【大相撲】"鉄人"玉鷲が打ち立てた歴代1位の通算連続出場回数 これまでの歩みとその相撲哲学「一日一番という言葉は好きじゃない」
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大相撲十一月場所初日、先場所全休だった横綱照ノ富士が「両変形性膝関節症、糖尿病により3週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して2場所連続(横綱在位20場所で12度目)の休場となり、琴櫻、豊昇龍、先場所の覇者で新大関大の里の三大関はそれぞれ大の里が西前頭筆頭平戸海を突き落とし、豊昇龍が東前頭筆頭王鵬を寄り切り、琴櫻が小結正代を突き落としに退け、揃って白星発進の「上位陣安泰」の土俵となりましたが、合口の良くない王鵬を低い当たりから寄り切りに仕留めた豊昇龍を除くと、先場所覇者の新大関大の里が立ち遅れて平戸海に両差しを許し白房下に後退しながら踏みとどまって土俵際で起死回生の突き落としで逆転と言う「薄氷の一番」となり、琴櫻も小結正代に押っ付けから起こされて青房下に後退しながら、右で掬って何とか逆転の突き落としと言う展開となり、共に「黒星を免れた一番」となりました。
さて、十一月場所(九州場所)としては「若貴ブーム」の平成8年以来28年ぶりとなる「15日間全日程でのチケット完売」となった今年の十一月場所ですが、大の里の新大関の場所で注目が集まる一方、横綱照ノ富士が「相撲を取れる状態」に程遠く休場、貴景勝、妙義龍、碧山の3力士が引退し、新旧交代の波も感じ取れる中、このところ上位陣の誰かが黒星発進となることが少なからずあった初日が「上位陣安泰」となったことは、協会としても“ホッとした”と思います。
八角理事長(第61代横綱北勝海)は、十両の取組途中の「協会ご挨拶」にて、
初日にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。本日ここに大相撲九州本場所開催をいたしましたところ、かくも盛大にご来場いただきましたことを、加えて、15日間入場券完売となりましたことを誠にありがたく、心より感謝申し上げます。
これも一重に皆様方の熱いご期待の表れであると受け止め、協会員一同、相撲道にまい進してまいります。
横綱の休場は大変遺憾ではございますが、今場所の力士たちは稽古の成果を余すところなく発揮し、この九州の地で、今年最後の本場所にふさわしい熱戦を繰り広げてくれることと存じます。
何とぞ千秋楽まで温かいご声援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。
令和6年11月10日 公益財団法人日本相撲協会理事長八角信芳
とスピーチしていましたが、「一年納めの九州場所」であり、各力士の熱戦で盛り上がっての「有終の美」となることを期待したいと、切に感じます。
「15日間全日程でのチケット完売」となったことには、今春の協会の理事選挙と職務分掌の改定で、現役時代には地元福岡で圧倒的な人気を誇っていた元大関魁皇の浅香山親方が新たに理事となり、「地方場所(福岡)担当部長」となったことも影響したかもしれませんが、巡業で力士のファンサービスがかなり積極的になったとの話(今日のNHKのテレビ正面解説に久しぶりに登場した元大関の琴風曰く)もあり、ファン層の拡充に努力を惜しまぬ姿勢として、評価したいと思います。
その他。関脇大栄翔は宇良を突き倒したに退けた一方、関脇霧島は若隆景の寄り切りに屈しました。また、今場所西前頭十六枚目に番付を戻した尊富士は、新入幕の東前頭十七枚目朝紅龍を叩き込みで制し、ウクライナ出身の新入幕で東前頭十六枚目の獅司も時疾風を寄り切りで制し、幕内力士として初めての白星を挙げました。
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