1945年、終戦直後のパリ。
ナイトクラブ「タンゴバレー」で働いていたマリネットは、店で喧嘩騒ぎを起こしたパーマ頭のキザ男にナンパされ情婦となった。この男の名はロベール、通称〈イカレ野郎〉。ジョー、レイモン、マニュ、リュシアンという四人の仲間と共に銀行などを襲って現金を強奪するギャングであった。当時の警察はまだ再編中で親独派の洗い出しなどで忙しく、強盗は捕まりにくい美味しい商売だった。マリネットはロベールのヤサである山荘に引越し、「仕事」がオフの日はラブラブカップルとしてデートを楽しむのだが…
「友よ静かに死ね」
ドロンとジャック・ドレーのコンビ作でこの邦題だから、さぞや渋いノワールかと思いきや、のどかで軽いタッチのドラマで拍子抜け。ドロンの鳥の巣パーマがあまりにダサくて、もはやコントでしかない。若い頃の鹿賀丈史だと脳内変換して観るしかないかも。
皆が集まる森の中のカフェが警察に包囲されるとこは、ちょっとだけドレー監督っぽい緊張感。んでシュマイザーやステンで応戦するジョーやマニュたちが悲劇的に散るかと思いきや、ロベールの欺瞞作戦で脱出成功となるのでなんかガッカリ。そしてロベールの間抜けっぷりに唖然とする終盤…ギャング映画というより、ヤンチャ小僧がバカやった挙句に死んだだけの話で、何の感慨も無かったな。ニコール・カルファンの美貌だけが救いの一本。
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