公開:1963/4/7
監督:中平康
出演:
吉永小百合:朝子
浜田光夫:滋
小高雄二:青島
深江章喜:黒木
佐野浅夫:前田
下絛正巳:白木:
山田:安部徹
北見治一:小谷
楠侑子:エマ:
浜村純:兼吉:
赤岩:小野良
三崎千恵子:つや
星ナオミ:瞳
南田洋子:幸子
健三、滋の兄弟はビルの窓を磨くガラス拭きである。
健三はかつてはやくざの世界でならした男であったが、いまは一粒種の康夫を中心に明かるい家庭を築いていた。
ある日、ビルの置時計が盗まれ前歴を調べられた健三はクビになった。
折も折、もといた山田組から小谷の使いというチンピラの透が来て、帳簿をみて貰いたいという。
小谷は現組長山田を抹殺しボスの座に直る企みであったが、稼ぎのなくなった健三には札束が魅力だった。
彼等の巣窟の地下室で健三は脱税のための帳簿をつくってやり、その後チャイニーズモーゼルの射ち方を教えてくれと頼まれ、標的の麻袋を鮮やかな早射ちでぶち抜いた。
その夜健三の部屋には久しぶりに明かるい笑いがもれ、滋は恋人の朝子と仲の良いところを見せてひやかされていた。
その頃、山田のアパートの前に蜂の巣となった山田の死体がおかれ傍にはチャイニーズモーゼルが落ちていた。
康夫にせがまれて出かけた映画館の前で健三は逮捕された。
だが、突然チンピラの透が組長の仇と躍り込み、健三は背後からナイフで突かれた。
駈け寄った滋に健三は「俺じゃない」といって息を引きとった。
警察への陳情、透との対決もすべて空しいと知った滋は、兄の汚名を雪ぐべく立ち上った。
数日後、滋は小谷の事務所にのりこみ、半殺しにあった後小谷から盃を貰った。
滋の活躍は華々しく、警察に留置されることもしばしばで小谷はゴキゲンだった。
滋はふとしたことでウスノロのチンピラから山田殺害の真相を聞いて憤然とした。
それを感づいた小谷は滋を地下室に監禁した。
裏切者の子分を滋に射殺させて高飛びする計画の小谷は、康夫を楯に拳銃を握らせた。
滋が一瞬のスキをみて電灯を吹きとばし、浅ましい仲間同士の射ちあいとなった。
パトカーが到着した時、小谷は死んでいた。
真相の一切も小谷の情婦エマがすすんで白状した。

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