余りにも仕事が立て込んでいて、平日、自由に動ける時間も無いので土曜出勤で事務所での書類仕事を片付けた。
14時半頃に離脱。
梅田発14時50分の河原町特急は1300系だった。
同時発車の新開地行き特急は1000系、宝塚行き急行は9000系と阪急の新系列ばかりが並んだ。
烏丸から地下鉄に乗り換えて、京阪の石原へ向かう。
烏丸御池からは久し振りの地下鉄東西線、京阪京津線。
京都市役所前から京阪800系の浜大津行きに乗車。
勿論、先頭の一人クロスシートを陣取る。
京阪京津線はなかなか特異な路線である。
京都市役所前から御陵までは地下鉄東西線と共通の路線を走る。
御陵から東西線と別れ地上に出る。
山科から暫くは町中を抜けるが、追分から先は逢坂山を越える山岳路線。
大谷から上栄町の間は京津線の最急勾配区間で、61パーミルの急坂を越える。
まさに登山電車並みだが、上栄町から終点の浜大津までは、今度は路面電車となるのだ。
この、区間毎に条件の違う路線を走破する800系は、一説には1メートル辺りの車輛単価が日本一高いらしい。
浜大津から石山坂本線に乗り換え、二駅で石場に着く。
坂本方面行きに、京阪特急色の600系が停車していた。
ここからは徒歩5分程度で本日の「BUCK-TICK TOUR2014 或いはアナーキー」の会場である滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールがある。
まだ時間が早いので、裏手を見たらツアートラックが停まっていた。
何人ものファンが入れ替わり立ち替わり写真を撮っている。
中にはトラックの前に立って記念撮影している人もいた。
私も真似して撮影してみた。
セルフだと巧く撮れないので、シャッターをお願いした。
ゴス系の衣装が目に付くのは毎度の事だが、何故か「これが私の御主人様」のメイド服を着た人もいた。
17時半になり開場。
今日の座席は1R列15番、かなり後ろの席だ。
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールは今回初めてだが、意外に狭い。
その代わり縦に空間が広く、4階席まであった。
開演は18時であったが、18時12分にSEが鳴り響いた。
機械的な打ち込みの音楽。
バックにはモノクロで機械歯車な映像が流れる。
まるで「メトロポリス」か「モダンタイムス」の様な。
考えてみれば、今回のアルバム「或いはアナーキー」の一曲目は「DADA DISCO 」
ダダイズムとアナーキズムの共存。
一次大戦前後のの混沌と退廃、そして繁栄と没落。
そう云う物を意識しているのだろうか?
メンバーがステージに上がる。
ユータ、アニィ、ヒデ、今井が現れる。
暗くて解らないが、櫻井はステージ袖からは現れないようだ。
一曲目は予想通り「DADA DISCO -G J T H B K H T D-」
櫻井がステージ後方から現れ、パントマイム的な仕草をしている。
この曲のメイン・ヴォーカルは今井寿。
黒のストレートに白シャツ、黒と背中が赤のベストを着た櫻井の姿を見ていると、まるでレビュー全盛期のフレッド・アステアを思わせる。
続いて「SURVIVAL DANCE」
一気に会場が弾ける。
会場はまさにダンス空間。
櫻井が「フゥー!!」と煽り「Devil'N Angel」
そして「ICONOCLASM」と続く。
会場は興奮の坩堝。
この曲の持つサイバーパンク的なイメージは、ある意味フリッツ・ラング監督によって1926年に製作されたSF映画「メトロポリス」に通じる物がある。
これもまた、アナーキズムだ。
櫻井がライトを手に会場を煽り「モンタージュ」
久し振りにライヴで聴いた気がする。
2007年も既に、7年も昔か。
「有難う、ようこそ」
「踊ろう」
と云うMCで始まったのは「ボードレールで眠れない」
「有難うイェイェイェ
みんな歌って頂戴
知らなくってもなんとかなる」
会場に笑いが起きる。
「マースク!!」
と櫻井が叫び「masQue」
そして「ファントム!!」と叫び「PHANTOM VOLTAIRE」と続く。
「サタン」が終わり
「じゃあ次ぎは…
世界は闇で満ちている…」
と櫻井がMC。
曲は勿論「世界は闇で満ちている」
静かに、しっとりと締める。
曲の最後を、今井のノイジーなギターで飾る。
その流れで「ONCE UPON A TIME」
これで再び弾ける。
「櫻井が「フゥー!!オァウ!!」と煽る。
「オァウ!!オァウ!!リンボー!!」と叫び「LIMBO」
これも久し振りな、懐かしい曲。
2003年は、既に10年以上も昔だ。
間奏の前に櫻井か
「○○を上げろ!!」と煽る。
今井がシンセギターか、或いはテルミンを鳴らす。
「宇宙サーカス」
間奏の前に「みんな踊ろう!!」と叫ぶ。
「ラストソング!!」と叫び「NOT FOUND」
そして「メランコリア -ELECTRIA-」「無題」と続き本編を締めた。
時間は19時32分であった。
鳴り響くアンコールに19時36分、まずユータが現れる。
続いてアニィ、ヒデが登場。
アニィがスティックバウンドしている。
ユータ用にアップライト・ベースが用意されていたが、間違いだったらしく引っ込められていた。
今井が登場。
会場に手を降っている。
かなり珍しい光景な気がする。
アンコール一曲目は「STEPPERS -PARADE-」
ステージ後方から櫻井が現れる。
「続けようパレード
おいで!!おいで!!おいで!!」
と櫻井が煽り「LOVE PARADE」
曲の最後に仮面らしきものを着けてお辞儀をしていた。
ラストは「形而上 流星 -metaform-」
時間は19時53分だった。
再びアンコールの声が鳴り響き19時58分、ユータ、アニィ、今井、ヒデが登場。
ユータがステージから観客席を、今井がユータを写メっていた。
その後、今井も観客席を写メ。
ユータにはアップライト・ベースが用意されていた。
ステージ後方から櫻井が現れ「Coyote」
階段を下りて来る様は、正に全盛期のレビュー映画のワンシーンだった。
打ち込みのシンセが鳴り響く。何か懐かしい…
なんと「タナトス」だ。
1997年は、2007年より10年も昔。
ライヴで聴いたのは一体、いつだっただろう。
会場もまさかの選曲に興奮の坩堝!!
櫻井が「サンキュー」と挨拶。
手拍子が鳴り響き「Alice in Wonder Underground」
アリスと云うと、皆さん色んなキャラが思い浮かぶと思うが、私は矢張りこのアリス。
「今夜はどうも有難う
滋賀、琵琶湖最高です!!」
歓声が上がる。
「最後に、騒いで歌っていけ!!」
と櫻井が煽り、本日ラストはまさかの「NATIONAL MEDIA BOYS」
BUCK-TICKの、ナチス賛美曲。
考えてみれば、1910年代から30年代の混沌と退廃、繁栄と没落の果てにドイツではナチズムが台頭し、欧州を制覇した。
まさか、今日のライヴはその様な意図が隠されていたのか!?
「“Adolf”から More Than God」では、観客のナチス式敬礼に対し櫻井が、髭の伍長勤務上等兵の如くの返礼を見せた。
普段なら櫻井もナチス式敬礼をしているのだが…
20時20分、素晴らしいライヴは終了した。
会場を後に京阪石場駅へ。
浜大津方面の電車を待っていたら、石山寺方面行きの電車が入って来た。
まさかの鉄道娘鉄道。
並み居るFISH TANKER達を前にして鉄道娘電車の写真を撮らねばならぬとは、一体何の罰ゲームなのか。
しかし、神は更なる仕置きを用意していた。
浜大津方面行きの電車は、何と云う事か。
中二病電車だった。
再び、並み居るFISH TANKERの前で写真を撮らねばならない。
しかし、「混沌なるカオス」と云う世界観は、ある意味、BUCK-TICKの世界観とも被る。
ライヴの後に、これはこれで良かったのかも知れない。
BUCK-TICK TOUR2014 或いはアナーキー 2014.07.05 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール SET LIST
01.DADA DISCO -G J T H B K H T D-
02.SURVIVAL DANCE
03.Devil'N Angel
04.ICONOCLASM
05.モンタージュ
06.ボードレールで眠れない
07.masQue
08.PHANTOM VOLTAIRE
09.サタン
10.世界は闇で満ちている
11.ONCE UPON A TIME
12.LIMBO
13.宇宙サーカス
14.NOT FOUND
15.メランコリア -ELECTRIA-
16.無題
EN1
01.STEPPERS -PARADE-
02.LOVE PARADE
03.形而上 流星 -metaform-
EN2
01.Coyote
02.タナトス
03.Alice in Wonder Underground
04.NATIONAL MEDIA BOYS
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