「エイの春画があるのに、黒人の春画がないのが黒人奴隷がなかった証拠じゃね?」→「実は黒人が出て来る春画あるのよ、1810年(江戸時代後半)だけど……」
https://togetter.com/li/2406594
先日の日記に「春画の竿役で黒人を見たことがない」と書いたけれど、黒人を竿役としたものは存在していたし、そういえば私も見たことがあったわ…というオチ。
いちおう弁解すると、例示された画を見て貰うと分かるとおり、描かれている黒人は「肌が黒い」以外には実際の黒人の外的特徴はほぼなし。ロケーションも、実際には黒人が住んでいるわけではない(※ヨーロッパによる植民地化が進んでいたので、皆無ではなかっただろうけれども)セイロン島。黒人というよりはスリランカ人のカリカチュアの春画として記憶していたので、脳内検索で引っかからなかったと思われる。
実際、黒人と言われれば黒人なのだろうけれど、ロケーションがセイロン島であることを考えると、どっちかというとラーマーヤナに登場する、ラーヴァナを筆頭とするランカ島(セイロン島)の羅刹のイメージではないかなと。
ラーマーヤナは、中世には仏典を通して日本に入ってきている。もちろん世間一般には普及していなかっただろうけれど、江戸の文化人はスノッブなのが多いので、教養をひけらかすために「知る人ぞ知る的なネタ」としてつっこんできても不思議ではないだろう。
しかし、ちょっと前までは知る人ぞ知る的なネタでしかなかったはずの弥助が、今や歴史や人種問題の火種になっているのだから、世の中わからないものだよなと。
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