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2026年06月29日20:46

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水曜クビ×4日記1482:シンシン、といっても刑務所じゃないざまうす。


母子家庭で育ったチヅミは30歳の独身女性。大病で臥せってしまった母の看病のため仕事を辞め、そして数ヶ月前に最期を看取った。以来実家に引きこもり無気力な日々を送っていたが、ある時友人のミュージシャン・マサミチに誘われる。今度台北のライブハウスに出るから聴きに来ないかというのだ。母との想い出から逃れるため、意を決して台湾に飛んだチヅミだったが、どこか懐かしい空気と街並みの台北は、やはり郷愁を誘いつい母を思い出してしまう。そんな彼女の前に現れたのは、マサミチが引き合わせてくれたガイド役のシンシン。拙い日本語で喋る青年シンシンは、小柄でネズミみたいだねとチヅミを評して、笑顔でいきなり失礼なことを口にする…



「シンシン・アンド・ザ・マウス」


以下、ネタバレアンドザマウス。


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途中までは体感3時間くらいの、もの凄く退屈な映画……に思えたけども、シンシンとの距離が縮む流れ、即ちラブストーリーモードに入ると俄然集中力と岸井ゆきののキュートさがアップしてきて前のめりになった。吉本ばななの短編の映像化作品なので、殺人鬼が暴れたり刑事が拳銃ぶっ放したりな映画を好む俺には完全アウェイな案件なんだが、これもひとつの経験である。1人の女性が喪失感から解放される過程を追っただけのドラマで、エンタメ性の低さと地味な画面に眠気誘発は否定できないけども、絶対に女性には楽しめるはず。なんといってもシンシンがイケメンだしな!

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孤独な少年時代を過ごした男が小さなネズミみたいな女性に惹かれるというシンシン理論は、俺にも当てはまっている。付き合った彼女はみな小柄だったし、おかげで猫背になってしまったと責任転嫁的に思っている。俺の場合は多分に、みつはしちかこの「小さな恋のものがたり」の影響が大きいのだが。ま、とにかく本作、終盤のテラスシーンの美しさと岸井ゆきののヒロイン力にかなりヤラれると思うから、オッサンも観た方が良い、と結論づける。さらにいえば、台北ガイドブック的な見かたもできる作品で、やはりあの静かな茶屋には行ってみたいなとは思うほど。アジアと西洋、静と動が同居する街は、独特だよな。
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