元関脇・豊ノ島の井筒親方、日本相撲協会を退職 タレントに転身「外から相撲界を応援し、盛り上げたい」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7249945
今年も、大相撲一月場所が始まりました。「1横綱1大関」という明治31年一月場所以来125年ぶりの異例の番付となった今場所の初日、横綱照ノ富士が「両変形性膝関節症で1月31日までの休場を要する見込み」と記された診断書を提出して今場所を全休、出場力士の中で番付最上位、かつ「唯一の上位陣の力士」となった大関貴景勝は、新小結の若元春を押し出しに退け、「次期大関候補」との呼び声も高い豊昇龍と若隆景の2人の関脇は、豊昇龍が前頭筆頭の翔猿を立ち合い左で張って出足を止め、両差しから一気に寄り切りに仕留め、若隆景も小結に戻ってきた明生を左差しから右上手を引いての寄り切りに仕留め、ともに白星発進となりました。
両者の今日の土俵について、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)は、若隆景について「立ち合いからの流れが良かった」とし、左下手を引きつけて安定させるより、まず「速さでしょう。相手が力を出す前に出た」と分析、さらに右上手を引いたことについては「大きい人と対戦した時は前褌じゃないと振られて危ない」と、小手に振られる危険があることを指摘、研究の余地があると注文を付けていました。一方、張り差しで制した豊昇龍については「張り差しとか変化して上手を取るとか、安易に楽な勝ち方をしないこと。張り差しでなくても馬力で持って行けるようにしないと自分の足も止まってしまう。自分の型を早く確立することだ」と、それぞれに課題を提示したコメントを発していました。その上で、「焦っても仕方ないが、2人ともこの日のような相撲を取っていれば勝って行ける」と締め括っていましたが、「1横綱1大関」という現状ゆえ、とにかく、土俵を牽引していく逸材の活躍、そして大関、横綱への昇進で「看板力士」となっていくことは“喫緊の課題”なので、期待は大きくなると思います。
その他。先場所の覇者である東前頭3枚目の阿炎は新小結琴ノ若に相撲を取らせず突き出しで一蹴、関脇に陥落して10勝以上での大関復帰を目指す正代は、今場所東前頭2枚目に番付を下げた御嶽海の寄り切りに屈して黒星発進、先場所12勝3敗で優勝決定戦に残った帰り関脇の高安は西前頭筆頭の大栄翔の押し出しに屈しました。
さて、この記事の主役である元関脇の豊ノ島(井筒親方)が場所直前の1月4日に協会を退職、「タレント・豊ノ島」として活動を開始することがアナウンスされ、同じ時津風部屋の弟弟子である豊山(小柳亮太)が先場所後に電撃的に引退(協会に残らず、スポーツトレーナーとして活動するらしい)するなど、いろいろと動きのあった今場所前の日本相撲協会ですが、40歳を目前にして(事実上)親方としての活動を断念した豊ノ島については、協会を去ることを残念とする声がありましたね。NHKテレビ解説の北の富士勝昭(第52代横綱)もその一人ですが、やはり、自身で年寄名跡の保有(取得)ができなかったことが大きかったようですね(ご参考:日刊スポーツの記事
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202301060000341.html?cx_testId=163&cx_testVariant=cx_undefined&cx_artPos=2#cxrecs_s
)。豊ノ島が名乗っていた「井筒」は元関脇逆鉾(1961〜2019。井筒部屋の師匠だったが病死)の遺族が保有しており、「一時襲名」の扱いが続いていましたが、何らかの年寄名跡(105ある)の手当のめどがつかなかったことが、結果的に“人材面の損失”となったということだと思います。
ログインしてコメントを確認・投稿する