「鎌倉殿」で義円を演じた人が、村上春樹の小説を原作とする演劇「ねじまき鳥クロニクル」のイベントで下品な発言をして問題になっているという話。鎌倉殿での出番は短かったが、力の入った死にっぷりで印象に残っている。
成河の失言内容は?ねじまき鳥アフタートークで不適切発言が大炎上!
https://lillylifelog.com/songha-shitsugen/
失言内容そのものよりも、記事説明にあるねじまき鳥の内容が、私の記憶しているものと違うことの方が気になった。まぁメタファーだらけの話なので、解釈違いなだけなのかもしれないが。
かなり大雑把にねじまき鳥のストーリーを書くと、「主人公の嫁さんが失踪。尋ね探すうちに辿り着いたスピリチュアル世界で 嫁さんが実兄に支配されていたことが分かったので、嫁さんの実兄をバットで撲殺。現実世界に戻ると、実兄は脳卒中で意識不明になっていて、嫁さんが帰ってきた」みたいな、ふわっとした話。発表当時もマニアや有識者が互いの解釈を語り合っていたものだった。
実兄の支配が性的なものではあったことが示唆されているため、アダルト界隈のNTRブームの初期の頃は、NTR分が摂取できる一般書として紹介されていたこともあった。ほんのわずかなNTR分を摂取するために、ハードカバー3冊の文学作品を読む。NTRが過剰供給すぎて逆に廃れつつある今から見れば、隔世の感はある。
作中ではノモンハンでの日本軍が悪の象徴として描かれていて、官僚一家生まれで政治家に転身しようとしている実兄も、その悪を受け継いでいる みたいな設定。読んだ当時は日教組教育を受けた高校生だったので、特に疑問も感じない設定だったけれど、今になってみるとなんだかなと。
村上春樹さん「常に卵の側に立つ」ガザ侵攻したイスラエルで伝えた、たった一つのメッセージ(2023年10月25日)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/haruki-murakami-jerusalem-prize-speech_jp_65362f0ae4b0689b3fbd1c7e
「卵」という表現でパレスチナを擁護した十数年前のスピーチをふりかえる記事。これも当時はそれなりに納得して聴いていたものだけれども、「タマゴが自らがタマゴであることを盾にして襲いかかってくる」姿を見た今となっては 何とも言えない。
もちろんハマスとパレスチナは全くのイコールではないけれど、全く別というわけでもないだろうと。
ログインしてコメントを確認・投稿する