生きる LIVING
ウィリアムズ(ビル・ナイ)は「あと6ヶ月、長くて9ヶ月」と
ガンによる余命宣告を受けてしまった。
「私の人生とはどうだったのか?」
「満足のいく人生だったのか?」
そんな自問を繰り返しながら、たまたま出会った男にこう言われる。
「長くはないが時間はある。」
70年ほど前に公開された黒澤明監督の名作「生きる」
それをイギリスに置き換え、名優ビル・ナイでリメイクされたものです。
アッし、たまたまですが、元の「生きる」は観たことがあって、
志村喬さんの鬼気迫る市民課長をスゲーと思ってました。
今回は、それをビル・ナイさんが演じてますが、
抑えながらも懸命に生きることに執着する課長を良く演じておられます。
元の作品ではラストにブランコに揺られて唄うシーンがあるのですが、
今作でも雪の中でブランコに乗り、ビル・ナイさんが唄います。
それは、元のとは少し違って、成し遂げた喜びに満ちた表情で、
とても印象的なシーンになってました。
ところで、
現状に甘んじて、ただ日々を過ごすだけの課長は "ゾンビ" と呼ばれます。
元の作品では、ナレーションで「生きていると言えるのか?」と
言われてましたが、当時はまだゾンビなんて言葉はありませんでしたから、
現代に置き換えてゾンビになったようですね。
両方とも観て、その違いを探すのも一興かもしれません。
それにしても、
今作でのビル・ナイさんの起用はハマり役でしたね。
期待通りに「生きる」課長でした。
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