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2014年12月14日20:45

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北海道独り旅八日目 そして東京へ…

特別急行列車「北斗星」の1号車14番の上段寝台にて、5時17分起床。
ちょうど岩沼を通過した辺りだった。
昨夜はロビーカーでの話が盛上り、函館・青森での機関車付け替えを撮影してからの就寝だったので、正直眠い。
函館では客扱いをするから、ロビーカーで仲良くなったお客さん達と大挙してホームまで見に行った。
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鉄な方々だけでなくおばちゃんグループも嬉々として見に行っていたのが印象的だった。
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皆、連結するシーンを収めようとカメラやスマホを抱えるから、駅員も注意のアナウンスをする。
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「はまなす」の機関車付け替えもかなりの人だったが、鉄な方々だけ。
「北斗星」の人気の高さを垣間見た。

そんな訳で、正直まだ眠っていたいし、普段の休みだと朝食も遅めなのだが、グランシャリオのラストオーダーが8時まで。
昨日のパブタイムの行列を見ていたから、朝食も混雑するだろうと食堂車へ。
既に二人並んでいたから、そのままロビーカーで待機。
ライオネル・リッチーの「Say you, Say me」が流れている。

ようやく、空が明るくなりかけて来た頃、福島に到着。
駅の案内には「北斗星 5時55分発」とあるが、時刻は6時20分。
結構な遅れである。
6時25分、ハイケンスのセレナーデが流れ、車掌の案内が入る。
大雪の影響で25分の遅れだそうだ。
確か昨夜もそんな事を云っていた様な気もするが、余り覚えていない。

6時30分、グランシャリオが朝の営業を開始する。
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瞬く間に席が埋まり、入りきれない客がロビーカーまで並ぶ。
列車は松川から安達の辺りを走行中。
7時前位、郡山の辺りで注文した和朝食が来た。
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温泉旅館なんかの朝食そのまんまな、和風の朝食。
深酒した翌朝に、こう云う朝食は嬉しい。
こうなると、ガツガツ食べるのも躊躇われるから、ゆっくりと時間をかけて頂いた。
個人的にはもう少し、ご飯の量が多ければ云う事は無い。
夜と朝の2回、食事をした記念すべき車輛は「スシ24 507」であった。
考えてみれば、昨日は「SLはこだてクリスマスファンタジー」の「スハシ44 1」にも乗車しケーキセットを頂いたから、記号「シ」、食堂車のハシゴだ。

朝食の後、優雅にコーヒーを頂く。
白河の辺りだったであろうか。
食後は再びロビーカーへ。
朝食待機列で結構混雑していたが、すぐに座席が空いたから、座って外の景色を眺めていた。
暫くすると、昨夜仲良くなった方々がロビーカーに表れた。
そして、今日は鉄道談義に花が咲く。
自衛官の方は模型鉄でもあり、プラ板で車輛を自作される程だと云う。
しかも国鉄時代や軽便鉄道などナローゲージがお好みとか。
まだ若いのに、渋い趣味である。
もう一人の方は鉄道検定合格者。
名刺が硬券スタイル。
他にも、「北斗星」で鉄道の旅に目覚めた方など、色んな方と話をして過ごす。
通常の特急や新幹線では隣合った人とこんな事にはならず、矢張り「北斗星」の持つ魅力の様な物だろう。

宇都宮を過ぎると湘南新宿ラインなど、現実生活で見慣れた車輛が目に付き始め、夢の終わりを実感する。
列車は30分程遅れて運行しているが、誰も文句を云わない。
私など急ぐ旅でも無いし、一時間遅れても良い位だと思うし、皆も同意していたが、現実生活で30分も電車が遅延したら大問題だろう。
大宮が近付いたら、澄み切った冬晴れの中、富士山が遠くに見えた。
まさか「北斗星」から富士山を見るとは思いもよらない出来事である。
彼方此方に撮り鉄な方々が砲列を向けている。
大宮で一人下車され、我々も下車の準備をせねばならない。
名残惜しいが、銘々が自分たちの寝台に戻った。
私は1号車だから、ロビーカーの6号車からは結構歩く。
纏める荷物も無く、通路の補助椅子に座って外を眺めていたら、声を掛けられた。
何と昨夜函館で一緒に機関車付け替えを見に行ったおばちゃんグループ御一行様で、隣のコンパートだった。
東京都に入り、徐々に速度を落としながら尾久を通過し、ゆっくりと上野駅ホームへと入って行った。
多数の撮り鉄が待ち構えている13番線へ10時10分頃、30分程の遅れで到着した。
昨夜は17時過ぎに乗車したから、17時間乗車していた事になる。
何とも壮大な旅であった。
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恐らく、最初で最後になるであろう「北斗星」で乗車した車輛は「オハネフ25 4」、車内の殆どの時間を過ごしたロビーカーは「スハネ25 502」であった。

上野からは山手線に乗り換え、神田へ。
中央線快速に乗り三鷹で特別快速へ乗り換える。
11時半に立川へ到着。
奈々ちゃんと合流し、駅前の伊勢丹へ。
奈々ちゃんお薦めの多摩の酒を購入。
京都フェアをやっていたから覗いて見ると、伏見の銘酒「招徳」が来ていた。
まさか立川で「招徳」を見るとは…

その後、駅前のゼリアで昼食。
普段の生活が帰って来た感がする。
15時発「のぞみ233号」で帰宅。
掛川を16時位に通過したが、まだ西日が差していて明るい。
北海道だと16時を過ぎたらライトが必要な位に暗くなっていたが、ここまで違うのかと、日本の広さを改めて実感した。
薄暗くなった関ヶ原では結構な積雪。
福島では積雪は無かったのに、関ヶ原で積雪とは驚きが隠せない。
幸い、新幹線は遅れてはいなかった。

ようやく、汁パレスに帰宅。
長い、本当に長い遠征であった。



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