●ラースと、その彼女 (2007年 米)
LARS AND THE REAL GIRL
クレイグ・ギレスピー 監督
ライアン・ゴズリング
エミリー・モーティマー
ポール・シュナイダー
ケリ・ガーナー
パトリシア・クラークソン
カレン・ロビンソン
◆物語(gooより転載)
アメリカ中西部の小さな町に暮らすラースは、優しくて純粋な青年で町の人気者だが、ずっと彼女がいないために兄のガス、義姉カリンらは心配していた。そんなある日、ラースが「彼女を紹介する」と兄夫婦のもとにやってくる。しかしラースが連れてきたのは、ビアンカと名づけられた等身大のリアルドールだった。兄夫婦を始め、街の人たちは驚きながらも、ラースを傷つけないようにビアンカを受け入れようとするが…。
◆黒感想。
0.予告編の感想。
みてません。↑のあらすじくらいしか予備知識なかったよ。
1.本編をみての感想。
コミュニケーションが下手な若者と、彼を愛する大人たちのハートフルな物語。寒い雪景色の中、暖かい人々の暖かいドラマがつづられます。みているこちらまで心があたたまります。
…とでも書くのが大人の感想だろうな。いくつかサイトを見て回ったけど、だいたいそんな感想ばっかりだ。
そりゃそうだ。どいつもこいつも「ラースを見守る大人」の目線でしか書いてないからな。
悪いが、私は、「ラース」の側の人間だ。コミュニケーションが下手で、無機物に感情移入する。家族の愛情は嬉しいが、正直「ほっといてくれ」。よっしゃ、ラース、上手いこと考えたな。俺もああやってダッチワイフ連れて歩いたら、みんなほっといてくれるかな?
ありゃ?
だめじゃん。ラースのコミュ力不足には、ちゃんとした理由があるって劇中でバラしちゃったじゃん。誰もほっといてくれないじゃん。むしろみんな積極的にかまいだしたじゃん。っていうか、ラース、更生しちゃったじゃん!
とほほ。結局、この映画でも「コミュ力のない奴は、あわれな存在であり、周りの大人が愛情を持って接してやらねばならない」って結論かよ。ちっ。
よくよく考えてみれば。
ラースは前々から同僚の女の子に好意を寄せられていたし、他人と触れ合えないのには、ちゃんとした医学的な根拠があるわけだし、町の人々には「ハンサムなミスターサンシャイン」と評判よかったわけだし。全然「こっち側」の人じゃないな。ごめんな、ラース。こっち側扱いしちゃって。うん、君にはそっち側の明るい世界がお似合いだよ。
2.役者について。
みんなどっかで見たような、でもどこでだったか思い出せないような役者さんばっかり。
3.誰におすすめ?
私は誰とでもコミュニケーションできるわ!そこの君!部屋に閉じこもってちゃ不健康だよ!さあ一緒に行こっ!
…てなことを言える大人の皆様におすすめ。すんげぇ気分よくなります。
◆重箱の隅。
ラースだけじゃないんだよな。ラースの同僚も同じ「コミュ力不足」っていう描かれ方をしてる。アクションフィギュアやガンプラを仕事場のデスクに並べる彼のほうが、どっちかって言やぁ「こっち側」に近いかも。また、テディベアの首に紐巻きつけられて泣いちゃった彼女は、ラースとは正反対な意味でコミュニケーションがへたくそ。直球しか投げないからなぁ。ラースほどの懐の深さがなかったら逃げ出しちゃうよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する