比良坂ドラシル中心部の、閉鎖された施設『ギュルヴィ博物館』。
そこは、虚神族の世界への境界に通じる巡礼の道の途であり、
魔導の力のみで次元を越えようとした、伝説の隠者の夢の跡・・・。
-第14章-<隠者、儚く>
【シルフィーナ】
ふぅっ・・・さすがに鬼頁図書館での三徹は身体にこたえたの。
【リリア】
姫様、大丈夫・・・みたいだね。なんか、生き生きとしてる?
【シルフィーナ】
うむ。司書を総動員しての資料研究、はかどったのでな。
博物館の中を進みつつ、道すがら、説明してゆくぞ。
【リリア】
あはは・・・なんか、姫様が観光ガイドみたいな感じ?
【シルフィーナ】
そういうリリアは、やはり、元気が無いようであるな。
【リリア】
姫様の方こそ、私の事、あんまり驚いてないみたいだけど・・・。
【シルフィーナ】
まあ、時空の書の反応といい、何かあるなとは思っておったからの。
エルシーヴァ殿やルキ様は、最初から気づいていたようであるし。
何より、星虹神の生まれ変わりという事より、大事な事がある・・・。
こほん・・・わらわは、これからもずっと、リリアの味方である!
【リリア】
姫様・・・!
【シルフィーナ】
そもそも、リリアがわらわの味方・・・友でいてくれたのだから、
わらわがリリアの味方であり、友である事も当然というもの。
大船に乗った気持ちで、どーんと構えておればよいのだ!
・・・むしろ、トールの事を考えると、リリアが舵取りせねばの!
【リリア】
もう、姫様ったら・・・でも、嬉しいよ・・・姫様、ありがとっ!
�’酳�館に入ろう
��隠者について知ろう
�G�者について知ろう
�づ玄┐鮓�て回ろう
�ズ捻�へと進もう
・エリア:ギュルヴィ博物館
・ボス:次元超忍マガツ
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二つの世界は、虹の道『ビフレスト』によって繋げられた・・・。
星の海にかかる七色の橋は、友好の輝きか、滅びへの道か。
その判断の全ては、これから始まる決戦の結果に委ねられた・・・。
-第15章-<炎のビフレスト>
【リリア】
虹の道が・・・宇宙に繋がって・・・炎が燃えている・・・。
【シルフィーナ】
ユミルの血管の細胞片が、星くずと反応して燃えているようだの。
【リリア】
血管!?血の赤が最後の色で・・・こうして虹の道が出来たの!?
・・・この道が、虚神族の世界・・・ムスペルカタスと繋がってるんだ・・・。
死後の世界と言われてる場所と同じ名前だなんて、なんか不思議。
【シルフィーナ】
おそらく、太古の伝承が形を変えて残った結果であろうの。
そして、ムスペルカタスの侵略派も、この道を渡り始めておる。
【リリア】
あの機械の竜が、ミディハラにぶつかってこようとしている・・・。
友好派の使者が会議で言ってた事は、大げさじゃなかったんだね。
【シルフィーナ】
ここから見てもあれだけ大きいのだ。実際はもっと大きいはず。
ぶつけられたら、ミディハラは真っ二つ、一巻の終わりであるな。
【リリア】
そんな事させない!仲良くだって、出来るはずなんだから!
【シルフィーナ】
うむ。今この時も、ミディハラの戦力はこの場に結集しつつある。
わらわ達は彼らの助けを借りつつ、侵略派の防衛網を突破し・・・
あの竜・・・ヨルムンガンドに潜り込み、動力の反応炉を停止させる!
そして、可能ならば、侵略派をそそのかしていると思われる者・・・。
・・・道化神メフィストを、元の世界へと送還させるのだ!
�/雰發魍�始せよ
�∨姫卆�を突破せよ
�O�携して進め
�て庸妨�を開け
�ゥ罐襯爛鵐�ンドへ乗り込め
・エリア:ビフレスト
・ボス:タイラントゴーレム
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『ヨルムンガンド』・・・。ムスペルカタスの技術の結晶たる空中戦艦。
古より続く憎しみを運ぶ器の中枢で、メフィストは世界を嘲笑う・・・。
竜の動きを止め、道化の目論みを排すべく、最後の冒険が始まる!
-最終章-<星虹を継ぐ者>
【ランストール】
うまく潜入出来たが・・・。ムスペルカタスの技術は凄いな。
どうやってこんなデカブツを、造り上げたというんだ・・・!?
【メフィスト】
フフ・・・ようこそ来訪者さん!
【ランストール】
お前は・・・!お前が、道化神メフィストか!
【メフィスト】
あらあら、このメフィスト・フェレスをご存知のようね。
【ランストール】
お前が、虚神族を騙して、こんな事をさせて・・・。
【メフィスト】
随分なご挨拶ね。私はちょっとだけ、背中を押してあげただけよ?
ムスペルカタスに伝わっていた、楽園からの追放と苦難の歴史・・・。
憎しみと怒りを抱えた彼らには、大きな救いが必要だった。
追い出された世界を滅ぼす側に立つという、大きな救いがね!
・・・私ね、あなた達にはとっても感謝しているの。
わざわざ自分達の方から、ビフレストを繋げてくれたんだから!
【ランストール】
こいつ・・・言わせておけばッ!
【メフィスト】
まあ、怖い怖い。その上、時空の書まで持ってきてくれて!
【ランストール】
電撃がすり抜けた・・・!?本体は別の場所にいて、こいつは・・・幻か!
【メフィスト】
私、その本が欲しいの。散らばった断片もかなり戻ったでしょう?
この竜を止めたいんでしょう?反応炉の前で待ってるわ!
�‖茖曳娠�炉へ急げ
��第2反応炉へ急げ
�B茖拡娠�炉へ急げ
�ぢ茖竿娠�炉へ急げ
�ッ羆�反応炉へと急げ
・エリア:ヨルムンガンド
・ボス:道化神メフィスト
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<エピローグ>
【シルフィーナ】
よし!早速、反応炉を・・・。な、何ぞな、この大きな揺れは!
・・・反応炉が制御不能だと!?あやつの罠か・・・。これだけではない!?
この中枢部だけが切り離されて、ミディハラへと暴走している・・・!
何とかせねば・・・なっ・・・!?身体が浮いて・・・転送・・・。リ、リリアーっ!
【ランストール】
リリア、お前・・・今、時空の書を使わずに、姫様を転送させて・・・。
【リリア】
えへへ・・・トール、私、やっぱり、星虹の神様だったんだね。
だから、この中枢部を、安全な所に飛ばさなくちゃいけない。
この大きさの物体がぶつかったら、ミディハラは、
人の住む事の出来ない、死の大地になってしまうから・・・。
トール、ごめんね。私、みんなのミディハラを、守りたいから・・・。
【ランストール】
・・・だったら、なんでオレも姫様と一緒に飛ばさなかったんだ?
怖いなら、そう言えよ!オレはいつでも、お前の側にいる!
【リリア】
トール・・・!・・・ふふっ、ありがと!トールは、本当に・・・最高だよ!
でも、何があるかわからないから・・・お願い、先に帰っていて。
【ランストール】
・・・嫌だ・・・といっても、こういう時のリリアは、頑固だったな・・・。
・・・絶対に帰ってくるって約束出来るなら、言うことを聞いてやる。
オレ一人で帰るなんて、これからの人生、これっきりだからな!
【リリア】
トール・・・!私、絶対に、絶対に帰ってくる・・・。だから・・・待ってて!
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【巫女姫の報告】
・・・ヨルムンガンドの沈黙と共に、ビフレストの戦いは決着した。
アマツガルドとヴァナコクは、ムスペルカタスと和平を結び、
ミディハラをめぐる虚神族との戦いは、終息へと向かい始めた。
侵略派の残党との小競り合いは、散発的に発生しているものの、
三つの国が手を取り合う日は、決して遠い先の事ではないだろう。
・・・どうして、かつての星虹の神は、時空の書を作り出し、
その断片の数々を、ミディハラとムスペルカタスに残したのか?
『神羅万象』、それは異なる者同士が理解し、協力し、繋がる事。
星虹の神は、異世界の者達や、彼らの辿ってきた歴史を通じて、
その大切さが、我々の心に刻まれる事を願ったのかもしれない・・・。
・・・・・・・・・
カガセ村の海岸では、六日間休み無く雷が鳴り続けた。
そして七日目・・・新たなる星虹の神が、伝説の残る地に降り立った・・・。
【ランストール】
・・・・・・・・・。
こんなに待たされたのは初めてだぜ・・・。おかえり、リリア!
【リリア】
えへへ・・・ただいま、トール!雷、ずっと、見えていたよ・・・!
おかげで真っ直ぐ、早く帰れて・・・って、トール!大変なの!
【ランストール】
なんだなんだ。前にもそのセリフ、聞いたような気がするぞ?
【リリア】
もう、トールったら!笑い事じゃないんだよ!
ミディハラからうんと離れたところで、反応炉が止まったの!
それで炉の中から、炎に包まれた人らしい『何か』が出てきて・・・。
それが、炎の剣みたいので、中枢部分を丸ごと真っ二つにして!
私、もう慌てて、例えじゃなくて、飛んで逃げてきたんだよー!
【ランストール】
・・・そいつは・・・その『何か』は、ミディハラにやってくるのか!?
【リリア】
そうみたい・・・けど、そんなにスピードは早くないみたいだった。
【ランストール】
反応炉から出てきたなら、友好派が何か知ってるかもしれないな。
姫様にも報告しないと・・・けど、さすがに、少し、休ませてくれ・・・。
【リリア】
トール?こんな所で寝たら・・・。寝ちゃった・・・ええっと、こうして・・・。
膝枕とか、初めて・・・ふふっ・・・私ね・・・ずっと前から、トールの事・・・。
・・・・・・・・・
【シルフィーナ】
かくして!ミディハラをめぐる冒険は、これからも続くぞな!
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