第二次大戦下のニューヨーク。ラジオ局に勤めるケイティ・モロスキーは、偶然クラブで海軍服姿のハベル・ガードナーと再会する。
ケイティは大学時代、共産主義と反戦運動にのめり込み演説をぶつ「かわいげのない女子大生」だったが、ハベルはイケメンのスポーツ選手で社交的、ガールフレンドのキャロルは美人のお嬢様という…いわゆる住む世界の違う同級生だった。しかし文学クラスでハベルの書いた小説が発表され、その才能を知ったケイティは彼に憧れを抱くようになっていた。クラブでの再会でつい自室にハベルを招いたケイティは、一夜を共にしてしまうのだが…
「追憶」
軍服姿のカッコいいレッドフォードが堪能できる一本。ただ本作のレッドフォードは人間的深みに欠けている気がしなくもない。映画の中で主導権がないせいだろうか。あくまでこれはケイティの物語で、ドラマの方向性を決めるのは常に彼女なんです。変えられない信条・思想でいい男を傷つけてしまう女。学生時代はやたらニコニコしていたレッドフォードが、ストライサンドと付き合うようになってからどんどん暗くなっていくのが印象的です。どんだけ重い女なんだよって話ですよ。ハリウッドに舞台が移ってからは順風満帆に見えるけど、時代的に「アカ狩り」が始まり、またケイティが反体制運動にのめりこんでしまうという展開に。
時代に翻弄されたというより、思想の違いで仲違いしたカップルの話。分断社会の現代にも通じるストーリーで、面白く見られたな。レッドフォード好きからしたら、最後までストライサンドに寄り添って欲しかったけど、そんなハッピーエンドじゃマービン・ハムリッシュの主題歌は生まれなかっただろう。この曲、いつか離婚届にハンコ押すときBGMに使おうと思っている俺でした。
今回改めて見て、学友役でジェームズ・ウッズがいるのに気づいた。キャロル・アン役がボンドガールのロイス・チャイルズなのもわからなかった…
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