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2012年04月01日19:23

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九州旅行3日目 乗って楽しい鉄道とニャンコ先生に会える旅

今日の一番列車は熊本発6時24分の三角行き普通列車。
三角線の列車は4番線から発車するが、熊本駅の一番、鹿児島側まで行かなければならないので、改札から結構歩く。
その4番乗場に停車していたのはキハ31の2輛編成であった。

熊本を出ると右側に操車場が広がっている。
元オランダ村特急だった「あそぼーい」や特急「A列車で行こう」など現在の看板特急に混ざり、24系25形寝台客車が放置されていた。
車体にでかでかと「SOLO」とある車輛もあり、恐らくは「はやぶさ」等に使われた栄光の車輛達であろう。
しかし、今は使われる事も無く、グレーの屋根には赤錆が浮いている車輛すらあった。

宇土を発車すると、鹿児島本線から別れいよいよ三角線へと入る。
ここからの区間は今回初めての乗車。
田園風景を抜けて住吉を出ると右側に海が広がる。
昨日の松浦鉄道とは違い、穏やかな感じがする。

肥後長浜を出ると海が離れていく。
進行方向には山が立ちはだかる。
網田で上下の列車行き違いの為、3分停車。
熊本行きの列車はキハ31とキハ40の2輛だった。
半島がその儘海に落ち込む地形となり、再び海沿いを走る。
勾配を上がる線形なので見晴らしが良くなる。
昨日程空気が澄んでいないのが残念である。
赤瀬に到着すると、駅のすぐ前にトンネルが口を開けていた。
トンネルを抜けると石打ダム。
ダムらしき物は見えないが、既に列車は山の中。
半島を縦断して、終着の三角を目指すようだ。
石打ダムを過ぎると下り勾配になり、結構な駅館を経て波多浦に到着。
半島を縦断したからか、波多浦を出ると今度は左側に海が広がる。
だんだんと建物が増えて来たら、キハ31も速度を落とし、終点の三角に到着。
三角線は短いながらも変化に富み見所が多い路線であった。
「A列車で行こう」の様な観光特急を走らせるのも得心した。

三角駅の駅舎は、まるで天草の教会の様な立派な建物である。
フォト
天草観光の拠点でもあり、時間があれば廻りたかったのだが、折り返し7時25分発の先程のキハ31に戻る。
熊本行きとなった車内は、先程みたいに閑散とはしておらず、可成りの乗車があった。
熊本到着は8時16分だから都合が良いのだろうか。
先程と同じ景色を見ながら、今回は二回目の三角線だから音楽を聴きながら余裕の旅。
今日から4月、ならば曲は「Madman Blues -ミナシ児ノ憂鬱-」しかあるまい。
行きは気が付かなかったが、「緑川」と云う駅があった。
山陽本線には「光」と云う駅もあるので、「緑川から光行き」の切符を作た人もいるのだろうか。
宇土から鹿児島本線に入り、キハ31は速度を上げる。
8時16分、定刻に熊本到着。
一度、宿に戻り荷物の整理などをして、チェックアウト。
フォト

熊本駅構内の土産物店を見て、熊本駅5番ホームへ。
既に「SL人吉」が入線していた。
車輛は改造された50系700番台。
機関車は、大正の名機8620型蒸気機関車。
機関車の周りは大変な人だかりで、蒸気機関車の人気の凄まじさが垣間見える。
私の座席は3号車10番D席、車輛番号は「オハフ50-702」であった。

それにしても、客車に乗るのは、07年に秩父鉄道のパレオエクスプレス以来5年振り。
50系客車など、卒業旅行で北海道へ行って以来だ。
この列車には、食堂車とまではいかないが、売店があり弁当やツマミ、ビールや焼酎などを売っている。
フォト
座席にはでかいテーブルが並べられ、ご馳走を並べて宴会も出来そう。
座席は可成りクッションが聞いており、戦前の二等車以上の水準ではなかろうか。

9時44分、汽笛一声熊本駅を発車。
展望車に行ってみるとホームには沢山のお客が手を振り、写真を取っている。
これでもし軍装などしていたら、出征兵士の気分になれるかも知れない。
因みに、今日の衣装は単なる私服である。
海軍二種でも着て来たらと思ったのは秘密だ。

車内アナウンスで、地元のお客さんが沿線で手を振っていたら、振り返して下さいとあった。
昨年の九州新幹線全通のCMを思い出した。
実際、手を振る人は多くコンビニにいたリーマン数人も振っていた。
展望車の座席が空いたので座ってみた。
展望車はオープンデッキでは無く密閉式。
満鉄の展望車みたいで、煤煙に撒かれないのは良いが、物足りない気もする。
しかし、客車の展望車から後ろに流れる風景を見るのは滅多に無い経験である。
車を停めて手を振る人、農作業の手を休めて手を振る人と様々だが、何と大きな日の丸を振って歓待して呉れた人もいた。
ますます出征兵士の気分になる。

時折、機関車が吐き出す黒い煙が流れて来る。
一瞬、視界が黒く覆われる。
3輛編成の列車だと、展望車をオープンデッキには出来ないなと理解出来た。
新八代から新幹線乗り継ぎの人がいた。
新八代はすぐの発車。
新八代を出ると八代はすぐ。
八代で10分程停車する。

列車は八代から肥薩線に入る。
水俣経由の路線が開通するまで、肥薩線が鹿児島本線だった。
ある意味、当時の正当な急行列車のルートを走る。
隣に停車していたキハ31の人吉行き普通列車は、殆ど乗客がいなかった。

人吉から本来の座席に戻ってみた。
右側には球磨川の雄大な流れが見える。
この風光明媚な撮影地で8620型を撮影しようと砲列を弾いていた。
球磨川沿いの道の車から手を振る人もいる。
中には日の丸を振る人もいる。
日教組が見たら卒倒するのでは無いだろうか。
坂本駅停車前にはくまモンを振っている人もいた。
坂本ではキハ185系特急「九州横断特急」と行き違い。
乗客も車掌も手を振っている。
坂本を出るとダムが見えた。
球磨川沿いの櫻並樹は満開。
しかし、蒸気機関車の煙に撒かれて煙たいのでは無いかと思う。
フォト

明治時代、アメリカ生まれの球磨川第一橋梁を渡る。
写真を撮ろうと展望車は可成りの混雑。
フォト
橋を渡ると球磨川は車窓の左側になる。
私の座席から球磨川が見えなくなる。
売店で、熊本の地ビール「小町麦酒」を購入。
肴は炭焼き馬刺し。
軽く呑んでいたら、白石駅に到着。
4分の停車で103年前から現役の駅舎を見学。
そして、山合の小駅に停車する「SL人吉」撮影と忙しい。
フォト
これは何も私だけで無く、乗客の殆どがそうなのだ。
他にもサイクリングで訪れた人達や撮り鉄な方々も集まり、普段人気の無いであろう無人駅は、人で溢れていた。

白石を過ぎるとトンネルが続く。
トンネルを抜ける度に煙で視界か悪くなる。
多少、落ち着いた展望車へ行ってみた。
ロングシートタイプのベンチに腰掛ける。

一勝地に到着。
ここでも10分停車。
ホームは可成りの人。
地元の物産の即売会も行われており、豆腐の味噌漬けを購入。
そして、「SL人吉」の撮影。
フォト
全く慌ただしい。
人吉が近くなったせいか、沿線は8620型蒸気機関車を撮影しようとカメラマンが殺到しついる。
沿線には櫻と菜の花が咲き乱れ、しかも晴天と来れば、集まるのも道理か。
球磨川第二橋梁を渡る。
これも明治生まれのアメリカ製。
有名撮影地なのか凄い砲列。
橋梁を渡ると球磨川は車窓右側へ帰って来た。
渡駅をすぐの発車で、次はいよいよ終着の人吉。
記念撮影は如何ですかと声を掛けられたので、せっかくの機会なので撮影してみた。
フォト
矢張り、軍装で乗って見たかったと思う。
大正生まれの8620型に敬意を表して改四五式で…

人吉が近づくと櫻のトンネルがある。
お花見客か知らないが、物凄い人が手を振っている。
学校や役場、畑などからも沢山の人が振っている。
そして、大勢の人が手を振る中、12時12分、人吉に到着。
フォト
2時間30分程の汽車旅は終わった。

フォト
去り行く「SL人吉」を見送ったあと、人吉駅舎を撮影。
何処かで見た記憶がある。
夏目友人帳に出て来た駅舎じゃ無いかと思い何気に観光案内所に行くと。
ニャンコ先生が鎮座されていた。
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しっかりと聖地として案内されていた。
探訪マップも案内されており、歩いて行ける範囲ではオープニングで名取周一が座っていた神社のモデル、田町菅原天満宮があるらしい。
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途中、普通の医院もこの通り。
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武家屋敷や人吉城大手門跡などを眺めて
フォト、観光を兼ねて天神さんを目指す。
ようやく到着した天神さんは、正にアニメの通り。
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名取の真似をしてみたのはご愛敬。
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しかし、ファンの人が見たら殺されるだろうな行い。
多分、罸がが当たったのだろう。
次の「いさぶろう」は13時31分発だと思い込んで駅に戻れば、13時21分に発車していた。
肥薩線の吉松方面は、暫く列車が無く、次は17時過ぎ。
乗り継いで鹿児島中央に到着しても22時過ぎだから関西まで列車は無い。
今まで、こんな間抜けなミスなどした事無かったのに、ここ一番、尤もやってはならない所でやって仕舞うとは。
一気にテンションが下がる。しかも今回は18切符で無く特急「はやとの風」の都合から普通の乗車券。
進むも戻るも行かない状況に。

あれこれ考えても仕方が無いので、人吉から新八代経由で鹿児島中央まで出る事に。
「いさぶろう」「はやとの風」と云う乗って楽しめる列車に乗れず、肥薩線の未乗区間である吉松-隼人間の乗車も叶わず、心中はまるで通夜の如くに落ち込む。

14時発のキハ220系普通列車で新八代を目指す。
キハ220は初めての乗車。
先程とは反対側に座席を陣取り球磨川の流れを見るも心癒されず。
なので、再び肥薩線に来なければなるまい。
例えば、こんなツアーは如何だろう。
新大阪を始発に乗れば9時に熊本に着く。
SL人吉、いさぶろう、はやとの風を乗り継ぎ鹿児島で一泊。
翌日は知覧特攻平和会館にて三式戦闘機「飛燕」や一式戦闘機「隼」を見学し、鹿児島中央から新幹線で帰る一泊のツアー。
フォト
一泊せず日帰りで新幹線も可。
同行者求む。

八代から鹿児島本線に乗り換えて、新八代に到着。
次の「さくら415号」は15時59分発。
30分以上もある上に「こだま」タイプの各駅停車。
鹿児島での滞在時間は1時間半程度。
肥薩線乗車が叶わぬ今となっては鹿児島中央に行く意味は殆ど無いのだが。
殆どは意地だけの問題。
まさか九州新幹線の初乗りが新八代から鹿児島中央になるとは思わなかった。
入線してきた車輛は800系6輛編成。
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自由席でも4列シートで快適なのだが、窓側の座席は空いていなかった。

新水俣で一人掛けシートが空いたので移動。
矢張り、快適だ。
自由席なら800系、指定席ならN700系7000番台、8000番台が良い。
車窓は、まあ、新幹線では期待するものでは無いのは何処も同じ。
それにしても、各駅停車の割に「こだま」よりも早く、しかも各駅毎に入れ替わりがある気がする。

鹿児島中央で土産物やら何やら見て、18時発の「みずほ606号」に乗車。
今日の晩飯は駅弁の「美味しいとこだけ鹿児島」
それと鹿児島中央近くのスーパーで買った鶏タタキと「ゆでふか」
フォト
鮫を湯引きと云うか、湯がいた物で鹿児島では一般的。
これで一杯呑ながら、新幹線は実に良い。
酒は大分の「わかぼたん」
実に良き心地。



お土産のお知らせです。
本日、人吉の観光案内所で貰って来た夏目友人帳の探訪マップですが、裏に人吉駅と田町菅原天満宮に置いてあった巡礼スタンプを押した物が2枚あります。
もし、欲しいと思われる方がいましたら、メッセージお願い致します。
郵送かイベント等で手渡しさせて頂きます。
先着二名様ですので、宜しくお願い致します。
2枚なのは、これくらいならお土産レベルで大目に見てくれる範囲なだけで他意はありません。
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