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2009年02月27日12:56

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チェンジリング

●チェンジリング  (2008年 米)

Changeling

クリント・イーストウッド 監督

アンジェリーナ・ジョリー
ジョン・マルコヴィッチ
ジェフリー・ドノヴァン
コルム・フィオール
ジェイソン・バトラー・ハーナー

◆物語(gooより転載) 
 1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。

◆黒感想。 
0.予告編の感想。
 ん? また陰謀モノ? でもってアンジェリーナ・ジョリー? 最期はララクロフトが警察署に乗り込んでって二丁拳銃撃ちまくるんでしょ。え、違うの? 実話? うそん、実話でこんな話があるんか? 
 
1.本編をみての感想。
 えー。そんなことがあるのか? と予告編で感じた疑問について、「これこれこういう状況に陥った時、人は受け入れざるを得なくなる。」と映像で説明してくれます。同じ状況になったら、自分だって「納得」させられるかも。で、「それはおかしい!」と気付く部分も、ちゃんと映像で展開します。「映画」なんだから当たり前? そらそうかもしれんが、いろいろ制約があって、物事を全部描写するわけにいかないのもまた映画。実際、上映時間は2時間20分になっちゃったし。この話を2時間以内に納めることもできるかもだけど、そうなったら観てるこっちの感情は置いてけぼりだろうね。
 原色がきついざらざらの画像で、最初はちょっと違和感あるんだけど、物語が進むにつれてなるほどこの話にはこの画像じゃないとダメだと思ってきちゃいます。クリント・イーストウッドって、こういう「空気」を映写するの上手いよね。細かいとこの造りこみもすごい情報量で、道行く車の種類とか、ファッションとか、たぶん全く気に留めないようなとこまで造りこんであるんでしょう。最初の頃の「電話」がどういうものか、そこが見られたのも収穫だわ。
 重い重い展開だけど、ラストは「希望」で締めくくります。後味も悪くない。名作かも。

2.役者について。
 アンジェリーナ・ジョリーがもうね。すんごい「演技」してるの。「悲しいんだけど笑顔を見せなきゃいけないけどでも顔がこわばっちゃってだけど口からは冷静な言葉を吐かなきゃいけない」みたいなややっこしいシーンでも、彼女の顔だけで一発おっけー。話が話だから、お色気まったくないけど、もはや彼女にそれは必要ないかも。そら、相変わらずクチビルおばけではあるけど、まっかっかな口紅塗りたくってる(当時のファッション?)けど、でもね、それすらも「原色の唇と、黒い影が作る陰影」が表情の一部になってる。すごいわぁ。
 それから、犯罪者役(バレ防止に名前は伏せるね)も、「普通に見えるけどどっかおかしい。おかしく見えるけど、どこがとハッキリ指摘できない」をうまいこと造ってる。役者ってすごいなぁ。
 
3.誰におすすめ?
 誰にでも。
 「ララクロフトだろう?」って勘違いしてたひと、勘違いにお金払ってよかったねぇ。

◆重箱の隅。
 パンフレットなんだけど、パンフレットの表紙にあのシーンを選んだ人はすごいセンスがいいと思うわぁ。物語終盤のシーンで、一つ間違えばネタバレになりかねない。でも、物語のテーマ、ジョリーの強さ優しさを全て含んだ実に奥深い表紙です。

◆アンジェリーナ・ジョリーと言えば。
 「トゥームレイダーのララ・クロフト」だと思ってたんだけど、ララクロフトをぐぐってみたら、次回作からはジョリーじゃないのな。うん、いいと思う。もう体はって胸に詰め物してアクションしなくたって、十分に観客の目を引き付けられるし。
 で、代わりに抜擢されたのが、Karima Adebibeさん、だそうですが。ほんとかね? ネタを拾ったニュースが古いし、続編の話も聞こえてこないし。


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