『過去に生きるな、未来を夢見るな、今の瞬間に集中しなさい。』
by.ブッダ
いやー、深いなー。
単純に意味通りに捉えるのもアリだとは思うが、その真髄は、時という概念のおかしさを説いている。
時間という概念を人間が作ったので、まるで距離のように、昔、今、未来が一直線上に並んでいる気がしていると思う。
一年前と現在は、1年間はなれていて、それとは反対方向に1年進めば、1年先の未来みたいな。
タイムマシーン的な発想という事だ。
だが、この考えは明らかに間違っている。
だから、タイムマシーンのタブーやパラドックスが発生する。
過去にさかのぼって両親を自分で殺してしまったら、自分はその場で消滅する?
未来に行って、未来の自分を殺そうとしても、その未来の自分は過去の全てを知ってるので、殺せないのではないか?
そんな下らない事を考えるのは楽しいが、所詮は、ありえない設定下でのゲーム的な質問に過ぎない。
なぜならば、過去と未来は、同じ直線状に存在しないからだ。
過去というのは、現在の連続で既におこってしまった現象の蓄積を示す。
当然、過去は変える事ができないが、現在の連続した経過であるので、今を変えるとそれはすぐに変わった過去になる事はできる。
未来というのは、時間経過ではない。未来の時刻を決める事はできるが、未来というのは、これから起こる予測でしかない。一定運動、または限りなくそれに近い現象が急に変化する可能性は低く、概ね想像と同じようになるので、あたかも未来が過去と同じように確定要素を持っていると感じるかもしれないが、それは大きな間違いだ。
未来の全ては、予想でしかない。
今、東京にいる人が5分後にロンドンにいる事はありえない。
ありえないが、それは確率の問題であって、すでに決まって変更できないような確定要素ではない。
6面全の数字が1のサイコロを振って1が出る確率は、ほぼ100%だと思うが、結果ではなく予想である以上は、確定要素ではなく不確定要素であるという事だ。
実際に過去の統計で100%の確率で1が出たというのはいうのは、変える事ができない事実である。
だが、これからの未来に1が出るというのは、あくまで予想である。
不確定要素なのでひょっとしたら、計測中にサイコロに隕石が落ちて測定不能になるかもしれないし、偶然、サイコロが割れて目が出ないかも知れないという事だ。
『そんな事はありえなく、きちんと目が出るとして』
という設定をしたとすると、それは不確定な未来に”しばり”をつけた架空の世界となる。
それは数学や物理などでは、よくある現実ではない『その世界』なのだ。
タイムマシーンも、『その世界』の産物だといえると思う。
つまりは、未来は、すべて想像の世界だという事だ。
これでタイムマシーンの未来へのパラドックスは解ける。
想像の世界には行けないという事になる。
もし行けるとしたら、それは3次元ではない。エネルギーの集合体だったり、何かまだ科学で証明されていないような世界であるはずだ。
若しくは、霊界、夢の国といった世界の方がひょっとしたら近いのかも知れない。
ドラえもんやバックトゥザフューチャーみたいな事はありえないという事だ。
そして、過去は現在の連続が残した変える事ができない爪痕。
これは可逆変化かどうかという話になってくると思う。
現在の科学では光を超えたエネルギーは質量に変化されるという事になっているらしいが、光を超えたスピードが存在しないとなると、過去に遡るのも不可能という気はする。
現在の連続で、変える事のできない爪痕。
想像の世界でしかない未来。
これらばかり見ていたら、自分を変える事ができない。
だから、唯一、変化をする事ができる現在を見よ! と言っているのだと思う。
決して、温故知新や、将来設計を否定している訳ではない。
朝から深いなーと思ったので、日記にしてみた。
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