家族と法
―――個人化と多様化の中で
2007年10月19日
著 者:二宮周平
発行者:山口昭男
発行所:株式会社 岩波書店
ISBN 978−4−00−431097−6 C0232
目 次
はじめに
第1章 人の出生と子どもの平等
―――戸籍、氏名、人格権―――
人生の出発点/
戸籍のない子/
日本国籍のない子/
子どもの平等 ―――婚外子差別をなくすこと/
婚外子の相談分差別の撤廃へ向けて/
GID(性同一性障害)と性別の取扱いの変更/
「氏」はどう決まるか/
「氏」の変更/
名前はどう決まるか/
氏名とは何か ―――人格権としての氏名/
親子同氏・夫婦同氏の原則の意味/
選択的夫婦別氏制度をめぐって/
家族単位戸籍から個人単位へ/
戸籍公開の原則の改正
第2章 パートナーと暮らすこと
―――法律婚、事実婚、パートナーシップ―――
制度としての婚姻/
標準的な家族モデルの登場/
高度経済成長と性別役割分業/
性差を強調する社会/
制度から事実へ/
家族の役割の変化と目指すべき方向/
不倫への制裁 ―――不貞の慰謝料/
事実婚と法律婚 ―――そのメリット・デメリット/
熟年世代の事実婚/
パートナーとは何か/
同性カップルの生活保障
第3章 家族のメンバーチェンジ
―――離婚、再婚、親子の交流―――
「離婚」とは/
別居中の問題への対応/
離婚の方法と手続/
離婚の原因 ―――熟年離婚と破綻認定の難しさ/
有責配偶者からの離婚請求/
財産分与とは何か/
債務と住宅ローン/
退職金と年金/
子どもへの配慮 ―――親権者の決定と養育費/
離婚後の親子の交流(面接交渉権)/
ひとり親家庭という選択 ―――シングルマザー/
再婚という選択 ―――ステップファミリー/
再婚禁止期間は必要か
第4章 子どもをもつこと・親をもつこと
―――実子、養子、人工生殖―――
法律上の親子関係発生の仕組み/
嫡出推定制度の問題点/
認知制度の問題点/
血縁関係がない場合 ―――親子関係否定の法理/
問題解決の方向 ―――法改正のあり方/
血のつながりのない親子 ―――養子縁組/
子どものための養子/
人工生殖(生殖補助医療)はどこまで認められるのか
第5章 人の世話をすること
―――保護と自立へのサポート―――
自立できない人を助ける仕組み ―――保護の三類型/
子どもの保護/
父母以外の家族に世話をゆだねるとき/
里親に世話をゆだねるとき ―――家族養育の場としての里親制度/
大人の世話 ―――扶養と介護/
介護をめぐる家族の苦悩 ―――高齢者虐待防止法の成立/
世話の社会化(1) ―――家族が世話をする機会の確保/
世話の社会化(2) ―――サービスの提供/
高齢者の財産を守る ―――成年後見制度
第6章 人の死と財産の承継
―――相続、遺言、慰留分―――
相続制度の仕組みと相続法の課題/
相続人は誰か/
祭祀承継 ―――墓と位牌/
債務の相続と相続放棄/
相続分とは何か/
相続財産の管理/
遺産分割のあり方/
遺言を書く ―――遺言の基礎知識/
遺言を争う/
遺言の執行 ―――遺言内容の実現/
遺留分減殺請求 ―――相続権の保障
第7章 家族のトラブルを解決するには
家族のトラブル解決と家庭裁判所/
家事事件における権利の実現/
法的解決の限界/
なぜ法的解決が実現しなかったのか/
子どもの主体性と手続参加/
家庭の中の暴力・虐待 ―――ファミリーバイオレンスとは何か/
公権力介入の必要性とその仕組み/
当事者の支援と連携のあり方/
当事者に寄り添う解決を目指して
あとがき
巻末資料
判例出典一覧
参考文献一覧
困ったときの相談ガイド
索 引
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