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2026年08月24日23:58

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海を渡る小さな猛禽――アオバヅク、GPSが明かした1800キロの孤独な夜間飛行

<海を渡る小さな猛禽――アオバヅク、GPSが明かした1800キロの孤独な夜間飛行>

参考記事 

・東北大学 大学院 生命科学研究科 2026年 | プレスリリース・研究成果 2026年6月11日付 https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/date/detail---id-53326.html

 写真撮影者:筆者。2016年7月3日(日)昼時 神奈川県相模原市緑区の神社にて


フクロウといえば、夜の世界に生きる猛禽類。暗闇の中大きな目で光を集める性質から、かすかな気配を探る。物語では長老としても描かれることがある。夜の闇にまぎれて音もなく飛行する生態上、目撃例は数少ない。フクロウの仲間の中でもアオバヅクは人里に定着し、身近な住人になりつつある。春先南国から飛来して、低地帯で繁殖する。茶色に白の斑点が混ざる体は、名前の由来となる青葉が茂る樹木に溶け込む。昼間は睡眠をとっているとはいえ、たびたび目を覚まして、カラスに対しても警戒を強めていた。日差しが遮られる社寺林の古木や雑木林で営巣する。帰巣本能が強く、雛鳥を孵した経験を得ると、翌年以降も同じ巣を使う傾向にある。

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 毎春人里に帰還するアオバヅクの旅のルートを探るべく、東北大学が大胆な研究に踏み切った。2024年に、地元仙台市に営巣した1羽のオスにGPS付の足環を取り付け、発信機から送られる位置情報をもとに行動を追跡した。2年にわたる追跡の末に、渡りのルートを明らかにした。東北地方の仙台市に飛来するアオバヅクは、従来の定説を覆す程、長距離を移動していたのである

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自由に空を羽ばたく鳥類は、一年に渡って、移動を続ける。カモ類に関して、東北地方以南ではカルガモ以外は、一部のマガモを除き、主に冬鳥として飛来する。秋から春先にかけて、首都圏の池では、複数の種類のカモ類でひしめき合う。一方、渡り鳥は、北国と南国への往復の過程で一時的に立ち寄る種をさす。ロシアのシベリア、または日本の北海道で子育てするシギチドリ類は、首都圏において「旅鳥」として記録される。なおセイタカシギは、既に海沿いや沼地でも、年間を通して滞在する「留鳥」化が進んだ。

一方、アオバヅクは、カモ類とは異なり、春先の繁殖のために訪れる「夏鳥」に分類される。東北大学が足環をつけた個体は、極力中継地に留まらず、越冬する東南アジアから繁殖地の宮城県仙台市まで寄り道せずに飛行していた。現に鹿児島県・佐多岬からフィリピン・ルソン島まで約1848キロを36時間ノンストップで到達していたのである。ルソン島で小休憩すると、さらに南下する。インドネシア・カリマンタン島で越冬し、春には中国・海南島を経由して仙台にたどり着いた。

 実際渡りのルートには個体差がある可能性もある。GPSを駆使して調査する個体が多ければ多いほど、種としての正確なデータが得られる。

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神社や公園の木で静かに繁殖する身近な存在でありながら、アオバヅクは海を越える長大な旅を成し遂げていた。その二つの顔を知ったとき、夏の木陰でこちらを見返す黄色い目は、これまで以上に深い意味を帯びて見えてくる。夏が終わり、子育てを終えると、いよいよ南国へ向けて飛び立っていく。


 以下 動物関連作品

・2026年2月25日付 ネイチャー・ドキュメンタリー作品「武蔵野の大地に生きる里山の小さな狩人モズ 知られざる姿」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991684496&owner_id=32437106&from=list_diary_title

・2025年8月17日付 マヌルネコの赤ちゃん3兄弟すくすく成長中 愛知県名古屋市東山動物公園にて
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990538095&owner_id=32437106&from=list_diary_title

・2025年7月18日付 SNSのX(旧ツィッター)で話題の口をあんぐりあけたハシビロコウ
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990356452&owner_id=32437106&from=list_diary_title

・2020年9月16日付 動物関連ニュース 水族館で新種のエイが見つかる。迫真の演技をするシロチドリ 淡路島で新種のエビを発見!ホッキョクグマの緑化現象 王子動物園のパンダのタンタン
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977037748&owner_id=32437106&from=list_diary_title



■【令和8年熊本地震】20万匹のブランドサーモン死ぬ…それでも「もっと美味しい魚を」地震から1か月 復旧に挑む養殖業者 全国から支援も
(TBS NEWS DIG - 08月24日 20:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8920378
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