今朝はホテルの朝食を頂く。
日替わりで宮崎の名物が出るとかで、今日はマンゴープリンがあった。
8時半、ホテル近くのオリックスレンタカーで車を借りる。
九州で車の運転をするのは初めてである。
とは言え、市内は別にして高千穂まではほぼ一本で行ける。
延岡インターから、北方延岡道路( 九州中央自動車道)と言う無料の自動車道に入る。
対面の自動車道だが、道幅は広く交通量も適当で走りやすい。
段々と山が深くなってくる。
蔵田インターで自動車道は終わり下道の国道218号に入る。
とは言え、此方も走りやすい道である。
ナビが古く、日之影深角インターから高千穂日之影道路に入る。
日之影でもなにかイベントをやっているようだった。
深い谷を高い鉄橋で渡るので景色も良い。
あいにくの天気であるが山々の靄がかかり、神話の里に相応しい幻想的な風景が見える。
ただ、運転しているのが私の為、なかなかよそ見を出来ない。
高千穂インターあたりに「天岩戸神社」の案内が見えたから、先に行く事にした。
天岩戸神社は高千穂の中心部から10キロほど離れている上に駐車場も少なく、午後からだと具合が悪い。
曲がりくねった山道を走り、9時50分頃に天岩戸神社に到着。
まだ早い時間だからか駐車場もすいていた。
天岩戸神社は、岩戸川を挟んで東本宮と西本宮とが鎮座している。
西本宮が「天磐戸神社」、東本宮は「氏神社」であったが昭和45年に合併し天岩戸神社となった。
何方も天照大神を祀っている。
先ずは西本宮に参詣。
続いて、天安河原へ。
西本宮から岩戸川を500mほど遡った所にある河原で、ここは天照皇大神が天岩戸へ御籠りになり天地暗黒となった時に、八百萬神が神議りになったとされる霊蹟である。
仰慕窟(ぎょうぼがいわや)と呼ばれる洞窟には天安河原宮があり、思兼神を主祭神として八百萬神が祀られている。
その天岩戸は、10時半の回で神職に案内して頂いた。
お祓いを受けて西本宮拝殿の背後へ行くと、岩戸川の対岸にしめ縄の張られた天岩戸を遥拝出来た。
神職から天岩戸の神話の説明を受ける。
素戔嗚尊の乱暴狼藉に天照大神が岩戸の中に隠れてしまい、この世全てが真っ暗闇になり、様々な禍が起こった。
そこで八百万の神々が天の安河の川原に集まり、対応を相談した。
思金神の案で天宇受賣命が舞を舞い神々が笑い、それを訝しんだ天照大神が岩戸をそうっと開けたら天手力男神が引きずり出した岩戸隠れの伝説。
最後に東本宮へ参拝。
岩戸川を渡り、拝殿まで上がる。
本殿の奥、七本杉を眺める。
天岩戸の崖上の社有地に江戸時代に植えられ、根元がつながった状態であるとされる七本の杉の御神木。
現在この付近の森は禁足地であるが、遊歩道が出来、近くまで行く事が出来る。
東本宮から出る際に、傍らにあった天宇受賣命の像が廻り音楽が流れたので驚いた。
駐車場に戻る途中、あまてらす館に寄る。
天照大神のお膝元でもハロウィンは行われる。
車で高千穂の中心部へと向かう。
途中、棚田が連なり谷間には高千穂線の高千穂橋梁が見える。
霧に包まれて幻想的な風景。
市内にはいり、国道213号線にある道の駅高千穂へ。
大分と込み合っていたが、何とか駐車できた。
まずはレストランで昼食。
私は、あまり食欲がなかったので、とろろ田舎そば。
まなにゃーデックスさんは、好物になった宮崎名物チキン南蛮定食。
昼食後、道の駅を散策。
ここは推しの子の聖地らしい。
お土産物を物色する。
今回は会社にも土産物の一つも買わねばならない。
高千穂と言う土地柄、椎茸は多数あった。
特に、規格外の干し椎茸は京都で買うよりも安く量も多い。
珍しい所では干し筍と言うものもあった。
道の駅を出て、高千穂神社へ。
道の駅を少し下がったところに鎮座している。
高千穂神社は高千穂皇神、日本神話の日向三代と称される皇祖神とその配偶神を祀る。
境内の夫婦杉。
ご利益があるのでやってみた。
他にもやっている夫婦やカップルなどが3〜4組いてたようだ。
御朱印も頂く。
高千穂神社だけでなく、槵觸(くしふる)神社の御朱印も受ける事が出来た。
古来より高千穂神社の春祭りに対して秋祭りを行うなど、槵觸神社と高千穂神社は密接な関係があったと言う。
お参りを済ませて、高千穂峡まで歩く。
途中、猫さんは昼寝をしていた。
曲がりくねった、急な山道を下る。
そして玉垂の滝が見えて来る。
高千穂峡に到着。
遊歩道や公園が整備されており、飲食できるスペースもあった。
ただ、道も駐車場も狭く既に満車だったようだった。
高千穂峡淡水魚水族館へ入る。
チョウザメなどの珍しい魚が展示されている。
淡水魚水族館の後、高千穂峡を散策。
遊歩道を歩く。
高千穂峡は、阿蘇火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、急激に冷却されたために柱状節理が発達した深い谷である。
高千穂峡のシンボル、真名井の滝は落差17メートルを誇る。
遊歩道を歩き反対側からも真名井の滝を撮影する。
流石は高千穂一番の観光地だけあって外国人の姿も多い。
遊歩道を神橋まで歩く。
深い谷が連なる。
神橋から先、高千穂大橋まで遊歩道は続くが、かなりの急坂なのでここで撤退する。
先程の曲がりくねった道を今度は上っていく。
先程いた猫さんは、まだ寝ていた。
高千穂峡の後、再び車で移動する。
予定にはなかった荒立神社へ行く。
芸能と縁結びにご利益があるとされる神社で、猿田彦命と天鈿女命の2柱を主祭神としている。
ここも、推しの子の聖地と言う事で、まなにゃーデックスさんがリクエストした。
丁度、神主さんが祝詞を行っていた。
折角なので、近くにある川登棚田を眺めに行く。
遠くに高千穂線高千穂橋梁が見える。
高千穂橋梁は廃線となって仕舞った高千穂鉄道高千穂線の深角-天岩戸に架けられた鉄道橋で、岩戸川の渓谷を跨いでいる。
岩戸川の河底から桁の上面までの高さは105.0メートルあり、供用されていた頃は日本でもっとも高い鉄道橋であった。
今は、あまてらす鉄道による遊具トロッコ車両による走行が行われている。
その、あまてらす鉄道の高千穂駅。
かつての高千穂線高千穂駅に寄ってみた。
高千穂線は延岡から高千穂を結んでいた路線で1935年に国鉄日ノ影線として開業。
徐々に延伸していき、1972年に日ノ影 - 高千穂が開業し高千穂線となった。
当初の計画では高森線の高森まで建設し、延岡-熊本を繋ぐ路線となるはずだった。
しかし、建設中の高森トンネル坑内で異常出水事故があり工事が中断。
そののち、 国鉄再建法成立により高千穂-高森間の鉄道建設は凍結されてしまった。
駅からは、国鉄⇒JR九州から引き継いだ高千穂鉄道の車輛が見えた。
高千穂駅を見学した後、槵觸神社へと移動する。
古来より高千穂神社の春祭りに対して秋祭りを行うなど、同社と密接な関係を持つ神社である。
創祀の事情は不詳であるが、槵觸山の中腹に鎮座し同山を神体山とするため、長く本殿を持たなかったという。
古来霧島山とともに天孫降臨の有力な比定地とされ、霧島神社と並び称された。
まだ少し時間に余裕があったので、高千穂から高森へ向かう途中にある「トンネルの駅」へ向かった。
10分少々車を走らせると、青く塗られた高千穂鉄道TR-300形が停車しているのが見えた。
ここが「トンネルの駅」で、「ひむかのくろうま」で名高い神楽酒造のトンネル貯蔵庫と売店のある観光施設である。
かつで「ひむかのくろうま」のCMにも登場していた「はじめ人間ギャートルズ」のキャラクター達が出迎えてくれる。
ここのトンネル貯蔵庫は、高千穂線の高森までの延長計画にあった葛原トンネルを利用している。
高千穂線は高森トンネルの異常出水により工事か中止となって仕舞った為、このトンネルを列車が走った事はない。
しかし、トンネル内の温度や湿度の条件が焼酎の貯蔵に適していることから、平成12年樽貯蔵庫として再活用することになった。
更に地域活性化を目指した高千穂観光物産館「トンネルの駅」として開業する事となった。
館内で買い物などを楽しむ。
試飲が出来ないのが辛いが、焼酎も買う。
構内には滝も流れており、風情がある。
大正時代の名機「8620形蒸気機関車」も展示されていた。
恐らく、日ノ影線時代に使われていた車輛なのだろう。
そして、高千穂鉄道TR-300形の車内にも入らせてもらう。
観光用の車輛であるため、窓は広く眺望が良い。
座席も全て転換クロスシートと言う豪華な内装になっている。
願わくば現役時代に乗車したかった。
高千穂線は2005年9月6日の台風14号で幾つもの橋梁が流されると言う甚大な被害を被り運行休止、そのまま2008年に廃線になって仕舞った。
学生時代に宮崎へ行った際に何故、乗車しておかなかったのか。
後悔してもしきれない。
そろそろ帰ろうかと思った時に、観光バスや個人の車が多数、入って来た。
人がいあまりいなくて知る人ぞ知る観光地かと思っていたが、タイミングが良かったようだ。
「トンネルの駅」を出て、延岡へと戻る。
朝来た道をそのまままっすぐ折り返すだけ。
しかし、深い谷を高い橋梁で渡り、辺りは山々に靄が掛かり目を奪われる。
やはり私は車よりも鉄道の旅の方が好きだ。
延岡市内を抜けると、山下新天街とか言う商店街があった。
こう言う地方都市の商店街は実に興味がある。
ホテルを通り過ぎ、レンタカー屋指定のスタンドで給油する。
レンタカーも悪くは無いが、給油するのが面倒臭い。
特になれぬ街中をスタンド探して走るのは事故や違反を誘発しそうで怖い。
満タンに給油して、レンタカーを返却。
予定の時間より一時間程早い返却。
高千穂での散策の時間もかなり余裕を取って予定を立てていたので、問題は無い。
ホテルに戻り小休止。
そして18時頃にホテルを出る。
延岡の市内に出るには駅前からは少し歩く。
丁度、山下新天街を抜けて行けば近道になる。
鳥獣戯画のシャッター絵が、如何にも地方の商店街らしい。
五ヶ瀬川を板田橋で渡り、延岡の繁華街に入る。
今日の晩餐は「くろがね」を予約しておいた。
宮崎牛A5等のステーキが食べられるお店として名高い。
店内はテーブル席が三つのみ。
祇園などにある、カウンター席しか無いステーキの店の様な狭さ。
まなにゃーデックスさんは、サーロインのセットを。
私は赤身のセットを注文。
セットのサラダと、トマトスライスが来る。
そしてサーロインステーキ120g。
続いて赤身ステーキ120g。
噛むと肉汁が舌に溢れ、蕩ける程に柔らかく甘い。
最上の牛肉である。
流石は特Aクラスの宮崎牛。
まなにゃーデックスさんもご満悦。
正直、120gでは物足りないかとも思っていたが、充分過ぎる程に満足した。
帰りは五ヶ瀬橋を渡る。
渡った先に、ダイレックス延岡店と言うスーパーがあったので寄る。
明日は朝が早いから、朝食のパンなどを購入する。
更に、九州でしか見掛けない「うまかっちゃん博多からし高菜風味」を購入。
更にオリジナルブランドのとんこつラーメン。
メーカーはヒガシマルだった。
ただし龍野のヒガシマルではなく、鹿児島のヒガシマル。
結局、ラーメンでまた鞄が一杯になる。
ホテルに戻り、明日も早いから就寝する。
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