注意:この日記は、『WARHAMMER : The Old World(以下ウォーハンマー:オールドワールド)』という日本語対応の無いミニチュアウォーゲームの対戦レポートです。知識が無い方にとっては非常に理解が困難な内容かと思われますので、ご了承下さい(もっとも、ゲームの知識があっても当事者以外には読みづらいかと思いますが)。
2026年7月4日(土)、北千住の足立区生涯学習センターにて開催されたオールドワールドコンベンションに参加。
この日の参加者は、主催のかませやぎさん、冬寂(拙者)と、観戦に来られたJさんの3名(参加者の名前は旧Twitterに準拠)。
かませやぎさんと自分がビーストマン(Beastmen Brayherds)とドワーフ(Dwarfen Mountain Holds)の対戦を行う。
注意:冒頭に書いた通り、このゲームは日本語に対応していないので、今後ゲーム中の用語については、実質的に前の版にあたり日本語版のある『ウォーハンマー・ファンタジーバトル(以下FB)』に該当(類似)する単語がある場合はそれを当てはめて、無い場合は筆者が適当に訳を付けている。原語も続けて記載するので、訳がまずくても原文のどこに該当するかは分かる、はず。
この日の取組:ウォーハンマー:オールドワールド ドワーフ対ビーストマン(1,000ポイント)
編成:
●先攻:ドワーフ(冬寂)
セイン(ジェネラル、ハンマラーに『合流(Join)』)
エンジニア
ウォリアー
レンジャー
ハンマラー
オルガンキャノン
●後攻:ビーストマン(かませやぎさん)
ビーストロード(ジェネラル、ゴール(1)に『合流』)
ウォーゴール(アーミースタンダード・ベアラー、ゴール(1)に『合流』)
ビュレイシャーマン(Lv.2ウィザード、『魔獣召喚(The Summoning)』(※1)『影の乗騎(Steed Of Shadows)』(※2))
ゴール(1)
ゴール(2)(『予備戦力(reserve)』)
ミノタウロス
センティゴール
レイザーゴール
※1:『悪魔術(Daemonology)』の『射撃系(Magic Missile)スペル』。対象に【攻】4、AP-1のヒットを2D6回与える。
※2:『悪魔術』の『移動系(Conveyance)スペル』。まだ移動していない味方ユニットに『飛行(Fly)(12)』を与える。
自分のドワーフは、自分にとって標準的なバランスの編成。ただ、盾を持っているのがセインしか居ないあたり攻撃寄りか。
ビーストマンは、戦闘用キャラクターにウィザード、様々なユニット種別と、この規模にしてはバラエティに富んだ編制。それぞれがしっかり強いのが厄介。
シナリオ:『ル・アンギーレ平原 -正面決戦- (The Plain Of L'Anguille -Open Battle-)』
特殊ルールの無い、普通の対戦。互いの『勝利ポイント(彼我の損害等から求められる)』によって勝敗を決める。
作戦:
接敵される前にオルガンで1ユニットぐらい無力化したい。
レンジャーはセンティゴールを牽制し、上手く行ったら中央の接近戦に参加する。
ハンマラーはスペシャルルールのコンボで突撃歓迎だが、問題はウォリアー。ハンマラーが抑えた敵の側面を突ければ万々歳だが、そう上手く行くものやら。
展開:
●1ターン表
◆射撃フェイズ
オルガンキャノンがゴール(1)を砲撃して6体を倒す。
レンジャーの射撃がセンティゴールの1体を倒す。
●1ターン裏
◆計略フェイズ
センティゴールの『酔いどれ(Drunken)』(※)判定の結果は『千鳥足(Unsteady)』で、次の自軍『ターンの開始サブフェイズ』まで『ランダム移動(Random Movement)(D6+2)』を得る。
※:『狂乱』していない/接近戦に入っていない/『逃走(Flee)』中でない場合、自軍『ターンの開始サブフェイズ』にD6を振って効果を判定する。自軍ターン毎に判定するが、特殊な効果が無ければ結果は書かない。
◆射撃フェイズ
ビュレイシャーマンが『魔獣召喚』を発動してレンジャーの1体を倒す。
※:ビュレイシャーマンの位置からすると移動フェイズに『行進(March)』しているが、実は『行進』すると射撃ができないというルールはスペルにもあてはまる(ルールブックP137)。
●2ターン表
◆移動フェイズ
ウォリアーとハンマラーが『隊列変更(Redress The Ranks)』で隊列の横幅を増やす。
ウォリアーが1インチ後退(※)。
※:通常ではこの二つを実行するのは不可能だが、ウォリアーは(ハンマラーも)『教練済み(Drilled)』のルールをもつので、『隊列変更』に移動力を使っていない。
◆射撃フェイズ
オルガンキャノンがレイザーゴールに4ダメージを与えて1体を倒す(余り【傷】1)。
エンジニアがゴール(1)に射撃して1体を倒し、『震盪力のルーン(Rune Of Concussive Force)』(※)の効果で『愚鈍(Stupidity)』のルールを与える。
レンジャーの射撃がセンティゴールの1体を倒す。センティゴールは『パニックテスト』に失敗して『逃走』。
※:ドワーフの『アーケインジャーナル(ARCANE JOURNAL)』(拡張ルール本)にある射撃武器用のルーン。
●2ターン裏
◆計略フェイズ
『予備戦力』のゴール(2)が出現判定に失敗。
ビーストロードの『嘶きの角笛(Brayhorn)』(※)によりゴール(2)が出現判定に成功。
センティゴールが『再集結(Rally)テスト』に失敗。
※:『ターンの開始サブフェイズ』に失敗した『予備戦力』の出現判定を『命令サブフェイズ』にも試みられる。
◆移動フェイズ
レイザーゴールがオルガンキャノンに『突撃(Charge)』。
『逃走』したセンティゴールが盤外に消える。
ゴール(2)が戦場に到着。
◆射撃フェイズ
ビュレイシャーマンがウォリアーに『魔獣召喚』を放つもダメージ無し。
◆接近戦フェイズ
レイザーゴールが『インパクトヒット』で1体、通常攻撃で1体のオルガンキャノン・クルーを倒し、反撃によるダメージは無し。オルガンキャノンが『後退(Give Ground)』しレイザーゴールが『前進(Follow Up)』。
●3ターン表
◆移動フェイズ
ウォリアーがミノタウロスに『突撃』するも届かず。
◆射撃フェイズ
エンジニアがゴール(2)に射撃するも徹らず。
レンジャーがミノタウロスに射撃して1ダメージ。
◆接近戦フェイズ
オルガンキャノン・クルーとレイザーゴールは互いにダメージ無し。
●3ターン裏
◆移動フェイズ
ゴール(1)がハンマラーに『突撃』。
ミノタウロスとゴール(2)がウォリアーに『突撃』。
◆射撃フェイズ
ビュレイシャーマンがレンジャーに『魔獣召喚』を放つも『運任せディスペル(Fated Dispel)』で解呪される。
◆接近戦フェイズ
レイザーゴールがオルガンキャノン・クルーの最後の一人を倒して全滅させる。
ミノタウロスが『インパクトヒット』で1体、通常攻撃で6体、ゴール(2)が4対のウォリアーを倒し、ベテラン(ウォリアー・チャンピオン)の反撃でミノタウロスに1ダメージ(※1)。ウォリアーは『逃走』し、『追撃(Pursuit)』したミノタウロスはハンマラーに『突撃』、ゴール(2)はミノタウロスに進路を阻まれて停止。
ウォリアーは接近戦中のユニットを通過したため『危険判定(Peril test)』を行ったがダメージ無し。
セインに挑まれた『一騎討ち(Challenge)』をビーストロードが受け、1ダメージを受ける(残り【傷2】)も2ダメージを返して倒す(※2)。
ミノタウロスの『インパクトヒット』で1体、ウォーゴールの攻撃で1体のハンマラーを倒すも、反撃でミノタウロスが1ダメージを受けて1体倒れ、ウォーゴールが1ダメージを受け(残り【傷】1)、ゴール(1)の9体が倒れる(※3)。ゴールは反撃できず、ミノタウロスの通常攻撃はダメージ無し(※4)。ゴールとミノタウロスが『逃走』、『追撃』したハンマラーがゴールに追い付いて、キャラクター諸共全滅させる。
※1:ここに限らず、攻撃はルールで定められた順番で解決しているが、記述が煩雑になる個所についてはユニット毎にまとめて書いてある。
※2:セインはハンドウェポンに『疾風のマスタールーン(Master Rune Of Swiftness)』が刻んであるため『先手をとる(Strike First)』のスペシャルルールをもつ。
※3:ハンマラーは『弛まぬ守護者(Stoic Defender)』のルールにより『突撃』してきた相手に対して【敏】と【回】に+1されるので【敏】が4になり、更にスタンダードの『狼狽のルーン(Rune Of Confusion)』により正面からの『突撃』を『混乱した突撃(Disordered Charge)』にするので、ゴール(1)の【敏】は3になるので、ハンマラーが先に殴っている。ミノタウロスには『狼狽のルーン』の効果は無いが、グレイトウェポン装備なので『突撃』による修正が付いてもハンマラーより後になる。
※4:全部外れた?処理忘れの可能性あり。
●4ターン表
◆計略フェイズ
ウォリアーが『再集結テスト』に失敗。
◆移動フェイズ
ウォリアーが『逃走』を継続。
◆射撃フェイズ
レンジャーがミノタウロスに射撃して1ダメージ。
エンジニアもミノタウロスを狙うも当たらず。
●4ターン裏
◆計略フェイズ
ミノタウロスが『再集結テスト』に成功。
◆移動フェイズ
ゴール(2)が『隊列再編(Reform)』で、『散開隊形(Open Order)』から『分散隊形(Skirmisher)』に隊形を変更。
◆射撃フェイズ
ビュレイシャーマンがハンマラーに『魔獣召喚』を試みるも失敗。
●5ターン表
◆計略フェイズ
ウォリアーが『再集結テスト』に失敗。
◆移動フェイズ
ウォリアーが『逃走』を継続。
ハンマラーが『隊列変更』で隊列の横幅を増やし、1インチ後退。
◆射撃フェイズ
レンジャーがミノタウロスに射撃して1ダメージ。
エンジニアがレイザーゴールに射撃するも徹らず。
●5ターン裏
◆移動フェイズ
レイザーゴールとミノタウロスがハンマラーに『突撃』。
◆射撃フェイズ
ビュレイシャーマンがレンジャーに『魔獣召喚』を試みるも失敗。
◆接近戦フェイズ
レイザーゴールとミノタウロスの『インパクトヒット』は一つもハンマラーに徹らず、反撃でレイザーゴールが2ダメージ、ミノタウロスが1ダメージを受けて全滅。
●6ターン表
◆計略フェイズ
ウォリアーが『再集結テスト』に失敗。
◆移動フェイズ
レンジャーがビュレイシャーマンに『突撃』。
ウォリアーが『逃走』を継続。
◆接近戦フェイズ
ビュレイシャーマンに挑まれた『一騎打ち』をオールド・デッドアイ(レンジャー・チャンピオン)が受け、互いにダメージ無し。ビュレイシャーマンが『逃走』、レンジャーは『追撃』するも届かず。
●6ターン裏
◆計略フェイズ
ビュレイシャーマンが『再集結テスト』に成功。
◆移動フェイズ
ゴール(2)がハンマラーへの『突撃』に失敗。『ウォーバンド』のルールにより『突撃判定』を振り直すも失敗して届かず。
ここでゲーム終了。
結果:ドワーフの完勝
ウォリアーが一方的に突撃されて壊滅し、セインが一騎討ちに敗れた時には、これは駄目かな…と思ったものだが、ハンマラーが全てをひっくり返した。他のユニットも多少は活躍しているのだが、ハンマラーの印象が強すぎる。
雑感:
万全な状態だとハンマラーが強い強い。ただ、防御力は(ドワーフとしては)並の上なので、こちらが殴る前に飛んでくるダメージに弱い(特別に弱い訳ではないが、人件費が高いので軽率に死なれるとキツい)。それを含めて戦術を考えないと。
…5ターン表に微妙に下がったのは、ミノタウロスとレイザーゴールのインパクトヒットを同時に喰らうのを嫌って、どちらかだけでも出目が滑るのを期待しての事だったのだが、ゴール(2)の突撃は受ける気満々だったので、いっそのこと6ターンに前に出れば良かった。
ウォリアーがほぼ無駄死にだったのは残念。3ターン表の『突撃』は、出目5以上で成功なので、決して悪い賭けでは無かったのだが(5/9で成功)…。頭数が少ないドワーフでは、敵を倒せないと(=攻撃力が高くないと)ゲームを動かせないので、最近はグレイトウェポン持ちをよく使っているが、攻撃力はハンマラーで足りると考えると、盾を持たせた方が良いのかも知れない。或いは両方持たせるか。戦術は柔軟になるが、人件費が問題。
オルガンへの突撃を許したのは、完全に油断だった。高所がある側を折角譲って頂けたのだから、引き気味に置いて前にウォリアーなりハンマラーなりを置けば良かったのだ。
昔からビーストマンは、版による差異こそあれ、ゲーム途中で盤外から戦場に進入するルールがあり、毎回対処に悩む。そこそこの規模のゴール部隊相手だと…
ジャイロコプター:数にも依るが、追い払うには火力が低い。
レンジャー:柔軟に運用できるし火力もそこそこあるが、機動力がドワーフなので、敵の側面攻撃と自陣防衛を切り替えられない。
今回は、オルガンが残っていたら多少は数を減らせるかと思っていたのだが、配置ミスの弊害がここに及んでいる。
安直な手としては、背後に8インチのスペースを空けない配置にしてガン待ちに徹するか、ウォーマシン無しで全軍前進するか。できなくは無いが、どちらもあまり好みでは無いなぁ。
今回、戦況図のための最初の写真を撮影したのが14:34、最後が17:32だった。ルールの処理に(概ね)納得しながらここまでできるようになったのは喜ばしいが、まだまだ満足するには遠い。色々編成を試すためにも規模の大きなゲームができるようにならねば。
●おまけ:展開中に記載する機会が無かった、あるいは直接の関連は無いが気付いた点についての覚書。
・複数のユニットが『追撃』する場合の手順について明確な記述が無い。多分、接近戦の勝者側の全ユニット分の行動を宣言して、『追撃』の処理(ダイスを振ってユニットを移動させるまで)は一つずつ実行するのだと思う。
・単独行動のキャラクターは常に『分散隊形』にあるものとみなされる(ルールブックP205)。つまり、全方位に射撃と突撃ができる。
・ウォーマシンが接近戦をする時、『クルー』として能力値(【回】とか【傷】とか)を共有する(ルールブックP197)ので、クルーの並び方は気にしない。
・疑問点:『逃走』中に接近戦中の味方ユニットを通過した場合、今回は、接近戦中であれば安全ではなかろうという判断で『危険テスト』を行ったが、ルールにもFAQにもこのケースは書いてない。あくまで味方ユニットを通過しただけ(ペナルティ無し)とするべきか?
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