■大の里が2度目V “天敵”豊昇龍を圧倒し自己最高13勝、史上最速大関誕生へ 直近3場所34勝に到達【大相撲秋場所】
(TBS NEWS DIG - 09月21日 18:13)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8028646
大相撲九月場所十四日目、星二つ差の一敗で賜杯レースを疾走し、今日勝てば優勝が決まる関脇大の里が結びの一番で過去通算1勝(不戦勝)3敗と合い口の良くない大関豊昇龍を押し出しで一蹴、白星を自己最高の13番として千秋楽を待たず2場所ぶり2度目の優勝を決めました。
今日の大の里は、2度目の立ち合いから両手突き、で一気に土俵の外へ押し出し、突き手を伸ばして豊昇龍が左に逃れようとするも何もさせずに正面土俵に追いやり、押し出しで勝負あり。これで、大関昇進の目安とされる“三役直近3場所33勝”から白星を一つ加えて34勝とし、先場所の9番を挟みながらもその直近三場所中2場所で優勝と言う点が大きく作用するのは間違い無く、幕下付け出し(旧制度となった幕下10枚目格付け出し)のデビューから所要9場所での大関昇進(昭和以降では豊山(後に時津風親方、協会の理事長となる)と雅山(現在の二子山親方)の所要12場所を上回る歴代最速)となるのは確実でしょう。NHKのラジオ解説の舞の海秀平(元小結)は「来年の正月には土俵入りですよ」と、次なる十一月場所で連覇し、大関を一場所で通過しての第74代横綱への昇進を予言、「野球は大谷翔平、相撲は大の里」などと口走っていましたが、明日の千秋楽の琴櫻と豊昇龍の結びの一番の大関戦が、あわや“7勝7敗同士の崖っぷちの一番”になるかと思えたほど(琴櫻は関脇阿炎を押し出しに退け、今日の十四日目にして給金直し、豊昇龍は今日の黒星で7勝7敗)だっただけに、昨今“鬼門の番付”となった感が大いにある大関の番付で案外手こずることも考えられるところでしょう。デビュー以来、ここまで大きな怪我や負け越しが無く、そのあたりの怖さなどに冷静に対処できるのかが、今後の課題になるかもしれません。
今場所の大の里は、特に合い口の良くない相手や先場所不覚の相手から挙げた白星が多く、黒星から学ぶと言う姿勢が今場所の「初日から破竹の11連勝」に繋がったと考えられますが、十一日目の琴勝峰戦あたりからやや苦戦しながらの土俵となった印象があり、大関の“鬼門の番付”化の洗礼を受けやしないかと言うのが、注目ポイントになるかもしれません。
さて、今日は土俵を彩った2人の主役の引退・退職会見がありました。一人は、昨日現在引退が公表された関脇貴景勝(大関在位30場所、優勝4回。年寄「湊川」を襲名)で、国技館の引退会見では「燃え尽きた。横綱を目指す体力と気力がなくなった」と語ったとか。舞の海秀平はNHKのラジオ解説で「人それぞれ引き際というのはあるんですけど、珍しく貴景勝はスパッと辞めましたね。引き際は横綱級ですね。潔さを感じますね」と評価していましたが、28歳の若さ(かの大谷翔平の2歳下)ながら、自身の限界と引き際を冷静に受け止めた姿勢は、舞の海秀平同様に評価したいと思います。
もう一人は、今場所の千秋楽が65歳の誕生日で定年退職となる立行司の第38代木村庄之助で、「達成感もあるが、反省の繰り返しだった。冷静に見極め、力士の気持ちの中に入り込むことが大事だと思ってやってきた」とし、その上で「最後だという気持ちはなく、相撲は永遠に続く。自分の魂はそこにある」と続け、千秋楽の結びの一番に向けて「今までどおり、変わらない平常心で臨みたい」と意気込みを示していました。島根県出雲市出身で、昭和50年の五月場所で初土俵、平成31年の一月場所で第41代式守伊之助を襲名して行司の最高位である立行司になり、今年の一月場所で9年近く空位となっていた木村庄之助を襲名(第38代)しましたが、41代式守伊之助時代から軍配差し違えが多いなど問題もあり、38代木村庄之助の襲名にも賛否両論がありました。
その他。今日は十両でも優勝が決まり、勝てば優勝が決まる筈だった西十一枚目の尊富士(一敗)が東十四枚目嘉陽の寄り倒しに屈しましたが、三敗の東筆頭千代翔馬が朝興龍の押し出しに屈したことで、尊富士の十両優勝が決まりました。
ログインしてコメントを確認・投稿する