mixiユーザー(id:21673317)

2011年04月12日14:12

245 view

椹木 野衣「反アート入門」 感想

美術批評家の椹木さんの著書。

とにかく言い回しが複雑で読みづらい印象でした。
読者にアートを伝えるのならもう少し簡単な言い回しは出来るだろうし、
それをしないのはなぜなのか、アートを伝える気があまり無いのか、
だとしたら残念。

いやしかし、著者が批評と作品は一体であり
どちらを欠いても西洋式ハイアートは成り立たないというのなら
それが現在の日本における(ハイ)アートの姿なのかなとも思ったりもする。

要するに西洋の歴史とルールを学ばないと理解できない作品と同じく
批評も難解で伝わりづらいものになっていまうということなのか。

だとしたら著者の言うとおり日本に(西洋式ハイ)アートが
根付くことはないのだろうか。椹木さんもそれを見越して
諦めに近い気持ちでこんな言い回しをしているのかもしれない。
うーむ・・

しかし私のようなアートの世界に進入したい
若手作家にとってはおもしろい内容(矛盾してる?)

序盤の西洋アートのくだりは退屈でしたが、後半、著者の突然の豹変!?
イギリスに住んだことで日本のよさが見えたのか、中田英寿的、
日本再発見が著者の中で始まったのか、後半の方が希望や未来、
可能性を感じられる内容に変わってく。

現代アートの先端と未来に触れることが出来る(かもしれない)そんな一冊。

難しい言い回しで理解できない部分も多々あるので何度か読み直したい本。
もう一回読んだら感想も変わるのかも。

いつか椹木さんに批評される作家になりたいです。



5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する