北京オリンピックを控えた中国…ゴビ砂漠の外れにある寂れた街、赤峡。
過失致死で10年の刑を食らったラン・ヨンフイが故郷であるこの街に帰ってきた。再開発予定地で廃墟も目立つ街中では野犬が多く、ランもその捕獲に参加することになる。そんななか、凶暴・俊足で決して捕まらず褒賞金もかけられている伝説の「黒犬」と出会ってしまい…
「ブラック・ドッグ」
以下、ふたりぼっちの、ネタバレだった。



古いものは去り、不要なものは排除される。再開発といえば聞こえはいいが、時代が変わるというのはなかなかに非情。ヒトのエゴで捨てられた犬と、世間から見捨てられた不器用な男の共鳴は特に熱い展開は無いものの、じんわり心に響いてきました。ワンコ映画としても町映画としても一級品で、「10日療養期間」のラン&黒ちゃんの交流がやたらホッコリだし、動物園や廃墟の画ヅラ、崖や砂漠道のショットなんかが雰囲気抜群。西部劇のようなビジュアル(特に開巻早々の野犬の群れは西部劇における馬・牛のスタンピードだよね)も多く、養羊・蛇家のフー家との因縁なんて設定も西部劇調。好みの要素が多く、かなりツボに入った映画でしたね。エピローグ、ふたりのツーリングには明るい未来を予感させ、鑑賞後感も良かったなぁ。オススメ。
ログインしてコメントを確認・投稿する