我々は2026F1エンジン(PU)の圧縮比トリック(?)に対して称賛すべきなのか批判すべきなのか
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FIA、2027年の規則準拠を条件に2026年だけ圧縮比トリックを認める方向か?
https://f1jouhou2.com/blog-entry-29783.html
F1恒例、ルールの穴をついてのイカサマまがい行為。大幅なレギュレーション変更が行われる2026年シーズンは必ず何かしらは起きるだろうと思っていたが、それにしても早かったなと。
今回の事案は、エンジンを特殊な構造にすることで内部のパーツが熱膨張で変形するようになり、その形状変化によって本来よりも高い圧縮比(=パワー)が出せるようになるというもの。
採用してるのはメルセデスと、メルセデスから人材を引き抜いて手口を知ったレッドブル。ただしレッドブルの得た情報は不完全だったようで、現状はメルセデスほどのパワーを得るには至ってない。
エンジンの圧縮比はレギュレーションで決められている。それを変えるのだから、普通に考えればまかり通るはずのないイカサマ。しかし26年レギュレーションで「圧縮比検査はエンジンが常温停止時に行う」と定められているため、熱膨張によるトリックは公式には検知できないという二段トリック。この常温停止の規定をねじ込んだのもメルセデスで、「シュレディンガーの猫」とかネタにされている。観測できないイカサマはイカサマではない。
で、どう対処するのかという話。今からレギュレーション変更で違法にしたとして、エンジンの作り直しは無理。トリック内蔵エンジン勢を失格にしてしまうと、メルセデス系とレッドブル系で合わせて4チームが出場できなくなり、興行として非常に辛くなる。
かと言って「見逃す」としてしまうと、不完全なレッドブルはともかくとして、メルセデスが無双してしまうのは明らかなわけで、非トリックのチームからすれば納得いかないし、興行としても白けてしまうだろう。さてどうするべきなんだろうか。
とりあえず、26年シーズンだけは見逃して、27年からは従わせるという案は出ている。これは2020年にメルセデスがDAS(デュアルアクシスステアリング、ステアリングでトーをコントロールするギミック)を投入したときの措置と一緒なのだけれど、この年はメルセデスのハミルトンが7回目のチャンピオンを獲得し、チームメイトのボッタスもランキング2位。コロナの影響で例年の2/3のレース数にも関わらず、3位フェルスタッペンはハミルトンのポイントの3/5という差だった。これでいいのかと。
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