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2024年03月19日13:16

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春日部〜8〜日々

須坂と春日部を往復する生活はおよそ1年続いた。




約1年の間、毎週春日部と須坂を行き来し続けた。片道およそ240キロ。




夏を終えて真冬の雪の中も。積雪の菅平、碓氷峠。真っ白な闇夜を走る俺は青い弾丸。


春はまた来る。









仕事は20時に終わるので休前日は退勤してそのままスパシオに飛び乗り、菅平を突破して軽井沢から群馬に入り春日部へと戻る。

到着は深夜1時。下道で5時間。


2日ある休みの最終日に須坂に戻る。

埼玉県内を20時に出ても渋滞に巻き込まれるので5時間では須坂には着かない。

夕方に出ようものなら8〜10時間かかることもあった…は言い過ぎか?


なので春日部→須坂は割と高速を使った。



夜中に須坂長野東インターチェンジを降りたらすき家で牛丼食って寮という名のアパートに帰る。


そんな日々だった。





車の燃費がリッター10キロぐらいだったから往復480キロとして50リッターは毎週使う。ガソリンは120円〜130円/�箸阿蕕い覆里如�燃料だけで6000円は掛かる。月30,000円。痛いな。そこに帰りの高速代がやはり20,000円弱。

高速代ケチって下道使ったら軽井沢でタイヤパンクしたりとかスタッドレス買ったり、諸々のメンテもあったりで、給料は結構使ってしまっていたな…


そこに借りっぱなしのアパートの家賃が45,000円。

月に10万は固定で飛ぶ。


そこに毎週のデート代…





二重生活とも言うべき暮らし。春日部サイドでは外食も多かったので、須坂サイドでは自炊も割としていた。



一食百円メニューとか考案したりして、彼女の前ではいい顔をしつつ節約もしてみたりしていた。






男ってそんなものよね。。。




まあいいでしょう、きっと彼女とは一生一緒なのだろうから。この日々も何時かいい思い出になるのでしょう。





メールで結婚の話をしたりもした。直接は…していないかもな。















続き。




深夜に春日部に着くと、路駐してアパートへ。アパートの前は駐禁じゃないのでとめてたが迷惑だったな。



ブレーカーをあげて居室でくつろぐ。



サントリーの缶ビール、モルツを飲む。




麦芽100%、俺の名字と同じ『利根川』水系の天然水仕込み。
 

日本が誇るビールと言えるだろう。




アメリカンドラッグで買った同じサントリーの発泡酒とは比べ物にならないぐらいの満足感。




酒を飲む俺の傍らにはビーズクッションの犬。誕生日に彼女がくれたもの。

飼い犬のように置く



ヌイグルミには名前があった。『ベグ』という。



この話は、まあいいかね。




洋室の端に敷かれたシングルサイズのマットレスと布団。


横にコタツ。


布団に腰掛けて14型のブラウン管テレビを眺める。


プレステ2を手に入れてからはエロDVDも見れるようになりました。文化レベルの向上というものです。



俺はエロdvdを見るためにプレステ2を買ったのだった。













続く。









































ブラウン管テレビの両サイドにステレオコンポのスピーカーが置かれていてそれっぽい雰囲気が…ない。


ないな。


実家から持ってきたTVは中学の時に買った旧型のデスクトップパソコンみたいな白い箱で。


コンポは5連CDトレー搭載の、高校入学祝で買ってもらったSONYのいいやつ。


でも真っ黒なスピーカーの中央に分厚い汚れてグレーみたいなホコリ色になった箱が置かれているのは長身の男達に捕まった小型の宇宙人みたいな雰囲気がある。グレイだけに。






やがて5連CDプレーヤーはソニータイマーで動かなくなり、MD・テープラジカセになっていた。






まあいい。





当時の流行りの動物占いで俺は『狼』だと彼女に言われた。


長距離の移動は苦ではないんだとか…。確かにドライブは好きだが、都合の良いこと言いやがってって感じもしないでもない。





彼女は鹿か何かだったな。相性どうなんだろ。悪く無さそうだけどな。





酒を飲み、ツマミを食らいながらウダウダ。


浅間サンラインのエロビデオ屋で買ったdvdを見てみたりして。





夜の3時とかになれば、眠る。寝る前に洗濯機をセットするのがルーチンだった。










。







東武伊勢崎線が動き出し、揺れを感じながらも眠りを続ける。



朝になれば彼女がアパートに来る。外階段を上る足音が響き、鍵を開ける音。




ガチャ





安っちいシンプルな錠を開ける音が部屋に響く。




眠っていたり、寝たふりをした俺に抱きつく彼女。


「会いたかった…」



俺好みに伸ばした長い黒髪からシャンプーの香り、が鼻をくすぐる。




「ただいま」


とは言わずに抱きしめる。なんなら押し倒す。起きあがって押し倒す。






一週間会わなかっただけだ。先週も、先々週もその前も…俺は帰って来ている。


遠距離恋愛で寂しいなんて大袈裟だろう。


そうだろ?




俺はここにいて、君のそばにいて、これからもずっと変わらない。






筈だった。












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