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2026年07月20日10:22

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続DVD日記・マニアック編 第115回「刑事」(ネオリアリズモ)

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ローマ…
とあるアパートメントの最上階に住むアンザローニさんの家に男の強盗が入った。犯人はアンザローニさんを銃で脅し高価なトパーズを持ち去ったのだが、その前に隣人バンドウチ家の呼び鈴を鳴らしていたことが判った。警部イングラヴァロは、ホシはバンドウチ家の関係者ではと疑い、バンドウチの家政婦アスンティナの婚約者ディオメデに疑いをかける。しかしディオメデにはアリバイがあった。アメリカ人の中年女に身体を売っていたのだ。恋人の無実を信じる純朴なアスンティナに同情したイングラヴァロは、アリバイの中身を彼女に内緒にして、ディオメデを釈放するのだった。

一週間後、バンドウチ夫人リリアナが殺害される事件が起きた。第一発見者はリリアナの従兄で勤務医のヴァルダレナ。バンドウチの出張が多く不在がちをいいことに、よくアパートに出入りしていたらしい。出張から戻り妻の死にショックを受けたバンドウチは、リリアナの遺言書開封で更なるショックを受ける。リリアナは彼に一銭も残さず、アスンティナら面倒を見ていた女子たちに少額とヴァルダレナに開業資金を残し、あとは教会に寄付すると書き残したのだ。イングラヴァロはバンドウチとヴァルダレナの2人をクサいと睨み捜査を続けるが……



「刑事」


動機、アリバイ、トパーズ強盗との関連性…淡々とネタを集めて殺人事件の真相に迫る刑事たち。複雑な謎や容疑者たちを並べておいて、実はめちゃくちゃ単純な真相というのはミステリの定石ではあるが、リアリズム映画にはこういうオチがしっくりくる。

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「鉄道員」のピエトロ・ジェルミの監督主演作で、サングラス姿が印象に残る。アスンティナを演じたクラウディア・カルディナーレが初々しい。アモーレアモーレアモーレミオ…で始まる名曲「死ぬほど愛して」も耳に残る。「鉄道員」とは真逆に、主人公の家族関係については一切触れず、パオラという恋人の存在も名前だけ。あくまで他の家族の傍観者に徹している、というところが、邦題「刑事」に合っていた。
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