櫻井敦司の急逝で中止になった年末恒例のBUCK-TICKのライヴ「THE DAY IN QUESTION」
その後、急逝「バクチク現象-2023-」と題してライヴが開催される事になった。
BUCK-TICKの長い歴史の中で「バクチク現象」と銘打ったライヴは、バンドの節目に当たる時に開催されて来た、特別なステージ。
如何なるBUCK-TICKが現れるのか、期待を胸に日本武道館へと向かう。
足はいつもの通り18きっぷ。
始発に乗るべく4時に起床。
朝食を取り準備を経て5時前に汁パレスを出る。
5時25分に京都駅に到着。
5時半発の米原行きに乗車するが、年末であり18きっぷシーズンともあってかなり混雑していた。
仕方がないので補助席に座る。
米原で6時48分発の新快速豊橋行きに乗り換える。
18きっぷシーズンに繰り返される、米原ダッシュ。
座席は余裕で座れた。
爆睡しながら豊橋へ。
9時13分発の区間快速浜松行きに乗り換える。
恐らく、これが最後のクロスシート車輛になるだろうから、持参した弁当を喰う。
新所原には天浜線の「ゆるキャン△」ラッピング列車が停車していた。
浜松には下り列車遅れの影響で6分の延着。
ここで初の国鉄形車輛である211系に乗車。
4輛編成の静岡行き。
島田で10時44分発沼津行きに乗り換える。
島田のホームに撮り鉄が何人もいた。
気にはなるが先を急がねばならない。
藤枝でロイヤルエクスプレスのJR四国貸出甲種輸送列車と交換した。
機関車が牽引するブルーの車体が、一瞬、ブルートレインを思い出させる。
富士川で冬晴れの富士山を眺める。
沼津で熱海行きに乗り換える。
うとうととしていたら、藤沢だった。
小田急江ノ島線13時57分発快速急行新宿行きに乗り換える。
小田急江ノ島線は初めて乗車する。
中央林間で東急田園都市線急行久喜行きに乗り換える。
一駅で南町田グランベリーパークに到着。
先ずは今日の宿である東横INN南町田へ。
23区内がどこも満室で、町田の外れまで来た。
15時まで待機して227号室にチェックイン。
まだ清掃が完了していなかった。
5分程待つ。
荷物を置いて南町田グランベリーパークへ。
15時15分発準急久喜行きに乗車。
渋谷から地下鉄半蔵門線に乗り入れる。
東急田園都市線を完乗。
九段下で下車。
日本武道館へ向かう。
日本武道館周辺は、物凄い人。
先ずは記念写真。
続いて、ツアートラックを撮影。
最後に、ツアーグッズ。
今回、グッズ売場が事前予約販売と当日販売の二ヶ所に別れていた為、待機列は短かった。
櫻井敦司ブランケット。
欲しかったが、流石に…
17時半から開場。
今回は席が実に悪くスタンド2会西C列32番。
18時40分、「THEME OF B-T」が流れる。
逆三角錐の形をした、BUCK-TICKのロゴが映し出される。
樋口豊を先頭に、ヤガミトール、星野英彦、今井寿の順にメンバーが登場。
歓声が上がる。
いつも通りの、BUCK-TICK。
ステージ中央で樋口豊が深くお辞儀をした。
「THEME OF B-T」が終わり、スクリーンには櫻井敦司のシルエット。
穏やかなイントロが流れる。
呟くような英語詞。
櫻井敦司のいないステージ。
いつもならこのタイミングでステージ後方から登場するのだが。
櫻井敦司の定位置に、スポットライトが照らされる。
あちこちから、すすり泣く声が聞こえる。
今井寿が叫ぶ。
「さあ始めようぜ、BUCK-TICKだ

」
1曲目は「疾風のブレードランナー」
そして、生前のライブ音源からの櫻井敦司の歌声。
頬をつたうのは、酸性雨では無く我が涙。
続いて「独壇場Beauty」
スクリーンに在りし日の櫻井敦司のライブ映像が映し出される。
樋口豊がステージ中央まで下りてくる。
今井寿と星野英彦が定位置を入れ替わる。
今井寿が「乗り遅れんなよ

」と煽り「Go-Go B-T TRAIN」
そして「GUSTAVE」
観客が猫手で応える。
今井寿が「ス ス メ ミ ラ イ ダ」と煽り「FUTURE SONG -未来が通る-」
そして櫻井敦司が「あの娘が 待っている 雨にも負けず 風にも負けず」と呟き「Boogie Woogie」
スクリーンにはサイケデリックに歪んだ映像が映し出される。
再び、今井寿と星野英彦が定位置を入れ替わる。
そして、デビュー近くの映像が色々と映し出され「愛しのロック・スター」
なんと、今年8月に急逝したDer ZibetのヴォーカルISSAYと、櫻井敦司のデュエットの映像が流れる。
何と言う心憎い演出であろうか。
続いて「さくら」では桜の花が映し出される。
更に櫻井敦司の姿が。
櫻井敦司が徹底的に自身を矮小化して笑い飛ばす歌詞である「愛しのロック・スター」の次に
「さあ 安らかに 眠るように瞳閉じておくれよ
もう疲れたろ 演じる事 夢見ることも全て 」
と歌う。
ステージの燭台に火が灯りステージ中央、櫻井敦司の定位置に来る。
樋口豊がウッドベースを弾き「Lullaby-III」
そして「ROMANCE」と続く。
蝋燭の火が消え、今井寿のシンセ・ギターが響く。
曲は「Django!!! -眩惑のジャンゴ-」
スクリーンにはキャバレーのステージをイメージした映像が流れる。
ステージ右側には風車も回っている。
そして「太陽とイカロス」
「青い空を 何処までも行こう 鳥になって風となって さあ行こう
悲しくは無い これで自由だ 涙がボロボロボロ 零れた」
「悲しいけど.. これで自由だ 涙がボロボロボロ 零れた」
もし今日、「太陽とイカロス」を演ったら、絶対に泣くだろうと思っていたが。
やはり涙が止まらなかった。
今井寿が座り、SEが流れる。
ステージに炎が上がる。
そして激しいドラム
櫻井敦司が
「ドラムス、ヤガミトール
ベース、樋口豊
ギター、星野英彦
ギター、今井寿
ボーカル櫻井

」
とメンバー紹介し「Memento mori」
ステージ後方からスモークも立ち込めてくる。
「BOYS AND GIRLS Baby don't cry ダイジョーブさ
俺達は愛と死
Hey Baby 今は 喰らい 飲み 踊ろう
人生は愛と死
Hey Baby Baby don't cry 愛死合おう
俺達は愛と死」
と歌い上げる。
地の底から響くようなイントロが流れ、観客が両手を突き上げる。
曲は勿論「夢魔 -The Nightmare」
「今日はどうも有難うございました」
今井寿が挨拶し「DIABOLO」で本編を締める。
今井寿、星野英彦、樋口豊、ヤガミトールの順で退場していく。
時間は20時8分。
鳴り響くアンコールに20時17分、ヤガミトールが登場。
ツアーTシャツに着替えていた。
定位置に座りスティックを歪ませる。
笑いが起きる。
そしてヤガミトールのドラムソロ。
ドラムソロの後、樋口豊、星野英彦、今井寿が登場。
樋口豊と今井寿がスマホで観客席を撮影している。
そしてアンコール1曲目は「STEPPERS -PARADE-」
曲が終わり、今井寿と星野英彦がステージに用意されていた椅子に腰掛ける。
何が起こるのか、暫しの静寂のあと、樋口豊のMCが始まった。
「今日はたくさん集まってくれてありがとうございます
今日、来られなかった全国のファンの皆さん、ありがとうございました
時間がない中、こんな(素晴らしい)ステージを作ってくれたスタッフの皆さん、ありがとうございます
1985年、新宿の小さなライブハウスに5人が立って、それからデビューしてツアーに行けるようになり、たくさんの皆さんとライブを楽しめました…。BUCK-TICKはライブバンドなので、ライブをして成長したと思っています
そして、皆さんと作ってきたと思っています。あっちゃんは天国へ行ってしまいましたが、BUCK-TICKはずっと5人です
どんな未来になるか分かりませんが、1つだけ分かっていることは、これからも、皆さんとBUCK-TICを続けていくことだと思っています
みんなでずっとずっと大切にしてきたBUCK-TICKを、これからも皆さん、一緒に作っていきましょう…
よろしくお願いします」
続いてヤガミトールのMC。
「ド不良だった弟が、こんなに立派なコメントを言うとは思っていませんでした
すいません、前代未聞というか、そういう状況になりました
続けていいんだか、やめた方がいいのか、いろいろと考えました
こういう風にファンの皆さんがいるので…
継続させて頂きたいと思います
どういう形になるか分かりませんが、来年は新譜のレコーディングに入ると思います
今井、星野英彦の脳内には、まだ何千曲とアイデアが眠っていると思います
それを発表したいと思います、期待していてください
これからもよろしくお願いします、第2期のBUCK-TICKということで」
そして星野英彦。
「星野さんも?」「HIDEの喋るの?」
観客席がざわめく。
それくらいに星野英彦はステージで喋らない。
「今日、新しい一歩を踏み出すことができました
不安の中、武道館に足を運んでくれて本当にありがとう、不安だったよね?
みんな不安でした
でも、パレードはこれからも続きます
もう一度言います、パレードは続きます」
最後に、今井寿。
「人生は容赦ねえなぁ〜、面白いぐらいドラマチックで
でも、笑えねえよ。
何死んでんだよ、な?
大丈夫だよ、続けるからさ、一緒に行こうぜ
あっちゃんは死んだけど、別にそれは悪いことじゃありません、当たり前のことです
だから、悲しいけど、泣いてもいいけど、号泣してもいいけど、苦しまないでください
死んだことより、いなくなったことより、生きていたということ、存在していたということを大事にしてください…
あっちゃんはまだ、天国には行っていません
まだ、この辺にいます、ずっと一緒にいると思います
来年、BUCK-TICKは新曲作って、アルバムを作ります
最新が最高のBUCK-TICKなんで、期待していてください
でも、覚悟していてください
次は3人になります
覚悟していてください
それでもパレードは続けます
次は2人、次は1人になり、最後の1人はオレかな
それでも続けるんで、みんなを連れて行きたいと思っています
今日、12月29日はBUCK-TICKにとってハレの日です
乾杯をする日です、乾杯しようか、乾杯!」
グラスは無いが、皆、乾杯をする。
「ありがとう
みんなも帰りに乾杯して、BUCK-TICKの話、あっちゃんの話をしてください
PEACE

」
曲は「ユリイカ」
そして櫻井敦司が「みなさん自分を愛しましょう」と煽り「LOVE ME」
LOVE MEの入りをヤガミトールが間違えて、櫻井敦司の映像及び歌と合わなくなってしまった。
櫻井敦司の歌は消され演奏だけが流れる。
観客が歌うもさらに途中、ぐだぐだになって仕舞い苦笑いする今井寿と星野英彦。
会場のファンによる大合唱。
これもまたBUCK-TICK。
櫻井敦司。
「ありがとうございました
また会いましょう
また会いましょう 必ず

」
そして「COSMOS」
「コスモスが咲き乱れる この世界の世界の果てに
血にまみれた 愛だけがそこにある
見えるかい子供たちよ 歌 唄いながら
君に似てる 愛だけはそこにある」
の大合唱。
最後に「名も無きわたし」でアンコールを締める。
時間は21時。
21時2分、樋口豊、ヤガミトールを先頭にメンバーが登場。
そして星野英彦、今井寿と続く。
「行こう、未来へと」櫻井敦司のMCで「New World」
最後にジャンジャンジャンジャーン。
最後の最後、スクリーンには、客席に背を向けて会場を去っていく櫻井敦司の背中の映像が。
それを客席に背を向けて見送る今井寿。
今井寿が「有難う、また会いましょう」と会場を後にする。
星野英彦が手を振りながら去っていく。
樋口豊も「有難う御座いました」と会場を後にする。
メンバーが去った後、「THEME OF B-T」が鳴り響く。
歴代のPVの映像が流れる。
「2024.12.29 日本武道館」の文字が。
大歓声が沸き起こる。
BUCK-TICKは終わらない。
これからも5人で走り続ける。
また涙が溢れた。
21時14分、映像が止まり「悪の華」が流れる。
会場を出て、宿に戻るつもりだったが、今井さんが「みんなも帰りに乾杯して、BUCK-TICKの話、あっちゃんの話をしてください」と言っていたので、ぼっち参加ながら呑みに行きたくなった。
「さくら水産九段靖国通り店」に空きがあったので入店。
寒サワラ炙り造り。
氷見産寒ブリ造り。
真鱈白子ポン酢。
蒸し牡蠣。
豊後とろさば造り。
等で酒を呑み、BUCK-TICKの、櫻井敦司の思い出を思い浮かべる。
色々と遠征もした。
面白いMCもあった。
何もかもが懐かしい。
「バクチク現象-2023-」日本武道館 2023.12.29
SE.THEME OF B-T
01.疾風のブレードランナー
02.独壇場Beauty
03.Go-Go B-T TRAIN
04.GUSTAVE
05.FUTURE SONG -未来が通る-
06.Boogie Woogie
07.愛しのロック・スター
08.さくら
09.Lullaby-III
10.ROMANCE
11.Django!!! -眩惑のジャンゴ-
12.太陽とイカロス
13.Memento mori
14.夢魔 -The Nightmare
15.DIABOLO
EN 1
01.STEPPERS -PARADE-
02.ユリイカ
03.LOVE ME
04.COSMOS
05.名も無きわたし
EN 2
01.New World
帝都の旅
https://photos.app.goo.gl/zJvRB1WAN7uSQcM69
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