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2026年02月16日23:16

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マイ ファンタスティック デイ

 若い頃に書いた小説を投稿します。

主人公「僕」のあるとんでもない一日の物語です。


興味のある方はどうぞ…。

それでは始まります…。





 ベッドの上で僕は目を覚ました。部屋の窓に目をやるとカーテン越しに薄い赤が見える。
 早朝5時といったところだろう。静まり返った部屋には早朝の匂いが立ち込めている。
 僕が寝ている部屋は二階だが、一階の両親が寝ている和室からは物音一つ聞こえない。
 まだまだ深い眠りの底にいるはずだ。僕は寝返りをうってからしばらく天井を見つめていた。僕の部屋の天井は白色だ。天井は縦、横、無数の線が入った模様で小さな四角で埋め尽くされている。この四角の数を知りたければ、縦と横の列の四角の数を数え、そして、
縦×横をすれば知ることが出来る。自分の部屋の四角の数を知っておくということもいいことかもしれない。この部屋の天井の四角の数は○○個、それをきちっと知っておくだけで僕のこの部屋に対する認識も随分変わるかもしれない。四角の総数が意識に刻み込まれることで、僕のこの部屋に対するイメージが変わる。イメージが変わるということは僕がこの部屋でいる時の気分も変わるかもしれない。この部屋の天井の四角の総数は○○個、それがいつも頭の片隅にあるだけで、僕の意識に変革が起こる。心を開拓するのだ。部屋にあるものを何から何まで理解するのだ。自分の理解しているものを部屋に置くことは、心を落ち着かせる。結局、この世界というのは心でしかないのだ。心に起こることだけが真実で、心に起こることしか起こらないのだ。僕達はこの世界を媒体として心を開拓しているのだ。世界は道具でしかないのだ。世界のあらゆるものを媒体として、僕達は自分の心の奥底へと向かってゆく。そして、その内的世界だけが世界なのだ。世界は心の中にしかないのだ。そして、人は一人だ。60億人いれば60億の世界があり、その世界にはその世界を作り出したその世界の住人唯一人しかいない。自分の意識というのは一つしかなく、だれもその意識に入ってくることは出来ない。意識を共有することは出来ない。他人というのも、自分の意識の中で認識することしか出来ない。それぞれがそれぞれの意識の中にしか存在しないのだ。その意識というのは無限の広がりを見せる。どこまでも果てがない。僕達はその果ての無い荒野を進み続けるのだ。心だけが人間を幸せにする。



 そんなことを考えていると、急にまた眠くなってきた。僕は再び眠りの中へ落ちていった。
 夢を見た。僕は両手を広げ、大空を飛んでいた。世界のありとあらゆるものを見下ろしていた。世界各国を廻った。
 あるところでは、独裁者が聴衆に向かって演説していた。あるところでは、近代兵器を駆使した戦争が繰り広げられていた。あるところではその国家の建国を記念するパレードが行われていた。あるところでは国民がデモを起こし、町のありとあらゆる店を壊し、大勢で行進を続けていた。
 僕は時代をも超えた。
 古代の恐竜達の熾烈な争いを見た。巨大な牙が肉に食い込む。大量の血が流れ出る。恐竜達が巨大な体を激しく動かす。肉と肉のぶつかる音がする。すさまじい鳴き声が聞こえる。恐竜達が動くたびに地面が物凄い音をした。
 中世の騎士達を見た。鎧に身を包み、町の中を行軍していた。その動きは統一されていて、軍全体が一つの生き物のように思われた。
 大航海時代の冒険者達を見た。冒険者達は大海原をそれぞれの巨大な船で進み続けていた。冒険者達は皆、遠くを見ていて、足元を見る者はいなかった。冒険者達の顔に潮風が吹きつけ、太陽が照り付けていた。
 明治維新の志士達を見た。新撰組を見た。幕末の動乱を見た。血で血を洗う争いを見た。
 坂本竜馬の泊まっていた宿屋の二階に新撰組が乗り込む。新撰組の者達が竜馬に切りつける。何度も切り付ける。竜馬の血で畳が真っ赤に染まる頃、新撰組の志士達は宿を走り去った。沖田総司は肺を患い、静かにその命の火が消えた。
 卑弥呼は村人達の前で狂人のように祈祷をし、神からのお告げを告げた。
 同時多発テロでビルが崩れ去った。人々は逃げ惑い、泣き崩れ、肩を寄せ合っていた。
 
飛び続けていると僕の家が見えてきた。二階の僕の部屋の窓が見えた。近づくと僕が部屋のベッドで寝ているのが見えた。僕は僕に近づいた。そして、僕は僕の中に入った。
僕は目を開いた。随分と長い夢を見ていた。


時計を見た。5時27分だった。僕は体を起こし、ベッドから降りた。タンスからグレーのトレーニングウェアを取り出し、それに着替えた。僕は階段を降り、玄関から外へ出た。そして、ゆっくりと走り始めた。僕の家は海のすぐそばだ。海まで走ろう。ゆっくりと。僕はジョギングの様なペースで走り始めた。7分程走って、僕は海に辿り着いた。堤防から砂浜へと降りる階段をゆっくりと降りて、砂浜へ出た。僕はそこに三角座りして、海を、水平線の彼方を見つめていた。綺麗だった。朝日が昇り始めたところで、真っ赤な光が眩しかった。少し肌寒いが、トレーニングウェアを着ているので、何とか大丈夫だ。
カモメが飛んでいる。たくさん飛んでいる。カモメの鳴き声と、浪の音の中で、僕は景色と同化していく様だった。一羽のカモメが僕の頭上を旋回し始めた。しばらく、そうしてから、その一羽のカモメは僕のすぐ隣に舞い降りた。そして、よりいっそう激しく啼き始めた。僕は水平線の彼方を見つめ続けていた。カモメはしばらくの間、啼き続けた。突然、啼き声が人間の声に変わった。
「おい!」
 僕は瞳を閉じた。そして、ゆっくり隣を見つめた。
「お前、何でこんなとこに一人で来たんだ?」
 僕はため息をついた。
「駄目かい?」
「ゲガガガガガッガッガ」
 カモメは下品に笑った。下品なカモメだ。カモメは顔を歪めて、僕の方を見つめて再び話し出した。
「トレーニングウェア最悪だな。センスとか最悪だな」
「そうかい。僕のお気に入りなんだけどね」
「いや、いや、最悪だよ。地味だし、何か君にぴったりだな」
 僕は再びため息をついた。
 カモメはまた話し出した。
「俺なんかは自分の翼には自信があるけど、君のは最悪だな。ゲガッガッガッガッガッガ」
 僕はうつむいて、砂浜の砂をいじくりだした。僕は右手で砂を掘り返し、穴を掘った。
 僕は口を開いた。
「君はあそこで飛んでいるカモメ達と一緒に飛ばないのかい?」
「ゲッガッガッガガガガッガッガ」
 カモメは笑っただけだった。
 僕はまた口を開いた。
「もう行きなよ」
「ゲガッガッガッガガガッガッガッガガッガガッガ」
 カモメは飛び立った。
 僕は砂浜に横になった。横顔を砂浜につけた。すぐ目の前に砂粒が見える。砂は冷たい。
 朝の冷気ですっかり冷え切っている。
 
 汽笛が聞こえた。僕は起き上がった。
 海の方を見やると巨大な船がこちらに向かってきた。
 黒い船だ!
 砂浜の少し手前までくると船員がいかりをおろした。
 黒い軍服のようなものを着た男が姿を現した。
 僕は目を見張った。
 船員がボートを海におろし、船員3名とその男はボートに乗ってこちらへやって来た。
 砂浜にあがるとその軍服の男を先頭に4人は僕の方へ歩いてきた。
 4人の男は僕のすぐそばで立ち止まった。
 僕はその男達を見上げた。
 軍服の男には名札が付けられていた。


     ペリー


 と書かれていた。


 僕はこの男を知っている。本で見たことがある。歴史の本だ。



    日本開国を迫った男     ペリー



「もう、開国してますよ」
 僕は先手を打った。



 ペリーは笑い出した。つられて3人の船員達も笑い出した。ペリーは船員達の方に振り返り4人は大声で笑い出した。4人はずいぶん長い間、笑っていた。僕はその様子を静かにずっと見つめていた。

「このペリーともあろうものがな」
 ペリーは言った。
 4人は大笑いしながらボートへ乗り、船に戻って行った。
 船は再び、大きな汽笛を鳴らし、水平線の方へ向かって去っていった。


 もう随分と空も明るくなった。腕時計を見た。6時31分。
 僕は立ち上がった。階段を上がり、浜辺をあとにした。
 帰りはゆっくりと歩いた。
 21分歩いて、僕は家に辿り着いた。
 キッチンからテレビの音が聞こえる。両親は起床し、朝食をとっていた。
 僕はキッチンに向かった。
「おかえり。お散歩?」
 母はにこやかにそう言った。
「うん、ちょっと、ジョギング」
 僕は洗面所でうがいをして、手を洗ってから、食パンをオーブントースターに入れた。
 焼きあがった食パンを齧りながら、僕はテレビを眺めた。
 アンパンマンが流れていた。
 僕は思考する。アンパンマンは自分の顔を他人に食べさせる。そして、ジャムおじさんが代えの顔をアンパンマンに与える。ジャムおじさんは代えの顔をアンパンマン目掛けて投げる。新しい顔が、古い方の顔にぶつかり、古い顔を飛ばし、新しい顔がアンパンマンの顔となる。この古い顔と新しい顔の交代の瞬間だが、明らかに一瞬アンパンマンの胴体に何も付いていない瞬間がある、首なしの瞬間だ。古い顔が飛び、新しい顔が胴体に付くまでの瞬間だ。この一連の動きを見るとアンパンマンの顔というのは胴体に載せているだけということになる。胴体と何の関わりもないのだ。頭がそれ自体独立した存在ということになる。そして、胴体もまた頭とは無関係にそれ自身として存在しているということになる。こう考えるとアンパンマンというのは頭と胴体がそれぞれ独立した二つの存在によって成り立っているということになる。二つの存在がアンパンマンという存在を作り上げていることになる。それとも頭が胴体に載った瞬間に、この二つを繋ぐ、何らかの生物的な動きがあるのだろうか?瞬時にこの二つのものがお互いに繋がるのだろうか?

 僕は食パンを食べ終え、冷蔵庫から缶コーヒーを取り出し、それを少しずつ飲んだ。
 

   缶コーヒーは何故すべてスチール缶なのか


 
 そんなことはその気になって調べればきっとすぐにわかる。


 9時。会社に行く時間だ。


 僕は支度をすませ、家を出た。

 原動付自転車にまたがり、エンジンをかけた。
 家から出発してじょじょにスピードをあげる。
 メーターが最大まであがり、60キロだ。
 毎朝、駅までこうして向かっているが、知らない間に、いつしか、この行為は僕にエクスタシーをもたらすようになった。暴走族のバイクの乗り方でもない、ほかの人のどの乗り方でもない、僕だけの乗り方だ。僕はゾーンに突入し、僕だけの世界が生まれる。そして、エクスタシーが僕の全身を駆け巡る。そして、僕は新しい僕を発見する。未知の自分と遭遇する。



 駅に着いた僕は、改札に回数券を通し、ホームへ向かった。そう言えば、何だか、駅員がにやにやと笑っていた。


 僕は階段を駆け上がり、ホームにと辿り着いた。
 少ししてから、電車がやって来た。電車が停車し、僕は乗り込んだ。
 扉が閉まったが、電車はなかなか動き出さない。
 突然、電車ががたんと大きく揺れた。
 乗客は皆戸惑った。
 電車は前方が空中に上がり始め、45度ほどのところで停止した。
 ちょうど斜めになる格好だ。
 そして、突然、電車はミサイルのように発射された。
 すごいスピードだった。
 みるみるうちに駅が、町が、小さくなり電車は雲を突き抜けた。
 電車はそこでようやく平行な形になった。



            空飛ぶ電車だ


 もう、窓の外は雲しか見えない。
 行き先はわからない。
 窓の外を見るとドラゴンが飛んでいた。赤いドラゴン、青いドラゴン、緑のドラゴンと三匹の巨大なドラゴンが電車に近づいたり、離れたりしながら、一緒に飛び続けていた。
 三匹のドラゴンは巨大な鳴き声をあげた。電車が急ブレーキを掛けたような声だ。
 振動で窓が震えている。僕は窓に顔をつけてドラゴンを見つめた。爬虫類の目。感情を読み取ることは出来ない。三匹のドラゴンは電車よりももっと上空へ舞い上がっていき、消え去った。
 突如、電車はスピードを上げた。どんどんスピードが上がる。
 僕は前の座席の背もたれを両腕で掴み、体を支えた。
 スピードは上がり続ける。
 しばらく下を向いていたが、ふいに窓の外を見ると電車はライトグリーンの空間に包まれていた。
 その中を人の形をした深緑の生物が大量に浮遊している。彼等はドライアイスの煙のようなものを発散させながら漂っていた。顔を見ると両目のところがくぼんで穴になっている。鼻は無く、口の部分も口というよりはただのくぼんだ穴になっている。何だか、皆全て、苦しみながら浮遊しているように見える。何か悲痛な叫び声のようなものをあげている。
僕の存在に気付くと、一斉に窓に近寄って来た。何人ものこの亡霊のような者達が窓に顔をこすり付ける。叫びはいっそう大きくなった。中に入りたがっているように見える。
僕は再び、うつむいた。
僕のことを恨めしく、自分達と同じところへ引きずり込みたい様子だ。
おおーん、おおーん、という叫び声が空間全体を支配している。

窓の外に光の気配を感じた。
窓の外を見ると光が立ち込めだしている。
やがて、眩しい程の光が空間を包み出した。
亡霊達の体は引き裂かれ、蒸発するように消えだした。
光が射しだしてから5分程で亡霊達は全て消えてしまった。

窓の外は眩しい光で真っ白だ。
美しいメロディーが流れ出した。
僕は思わず聞き惚れてしまった。体全体の力が抜けて、僕は目を閉じてしまった。
鳥の羽ばたくような音が聞こえた。
僕は目を開いて、窓の外を見た。
数百と言える数のキューピッド達がどこからともなく現れていた。
手には全員弓矢を持っている。
しばらくすると、キューピッド達はその弓矢で互いを射だした。
キューピッドの体から真っ赤な血が飛び出る。
射られたキューピッドは血を噴出して、落下していく。
そうして、キューピッドの数は次々と減っていった。
キューピッドが血を噴出しては落下するという光景がしばらく続いた。

もう、キューピッドは10匹ほどしか残っていない。
キューピッド達は突然、互いを射ることをやめた。
そして、窓の中の僕に目をやった。
キューピッド達は奇声をあげた。
にわとりのような声だ。
そして、それぞれが弓矢で自分を射、血を噴出して落下していった。
  

目の前に巨大な口が現れた。
人間の口だ。
電車はそのまま、進み続け、口は電車を飲み込んでしまった。
口の中は異常な暑さだ。
窓の外を見ると青い大空と砂漠が見える。
遠くにキャラバンを見つけた。
キャラバンを見つめていると、向こうもこちらに気付いた。
僕が手を振ると、キャラバンも手を振り返してきた。
ラクダ達は随分と衰弱しているようだ。
ラクダ達は涙を流し始めた。
砂漠に涙が溜まっていき、やがて、それは湖となった。
キャラバン達はラクダから降り、そこで水浴びを始めた。
 

電車は尚も進み続ける。

気が付くと乗客は僕一人になっていた。ほかの人達はどこへ行ったのだろう。


いつの間にか電車は停車していた。
外は真っ暗な空間で、空には僕が今まで見たことのないような巨大な月が浮かんでいた。
満月だった。
電車の外に出ると、そこは寂れた無人の駅だった。
改札にも人はいない。
駅を出ると、見知らぬ、人の気配の全くしない町だった。
満月はあまりに大きく、何だか僕を見つめているみたいだ。
妖しい満月。
僕は町の中を歩いて、進み続けた。
町は僕が住んでいたところと変わらない、どこにでもあるような町だ。
ただ、満月が大きい。
人の気配がしない。
ここは無人なのか。
不思議な奇妙な感覚に囚われる。
歩き続けると町の中に大きな広場があった。そして、その中には巨大な樹が存在していた。
両手を使っても、とても幹をすべて掴むことは出来ない。
僕はその樹のそばに腰を下ろした。
月の光が僕を照らす。
僕は目を閉じた。
少しの間、こうしていたい。
僕は眠った。




目が覚めた時、僕は自分の体が動かないことに気が付いた。
僕はこの巨大な樹に取り込まれていた。
僕の体は樹の幹に埋まっていて、顔だけがそこから出ていた。



    一緒に生きよう



そんな声が心の中に聞こえた。



僕は再び目を閉じた。
この樹の記憶が僕の心に雪崩れ込んできた。
この樹が今まで見てきた光景が僕の脳に映像として浮かんでくる。
やがて、樹の記憶は僕の記憶となり、僕は樹そのものとなり、僕は樹として目の前の景色を眺めている。


静かだ。
誰もいない。
ここにはいつから人がいなくなったのだろう。
あの巨大な月だけが私の友人だ。
もう何百年私を照らし続けてくれたことだろう。
あなたの光がどれほど私の心を慰めたことだろう。
あなただけが私の孤独を知っている。
あなたに会いに行けたらどんなに幸せだろう。
あなたと言葉を交わすことが出来たらどんなに幸せだろう。
あなたと話すことが許されるのなら私は何を話そう。
私の見てきたこと全てをあなたに話したい。
私の想っていること全てをあなたに話したい。
あなたの見てきたこと全てを聞かせて欲しい。
あなたの想っていること全てを聞かせて欲しい。
あなたが私をどう想ってきたか聞かせて欲しい。
私はあなたが好きだ。
私の想いをあなたに届けることが出来たらどんなに幸せだろう。
私とあなたは永遠に近づくことは出来ない。
永遠に見つめ合うことしか許されない。
この私の想いがあなたにわかるだろうか。
あなたに会いに行きたい。
あなたと共に生きれるなら、私はどうなったってかまわない。
私はあなたの光しか知らない。
私はあなたの考えを知りたい。
あなたが何を考えているか知りたい。
私のことをどう思っているか知りたい。
この私の枝をあなたまで伸ばすことが出来たら。
あなたに触れたい。
あなたは私を笑っているのだろうか。
こんな私をおかしいと思うのだろうか。
万が一、あなたが私を軽蔑しているようなことがあっても
私のあなたに対するこの想いは何一つ変わらない。
あなたが私をどう想っていようと私の想いは変わらない。
ああ、あなたに会いたい。
あなたに会いたい。
私を踏みにじってくれてもかまわないのだ。
あなたのすることなら私は全てを受け入れよう。
あなたに奪われるのなら、この命を奪われてもかまわない。
ああ、あなたに会いたい。





おわり
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