放送が流れていた。そこで4人は、クルマに乗って一路マンチェスターを目指すのだが・・・
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ダニー・ボイル監督の「28日後」。ミュージックビデオのようなセンスと映像で、割と定番的なゾンビものであるにも関わらずカルト化した作品です。続編とセットの廉価で発売されたので、この冬購入してみました。
ジムがどんどんサバイバー化していくのが良かったですね。最初のヘタレっぷりからは想像できないくらい、後半はヒーロー感が強くなります。キリアン・マーフィーの代表作と言えるでしょうね。マンチェスターの基地に到着してから、本当の<凶暴性>と向かい合う事になるんですけど、この疫病が現実になったら、間違いなくこういう狂気が顕在化するんだろうなという説得力がありました。人間ってイヤだねー・・・
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レイジ・ウィルスが流行していたある日・・・
ロンドン郊外の住民ドンとその妻アリスは、老夫婦の家に避難し感染者の目に留まらぬようひっそりと暮らしていた。しかしついに感染者たちが侵入、襲われた老夫婦たちもゾンビ化していってしまう。必死で逃げたドンとアリスだが、とうとうアリスがゾンビに囲まれてしまった。恐怖のあまり、ドンはアリスを見捨ててボートで河を逃げ切るのだった。
それから28週後。
ロンドンを壊滅させたレイジ・ウイルスの蔓延は、感染者が全て餓死したことで終息した。米軍主体のNATO部隊がロンドン入りし、安全地域を確立。そこに生存者たちを集め、ロンドン復興の活動を開始した。そこへ、海外に逃げていたロンドン市民たちが続々帰国してくる。その中に、当時修学旅行でスペインに滞在していて、難を逃れていた幼い姉弟がいた。姉はタミー、弟はアンディ。二人はドンとアリスの子供たちだった。安全地域で二人を迎えたドンは、涙ながらにアリスの最期を語る。母の死を受け入れた二人だったが、思い出の品もないことに悲しみは増すばかリだった。そこで翌朝、安全地域を抜け出して、自宅に向かってしまう。海兵隊のドイルが二人を発見し追跡したおかげで、二人は無事自宅で保護されたが、自宅の二階では、何と死んだはずのアリスが衰弱した状態で発見された。米軍はタミーとアンディとともに、アリスも安全地域の基地へと護送する。米軍医務官のスカーレットは、アリスを診察し、彼女が感染者に噛まれたあと、発症せずに生き残った<キャリア>であると診断する。生まれ持っての遺伝子異常のおかげで、ウイルスに対する抗体を持っていたらしい。だが発症していないとはいえ、レイジ・ウイルスを保有している事から、スカーレットはアリスを研究室内で厳重な監視下に置くのだが、アリス生還の報を聞いたドンは、あの時見捨てたことを謝りたくてアリスの部屋に侵入してしまう。拘束されたアリスの傍に寄り、泣きながら謝罪するドン。だが愛する妻にキスした時、ドンは感染者へと変貌してしまう。監視にあたっていた米兵たちを続々とゾンビ化させ、安全地域内に逃亡したドン。復興後初めて<感染>が起こったことで、安全地域は大パニックに陥ってしまう・・・
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続編「28週後」です。今回ボイルさんは製作に回って監督は他人に任せてますが、絵ヅラはボイル風でしたね。<感染=ゾンビの、その次にくる真の恐怖を描く>というテーマは前作どおり。今回の<コード・レッド>は、壮絶なる人間のエゴを象徴したものでした。主演のロバート・カーライルが中盤からゾンビになってしまうという意外性や、オチの寒々しさなど、前作と真逆のアプローチをして差別化しているのも好印象。見たメの迫力という意味では前作以上だったのではないでしょうか。
2本に共通する、あの終末感漂うテーマ曲が耳に残る映像体験。買ってよかった二枚でした。
(ブルーレイのみ所有ソフト:39、40枚目)
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