ボクたちクラシックつながり
―――ピアニストが読む音楽マンガ
2008年(平成20年)2月20日発行
著 者:青柳いづみこ
発行者:細井秀雄
発行所:株式会社 文藝春秋
ISBN:978−4−16−660622−1 C0273
目 次
はじめに
ピアニストって毎日何やってるんですか?/
『のだめカンタービレ』は「開けゴマ」の呪文/
「手がでかいほうがトク?」
第一章 一回読譜したらとっととやるぞ!
のだめは「初見」が苦手/
楽譜のどこを読むの?/
「初見」と「暗譜」の方程式/
「コーヒーのしみあとも目に浮かぶ」/
リストが残して行った「暗譜を忘れる恐怖」/
楽譜もあったらあったで………/
第二章 楽譜どおり弾け!
滔々と歌いあげる丸山耕路君のピアノ/
フランスピアノ学派の「祖父」からの伝承/
目の敵にされるホロヴィッツ/
モールァルトは「二度と同じようには弾かない」/
うとうとしながら『幻想即興曲』/
「他の作曲家だって言いたいこといっぱいあるのにネー」/
第三章 バレンボイム対ホロヴィッツ!?
ヴァイオリンだけにはおさまらない音楽/
指揮者がピアニストなのは有利?/
バレンボイム vs. 千秋/
のだめはホロヴィッツそっくり/
ゼルキンとホロヴィッツのバトル/
即興演奏を楽譜にしたショパン/
第四章 コンクール派と非コンクール派
ストラヴィンスキーが「きょうの料理」のテーマソングに/
国際コンクールなき時代/
ミケランジェリは家出してコンクールへ/
観客からフルコンサート・ピアノのプレゼント/
ポゴリレッチは、のだめのモデルの一人?/
コンクール歴がないピアニストたち/
逆輸入組と「マイコン」出身者/
第五章 留学 ―――クラシックをやるなら海外でなきゃ駄目?
飛行機に乗れない千秋/
のだめな二十二歳でパリ音楽院受験?/
入試では指導教官は審査できない/
ズタズタにされるプライド/
四つの線が別々に聞こえる瞬間/
「ヤキトリオ」で室内楽/
「試験ではなくリサイタルを聴いた気分だ」/
スタートが遅れる日本のシステム/
第六章 指揮者の謎
シュトレーゼマンが振るとオケが鳴り出す/
ナポレオンばりの恐怖政治/
Sオケのメンバーも「のだめ」だった/
「あの音聴いて千秋くんのやりたいことわかった気がする」/
ハイドンは指揮者泣かせ/
二次予選では「間違いさがし」/
Sオケで苦労した経験がモノを言った?/
「今度の指揮者さんはとってもイヤな人なんでしょ?」/
「調和」の瞬間を求めて/
第七章 コンサートで受けるプログラム
レヴェル4をくり出す瀬川悠人/
「シューベルトさん、何考えているかわからない」/
『超絶技巧練習曲』第五番は各指が独立している手向き/
『喜びの島』のある部分は、はじめて結ばれた夜に書かれた/
『ペトルーシュカ』はフィギュアスケートの四回転ジャンプ/
パリ音楽院で弾くセンス良い曲/
あれ、私のプログラム?/
ショパンはのだめにうってつけ/
王道のプログラミング/
ぺト七はすごく疲れる/
シベリウスのかわりにマーラーは?/
『ボレロ』ではじめるのは危険/
弾き振りはとても神経を使う/
第八章 音楽は人間が出る?
屋根裏の画家の卵/
「演奏には『本人』が出るんだよ」/
画家に「むらさき」で描かれたターニャ/
フランクはお母さんに愛されすぎた?/
才能は大きければ大きいほど求めるものも大きい/
芸術の仕事なんて楽しくないんです/
第九章 ピアニストは本当に不良債権か?
ピアニストのCDが何千枚? ご冗談を/
学費、レッスン代、楽器代、留学費用………/
収入ゼロが二万人/
東大にすすんでいればエリート官僚になっていたのに………/
「将来を心配したら教えることができなくなる」/
マネージメント事務所も大変/
「その苦痛と比較できるものと言えば、宗教裁判で味わう苦痛だけであろう」/
グランドピアノを湖に沈め、燕尾服を街頭で焼く/
気がつけば専門家へのレール/
「演奏家は必ず稼がなければならない」/
「一日中夢の中」/
黒木が口ごもって言うせりふがとても好き/
「ずっと音楽でつながってる」/
おわりに
巻末対談/用語解説
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