mixiユーザー(id:68589395)

2026年01月19日19:02

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痒み

 若い頃に書いた小説を投稿します。

目が痒いのだ…。

興味のある方はどうぞ…。
それでは始まります…。





 何だかひどく目が痒かった。僕は部屋の学習机に座り、目の中に指を突っ込みかき回していた。かき回せばかき回す程痒みはひどくなり、僕の指の動きも自然と激しくなっていった。透明の液体が僕の目から机の上に滴り落ちた。痒みはますますひどくなる。僕は指をもっと奥まで突っ込む。気が付けば僕の指は目の中に第二間接のところまで入っていた。
 僕はこの激しい痒みと痛みに耐え切れず奇声を上げ、頭を狂人の様に振った。大量の透明の液体が机の上にぼたぼたと落ちる。机の上に小さな水溜りのように溜まったこの透明の液体が床の上に流れ落ちていく。僕の指の動きは止まらず、ますます激しさを増していく。静まりかえったこの部屋には僕が指をかき回すぐちゅぐちゅという音だけが聞こえている。僕は震える息を吐き出した。この激しい痒みと痛みは僕に耐えられない程の快感を与えていた。頭を振り乱しながら僕の顔には異常な笑みが浮かんでいた。もうやめることは出来ない。指の動きはますます激しくなる。透明の液体が目からこぼれ続ける。奥まで突っ込まれた指が眼球に当たる度に僕は体を大きくのけ反らせる。吐き出される息とともに「あー」という声がこぼれた。僕は突っ込んだ指の先端の方を動かし目の中の随分奥の方を激しく掻き毟った。あまりの痛みに僕は体を激しく動かし頭を机の上にぶつけてしまった。おでこに激しい痛みが走った。僕はおでこを何度も机の上に叩き付けた。僕の顔は机の上に広がっていた透明の液体で濡れてしまった。僕は顔を机の上に付けて左右に動かしその透明の液体を机に広げるように塗りたくった。僕は笑っていた。この行為があまりに長時間に及んだので疲労感が僕を包みだした。僕は疲れて顔を机に付けたまま眠ってしまった。目が覚めた時、僕の目がどうなっているかはわからない。きっと恐ろしいことになるだろう。





おわり

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