東横INN八戸駅前の、402号室で朝5時に目が醒めた。
昨夜も知らないうちに爆睡していた模様だった。
日記も書きかけで尻切れ蜻蛉になっていた。
軽くお握りを食べて、シャワーを浴びてチェックアウト。
八戸で、青い森鉄道開業20周年の記念切符を購入する。
青い森鉄道は、これから乗車するIGRいわて銀河鉄道と共に元々は東北本線であった。
しかし、2002年の東北新幹線八戸開業と同時に整備新幹線並行在来線としてJRとしては廃線となり、第三セクターとして存続された路線である。
6時9分発の青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道、八戸行きに乗車。
車輛はIGRいわて銀河鉄道のIGR7000系で、これはJR東日本の701系である。
辺りはまだ真っ暗闇。
目時からIGRいわて銀河鉄道となる。
馬淵川を渡り岩手県に入る。
金田一温泉を過ぎると、うっすらと明るくなって来た。
二戸、一戸と列車が進む。
雪の舞い散る薄明かるい町の奥は、遠くぼんやりと陰っている。
モノトーンに飾られた車窓は、物悲しさを醸し出している。
小鳥谷を過ぎると、段々と山奥へと勾配を上げて行く。
山合を小繋川が蛇行しながら流れている。
小繋を出ると下り勾配。
雪煙を巻き上げながら下って行く。
車窓が真っ白になりベンチレーターから侵入して来た細かい雪煙が降りかかる。
ドアの隙間からも雪が侵入して来る。
かなりの雪だ。
奥中山高原は、全に線路が埋まりホームとの区別がつかない位に雪が積もっている。
その深い雪も、盛岡が近付いて来ると浅くなって来る。
好摩でGuns N' Rosesの「Coma」を聴く。
1995年8月の、北海道遠征の時も盛岡から乗車した50系客車の青森行きでGuns N' Rosesの「Coma」を聴いた。
2001年の下北交通遠征の際に、花輪線から好摩で東北本線に乗り換えた際に聴いた。
1989年の初めての北海道遠征の時には、まだこの曲はなかった。
その好摩を過ぎると朝日が顔を出し夜の気配が消え失せる。
好摩の次が石川啄木の古里、渋民。
段々と雪が浅くなって来る。
7時58分、盛岡に到着。
IGRいわて銀河鉄道の改札からJRの改札まではかなり遠回りになる。
次の電車は8時9分発一ノ関行き。
余り時間が無い。
盛岡駅構内の土産物屋などは開いているから、ちょっと覗いて見たかったのだが。
時間がなくて諦めた。
まだ8時前でしたのにショッピングモール前に初売り目当ての行列が出来ていた。
https://twitter.com/sylvian3/status/1609699526033707009?t=pVGDVfq8LbJLfR69b2MRfA&s=19
一ノ関行きは701系の4輛編成。
乗車しているすぐに発車した。
雫石川を渡り北上川に沿って走る。
古舘の辺りから、東根山が見える。
古舘駅のある紫波町には、志賀理和氣神社や日本五大稲荷と称される志和稲荷神社等が鎮座し、一度訪れてみたい。
宮沢賢治で名高い花巻を過ぎて8時56分、北上に到着。
ここで10時3分発の北上線横手行き快速に乗り換える。
一昨年、北上線に乗るべく東北に遠征したが、大雪の影響で不通に。
昨年もまた、北上線に乗るべくやって来たが、またもや大雪の影響で不通。
そして今年、漸く北上線に乗車出来る。
2000年8月以来23年振り、冬の北上線は初めてである。
時間があるので、駅構内の売店で土産物を漁る。
土産物は豊富にあったが、駅弁の類いはなかった。
そんな事だろうと思い、昨夜、八戸駅で「吉田屋」謹製「うにと山菜松茸のごはん」を買っておいた。
土産物を買い漁り、北上線の列車に乗り込む。
車輛はキハ100の2輛編成。
早速、駅弁で北上線呑み鉄の旅。
酒は京都・城陽酒造の純米吟醸55。
10時3分、定刻に発車する。
暫くは北上の市街を走る。
尻平川を渡り横川目を過ぎると、平野が尽きて山へ入って行く。
和賀川を渡り石羽根ダムが見える。
木々が生い茂り、ダム湖は見えない。
岩沢からダム湖の方へ行くと、和賀の松島なる景勝地があるらしい。
かなりの積雪の様で和賀仙人では何人かの保線員が待機している。
トンネルを幾つか抜けると湯田ダムのダム湖である錦秋湖の湖岸に出る。
凍てついたダム湖に雪を被った木々が立ち並び、幻想的な風景が続く。
ゆだ錦秋湖を出ると、和賀川、錦秋湖を渡る。
そして入浴施設であるほっとゆだを併設した駅、ほっとゆだに到着。
ここから先は鬼ヶ瀬川、そして沢入川に沿って走る。
ゆだ高原を過ぎて、県境の峠越え。
岩手県から秋田県へ入る。
秋田県最初の駅が黒沢。
黒沢と云えば黒沢年雄。
「オウミ住宅黒沢さん♪」や「ジャン先生」を思い出す。
黒沢で北上行きと交換。
ここから先は黒沢川に沿って下って行く。
段々と土地が拓けて来る。
黒沢川が横手川と合流して、横手の町へと流れて行く様に、11時15分、北上線も終着の横手に到着した。
20分程時間があるから駅を出て見る。
秋田犬の古里らしく、可愛い看板がある。
何故か猫さんも紛れている。
売店はなかったが、お土産自販機があった。
なかなか可愛い。
それにしても、横手で何故にクレヨンしんちゃん
https://twitter.com/sylvian3/status/1609741393437818882?t=7d0BCf2eTo4ssWC_1QBnVQ&s=19
11時36分発の新庄行きに乗車。
ロングシートの701系で、そこまで混んではいない。
湯沢でかなり乗車して来たから、座席がほぼ埋まる。
立ち客もちらほらといた。
院内を過ぎると雄勝峠。
既に、窓にはべったりと雪がこびりつき、真っ白になってしまっている。
ロングシートの座席は全て埋まっているこら、窓を開ける訳にもいかない。
山形県に入り及位駅に到着。
多少の遅れが出ている。
新庄には12時55分着の予定が10分程遅れたので、13時発の陸羽東線小牛田行きにダッシュで乗り換える。
キハ110の2輛編成で、既にボックス席は埋まっていた。
仕方がないので車端部のロングシートに陣取る。
息つく間もなく、13時7分に発車した。
陸羽東線に乗るのも2012年以来。
今回が2回目の乗車。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1864959217&owner_id=5677348
長沢から小国川に沿って小牛田を目指す。
山が迫り、小国川が蛇行しながら行く手を案内する。
有名な景勝地がある訳でも無いが、小国川の織り成す風景を雪で化粧し、なかなか赴きがある。
大堀の町を抜け、白川を渡る。
そして最上に到着。
新庄行きと交換する。
赤倉温泉を過ぎると小国川と別れを告げる。
分水嶺越えの、深い山を行く。
次の堺田の駅前が最上川水系の小国川と北上川水系の江合川の分水嶺になっている。
日本海と太平洋に、別れて流れて行く。
駅構内にも案内があるが、残念ながら列車からは見えない。
更に、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で泊まった旧有路家住宅もあるという。
一度下車してみたい。
堺田を過ぎると山形県から宮城県へと入る。
中山平温泉、鳴子温泉と続き雪が浅くなって来る。
鳴子温泉で結構、乗車して来た。
江合川の流れに沿って走る。
土地も拓けているから、景色は小国川の方が良かった。
池月で鳴子温泉行きと交換。
岩出山には、駅前に鉄道資料館がある。
前回、途中下車した際には朝が早すぎて閉まっていた。
今回は時間がなかったが、どうせ正月休みだろう。
是非、堺田と合わせて途中下車してみたい。
岩出山も「伊達な小京都」として有名な町らしいから、尚更だ。
そうしたら、泊まりは鳴子温泉だろう。
夢は広がる。
東北新幹線と接続する古川でかなり下車する。
全く雪が無くなった。
茶色い田畑が見えている。
そうして15時13分、小牛田に到着。
次の仙台行きは15時33分。
多少時間があるから駅前へ出て見る。
何と無く、駅の雰囲気が違う。
改札も役務室も跨線橋の続きにある。
確か前は地上駅だった筈だがと駅前に出たら、駅舎は前のままで、改札の跡みたいな痕跡もある。
恐らく、近いうちに建て替えるのだろう。
仙台行きは701系4輛編成。
流石、混んでいる。
ロングシートで、船を漕いでいた。
仙台には16時19分着。
次の福島行きには40分程時間がある。
小腹が空いたから、仙台駅「杜」で蕎麦でも食おうと思ったのに、食券買い間違えた。
https://twitter.com/sylvian3/status/1609813950048403456?t=x7QWEBieXP1M1fZD7_tARw&s=19
まだ時間が余っているから駅構内の土産物など廻ってみる。
他の町など、キオスクやら廻っていると、何かしら「これ欲しい」「おれ美味しそう」って物があるのが常ではあるが、仙台にはそれがない。
こと土産物に関しては魅力ある物が無い。
それでも、何かないかと探していたのだが。
私は仙台駅で下車した筈なのだが…
いつの間にか姫路に迷い混んでしまった様だ。
https://twitter.com/sylvian3/status/1609820920914542592?t=m23yfBnerXWAdPTRbXeH3w&s=19
土産物は諦めて、福島行きの列車に乗り込んだ。
E721件のセミクロスシート。
荷物を座席に置いて写真を撮っていたら、向かいのホームに福島行きが停車していた。
どう云う事かと、乗車した列車の行き先を見たら「山形」と書いてある。
これは仙山線の列車だ。
私とした事が、何を当たり前の様に山形行きを福島行きだと思い込んでいたのだろう。
まだ時間に余裕はあるとは云え、慌てて荷物を纏め福島行きに乗り換える。
701系の4輛編成で、既に座席は埋まっていた。
それでもロングシートの座席の端に空きを見付けて座る。
発車間際には、立ち客も出て休日の烏丸駅発位には込み合った。
17時、福島行きが発車。
もはや辺りは真っ暗闇で、車内も込み合っているから、スマホをいじるしかやる事が無い。
Twitterで、徳島にある、うさぎ神社の情報を得た。
徳島県伝説の神社『白人神社』うさぎを撫でると開運!?/徳島県美馬市
https://setouchifinder.com/ja/detail/498
かなり不便であるが、行ってみたい。
更に下関に、こんな施設があるそうだ。
下関戦争を体験出来る。
みもすそ川公園で異国船打ち払い体験。カノン砲に100円入れると音と煙が出ます。
https://twitter.com/rasenmaid/status/1609399094891671556?t=i9j8End0R4x2ieDCvQEkvQ&s=19
船岡辺りで漸く、立ち客がいなくなる位には空いて来た。
そして、18時23分に福島に到着。
またもや駅構内のショッピングモールを巡ってみる。
そして18時45分発の新白河行きに乗車。
車輛はE721系のセミクロスシート。
空いていたから1ボックスを一人で占拠出来た。
久し振りのクロスシートである。
郡山には19時33分着。
駅前でイルミネーションをやっていた。
構内の店は20時に閉まるから、土産物等を買い漁る。
郡山は旨い菓子屋が多い。
柏屋の薄皮饅頭と、三万石の、ままどおるは外せない。
駅弁は売り切れていたから、ドトールで「贅沢ミラノサンド 直火焼きローストビーフ&カマンベール〜赤ワインバルサミコ酢ソース〜」を買う。
そして20時18分発会津若松行きに乗車。
早速、晩飯を頂く。
ミラノサンドに塗ってあるトリュフマヨソースの香りが堪らない。
郡山から会津若松まで磐越西線に乗るのは2002年の正月以来、21年振り。
磐梯熱海から、猪苗代へ向けて勾配を上がっている気配がする。
窓外は闇の世界で、車内の灯りに照らされた線路脇が見えるだけである。
上戸を出ると猪苗代湖湖畔を走るのだが。
漆黒の闇の中、湖の気配さえ感じられない。
猪苗代湖畔から湖から離れて行く。
湖畔の町、川桁はかつて磐梯急行電鉄が接続していた。
磐梯急行電鉄と言うと立派に聞こえるが、電化はされておらず規格は軽便鉄道そのものだった。
川桁のホームに照らされた灯りで、かなりの積雪と言うのが解った。
川桁の次が猪苗代。
猪苗代を過ぎると、激しい風雪が列車を叩きつける。
バシバシっと、かなりの音が響いている。
21時33分、会津若松に到着。
東横INN会津若松駅前の1209号室にチェックインする。
画像をUPして、セブンイレブンで明日の朝食を購入。
さて、明日の予定はどうなるか。
神のみぞ知る。
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