「回復の年に」模索続く 仙台空港“24時間化”から1年〈宮城〉
3/22(火) 20:40 仙台放送 配信より
https://news.yahoo.co.jp/articles/14d9a896fe2fe2a4d80111e225a4570ceb6ec0f3
仙台放送
仙台空港の24時間化が決まってから1年あまり。地震の影響で空港は一時的な混雑をみせていますが、コロナ禍の厳しい経営が続いています。運営会社の鳥羽明門社長は24時間化がアフターコロナの成長の助けになると期待しています。
仙台国際空港 鳥羽明門 社長
「人の移動が大きく制限され、もう2年以上経つ状況になっていて、これは経営にも大きな打撃を与えている」
宮城の空の玄関口、仙台空港です。3月16日の地震で東北新幹線が運休したことを受けて改めて、その重要性が認識されました。
出張客
「羽田から飛んでいると聞いて唯一予約がとれたので、スムーズに来れたのでよかった」
一方で、コロナ禍の影響は今も続いています。仙台国際空港によりますと、昨年度の旅客者数は2019年度の3分の1を下回る121万人にとどまり、今年度も目標の達成は厳しいのが現状です。結果、営業損失は昨年度で16億9200万円、今年度は9億5400万円を見込んでいます。
厳しい経営状況の中、去年2月に実現したのが、空港の24時間化に向けた名取市・岩沼市との「覚書」締結です。
仙台国際空港 鳥羽明門 社長
「空港としての可能性が高まったのは事実。とりわけ国際線に関しては、海外から仙台空港を見た時の可能性は、非常にプラスになったと思う」
離着陸の時間の選択肢が広がり、空港の利便性を高める24時間化。東北では初めての取り組みとなりましたが、この1年の活用は新型コロナの影響もあり、これまでの運用を30分超え、午後9時半到着となった国内線1便のみに留まりました。
仙台国際空港 鳥羽明門 社長
「航空便の新規の増便やネットワークの拡張につながらなかったのは残念な部分。今後、国が開かれて国際線が就航できるようになったときには、24時間まで可能となった空港として注目をしていただいて、新しい路線、もしくは既存の便の復便を、早期に実現できたら」
こうした中、仙台国際空港が力を入れているのが、ターミナルビルの魅力向上です。去年11月には、国際線の就航先の食品や雑貨などを集めた「就航地フェア」を開催。
訪れた人(去年11月取材)
「コロナで2年ぐらい台湾に行っていない。24、5回行っているけど行きたいと思って」
訪れた人(去年11月取材)
「見た瞬間に台湾気分です。今」
空港が立地する岩沼市を舞台にしたアニメ「バクテン」とのコラボも実現しました。アニメの登場人物の名前は県内の地名にちなんでいて、人気キャラクターと同じ名前の自治体パンフレットは品切れとなるほどの反響があったといいます。
「通過する場所」から「目的地」へ。人の移動が制限される中、制限解除後にも選んでもらえる空港となるよう力を入れてきました。
仙台国際空港 鳥羽明門 社長
「旅をしているような雰囲気に浸るだけでも、空港は非常に居心地がいいという方もいて、これからのアフターコロナの旅客の需要を的確に捉えられる空港作りに役立てていきたい」
中期経営計画で来年度の黒字化を掲げている仙台国際空港。アフターコロナを見据えた「24時間化」の布石を生かすためにも、今年は新たな成長に向けた「回復の一年」と位置づけています。
仙台国際空港 鳥羽明門 社長
「20年度、21年度と大きく落ち込んだのは事実で、これから登る坂が急になった面があるが、やはり遠くにある変わらない目標は見ながら回復軌道にはまず22年度はのせて、それから足腰を鍛えて新しい成長軌道に乗せていくと、しっかりと私どもの役割を果たしていきたい」
仙台放送
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最終更新:3/22(火) 20:40 仙台放送
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