なぜ騙されるのか?
悪質商法の見分け方と撃退法
2007年11月15日発行
著 者:村 千鶴子
発行者:小桜 勲
発行所:株式会社 新日本出版社
ISBN 978−4−406−05075−3 C0032
目 次
第1章 「自分は大丈夫」と思っている人へ
(1)悪徳商法は増えている
1 国民生活センターのデータでも激増
被害実態把握の難しさ/
身の回りに蔓延している被害
2 どんな人が被害に遭っているのか
高齢者だけが狙われるのか?/
年齢別に見ると/
職業では/
男女別では/
はっきり意見を述べる人が危ない
3 悪質商法の系譜と変化
多様化している手口/
典型例を知っているだけでは不十分/
対象を絞り込んだ手口
(2)なぜ騙されるのか ―――被害は「格差」から起こる
1 情報格差って何?
民法上の契約と消費者契約の違い/
牛肉コロッケの虚偽表示の場合/
契約内容の決定も事業者で
2 交渉力格差による押しつけ
契約は「させられる」ものか/
契約締結の際の交渉力という考え方
3 どこに付け込むのか
相手の弱みに付け込む/
社会不安に付け込む
第2章 悪質商法の事例と被害防止のポイント
(1)悪徳商法のいろいろ
1 点検商法
点検商法の系譜/
新手の点検商法 ―――リフォーム詐欺など/
点検商法で被害に遭うわけ/
心配の種は点検商法のタネ/
役所と名乗ってきた場合の対応策
2 学習相談
親を射るために子どもを狙う/
契約の基本は忘れないで/
子どもに振り回されない/
特定商取引法のルール
3 催眠商法
販売される商品と集客方法の特徴/
殺し文句は………
4 キャッチセールス
主にアンケートで客をキャッチ/
デート商法・無料診断・展示会・悩み事相談まで/
味噌のキャッチセールス
5 アポイントメントセールス
二〇歳になると増える電話/
アポイントメントセールスは「訪問販売」/
ケータイメールのデート商法も
6 開運商法
不安社会で急増中/
開運商法のアクセス法/
祈祷サービスも政令指定に/
相談事は相手を選んで
7 移動販売
「さおだけ屋」の儲かるわけ/
素性のわからない相手は危険/
移動販売にはクーリング・オフは適用なし/
クーリング・オフできる場合も
8 電話勧誘販売
サラリーマンが最も弱い電話勧誘/
自宅での自衛策/
職場の特殊性に付け込んで/
そもそも無理がある電話勧誘販売/
狙われないための断り方/
職場全体で取り組みを/
断る言葉は明確に/
資格商法は電話勧誘から
9 電話機リース
電話機リーストラブル急増中/
私的使用ならクーリング・オフが可能/
典型的な口実「使えなくなる」「安くなる」
10 マルチ商法
相次ぐ行政処分/
マルチ商法の誘い方/
マルチ商法とネズミ講 ―――アースウォーカーの場合/
マルチ商法の規制/
勧誘メールの規制/
友達でもこれをしてはダメ/
友人関係にフリーライド(ただ乗り)する卑怯な商法/
マルチ商法で「自分探し」はできない
11 ねずみ講
ねずみ講は犯罪/
外国に胴元がある場合/
商品販売のない金銭配当組織はねずみ講
12 元本保証の利殖商法
類似の事件が多発/
金融環境の大変化/
出資法による「元本保証」の禁止/
終戦後の「保全経済会」「光クラブ」事件/
元本保証が禁止されるワケ/
「元本保証」の多くは詐欺/
金融商品販売法のルール/
預託商法・オーナー商法/
みどりのオーナーの問題点/
預託法の規制/
未公開株、商品先物取引、ロコ・ロンドン取引
13 架空請求
架空請求とは/
変化の激しい架空請求/
ネット通販名簿が漏れている?/
消費者の問い合わせ電話でカモ事情の収集/
地デジ詐欺/
還付金詐欺/
「役者」をかたる電話への対応法
14 貸します詐欺
振り込め詐欺の一種/
ハガキの問い合わせ先への電話は厳禁/
融資申込者への金銭負担要求の不自然さ
15 おれおれ詐欺
事前準備万端のおれおれ詐欺/
相手を絞ったおれおれ詐欺の手口/
便利さの落とし穴
16 出会い系サイトの罠
トラブルの多い出会い系、アダルト系/
電子消費者契約法、特定商取引法のルール/
不当な違約金は無効
17 インターネット通販詐欺
ネットショッピングのメリット・デメリット/
特定商取引法のルール/
プロバイダー制限責任法の限界
(2) 知っておきたい法律の基礎
1 契約の基礎知識
契約とは「約束」/
契約のここが大事/
契約書はなぜ作るか/
契約は「する」ものである
2 訪問販売の基本ルール
入り口の行政規制/
勧誘の際の禁止行為/
申し込みや契約の場合などの義務付け/
行政処分などの監督制度/
消費者救済制度
3 クーリング・オフ制度
クーリング・オフ制度の意味と期間/
訪問販売でもクーリング・オフできない場合/
クーリング・オフはハガキで/
クーリング・オフの効果/
消費者生活センタ−に相談して
第3章 悪質商被害はなぜなくならないのか ―――被害をなくすために
(1)法律はどうなっているのか
1 法規制はすすんできたが………
2 法律は「道具」、使い方を知る
3 消費者支援のための消費生活センター
(2)法律の基本的な考え方と限界
1 人はいつも「合理的に」判断できるか
人間関係、感情に左右されることもある/
「状況のらん用」とは
(3)業者は法律を守ろうとしているか
1 やり得は許されない制度が必要
2 説明義務のあり方
3 「契約書はわからない」のが普通
(4)国・行政のすべきこと、消費者にできること
1 立法政策に消費者の意見を
2 自治体の消費者政策は「暮らしの基本」
3 消費生活を守ることと業界の健全な育成
4 団体訴権と消費者にできること
困ったときの相談窓口 巻末
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