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2025年08月22日05:30

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水曜クビ×4日記1347:悪の棲む島



東南アジア・スールー海の孤島の一つをアジトにしている武器証人ペトロフを叩き、囚われているCIAスパイを救出する…これがデルタチームの任務。チームはリーダーの〈シュガー〉とベテラン兵士の〈エイベル〉と〈ビショップ〉の3人だが、今回はもう1人空軍兵士が同行することに。それはJTAC(攻撃統制官)のキニー。航空機による爆撃を地上から指揮する重要な役割だが、実戦に出るのは2度目という若者だった。初めてのHALOも経験し、なんとかメンバーにくっついて島に潜入したキニーだが、ペトロフのアジトにテロ組織〈アブ・サヤフ〉幹部ハシミが登場し…

一方、キニーの「眼」として頭上を飛ぶ無人機を飛ばしているのは、ネバダ州の基地に詰める老パイロット〈リーパー〉である。4人目の嫁さんが出産間近で気もそぞろの彼は、急展開した作戦に驚き必死に対応しようとするのだが…



「ランド・オブ・バッド」


以下、ネタバレ入りが娘のオススメ。


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スールー海という聞き慣れない場所が舞台のミリタリアクション。悪党たちがいっぱい居る場所として有名らしく、外務省が注意喚起しています。「ロスト・フライト」でジェラルド・バトラーさんが不時着したのも多分ここですな。本作は〈アブ・サヤフ〉相手に1人で逃げ回る兵士とサポートする無人機操縦士の話で、「バット21」や「エネミーライン」系統の設定に「ダイ・ハード」のような無線バディものがくっついたプロット。ドローンパイロット映画も「ドローン・オブ・ウォー」とか「アイ・イン・ザ・スカイ」とか佳作が多いなか、本作はラッセル・クロウにこの役を振ったことでオリジナリティが出ていましたね。スローモーション演出がザック・スナイダーみたいで笑ってしまうものの、迫力は満点。東南アジアとラスベガスの対比も面白かったですね。


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今回少し驚いたのは、専門用語をあまり注釈・意訳なしでまんま字幕にしてる点。「CIAのアセットを誘拐」なんてフレーズの「アセット」は、人名じゃありません。訳すと「資産」だから最近はビジネス用語になってるけど、公安警察の「エス」と同じ意味で情報提供者とかスパイとかの意味。「おまえもこれでティア1だな」というシュガーの台詞にあった〈ティア1〉は米軍特殊部隊のカテゴリで精鋭中の精鋭のことで、陸軍の精鋭がグリーンベレーならその中のティア1はデルタフォース、海軍の精鋭がネイビーシールズならその中のティア1はDEVGRUという具合。ちなみにドラマ「SEAL TEAM」はDEVGRUの1チームが主人公。本作のシュガーたちががめちゃくちゃ強いのも、デルタだからさもありなん、です。

アメリカ万歳映画のようでいて、ドローン部隊のバカどもがスポーツ中継で浮かれていたり、ハシミが囚われのキニーに「welcome to Guantanamo」(拷問の時間だ)と口にしたり、米軍を揶揄する部分もあって皮肉が効いています。景気良い爆破で暑気払いしたい人にはオススメ。
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