■「いい相撲。俺もよく食ったよ」 八角理事長、結びの熱戦にご満悦
(朝日新聞デジタル - 01月10日 05:23)
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大相撲一月場所二日目、横綱照ノ富士は東前頭筆頭の若隆景を小手投げに退け、昨年九月場所の十三日目からの連勝を「20」に伸ばし、大関正代は過去2戦2敗の東前頭二枚目の宇良を押し出しに仕留めて連勝としましたが、大関貴景勝が小結明生の突き落としに屈して二日目にして土がつきました。
今日の横綱、立ち合いから若隆景に右を手繰られ呼び込む形を作ってしまう展開になりましたが、立て直して相手の左を抱え、小手投げで勝負あり。「正面においていこうと思っていました。落ち着いてやれたんじゃないかと思います」とコメントしたようですが、磐石の一番ばかりが「横綱相撲」と言う訳ではなく、昨日の大栄翔戦同様、連日不利な展開になりながら、冷静に立て直して白星に結びつける「負けない相撲」を続けているのも横綱の責任を果たす土俵と言っても良いのかもしれませんね。明日は霧馬山との対戦ですが、どのような展開になりますやら。
一方、大関貴景勝は先場所不覚の小結明生と対戦。立ち合いから明生を一気に押し込み西土俵に詰めながら、明生が左に回り込んで左に体を開き、大関勢い余って倒れ込み、突き落としを食らって勝負あり。初日、若隆景を一気の電車道での押し出しに仕留めた貴景勝ですが、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)はこの一番について「昨日が良かっただけにいっぺんに持っていこうというイメージだったんだろう。気持ちは前に行っていたけど足は前に行っていなかった。今日は上体ばかりだった」と展開を振り返り、「精神的に粘り強さがなかった。もっと粘り強く、粘り強く行かないと」と課題を指摘し、明日以降の心理的影響への懸念を示しながら、立ち直りに期待を示していました。NHKのテレビ正面解説の二所ノ関親方(第72代横綱稀勢の里)も「昨日の相撲が良すぎた」との言葉で同様の指摘をし、“不覚を取る”ことがあると語っていましたね。
そして、大関正代ですが、過去2戦2敗(と言っても宇良の負傷前)だった東前頭二枚目の宇良が相手。立ち合い、左差しも手繰られたものの慌てず、一気に土俵下に押し出して勝負あり。宇良もろとも土俵下へ落下し、宇良は背面を強打。なかなか立ち上がれず、勝った正代も手を貸していましたが、土俵上へ戻って正代が勝ち名乗りを受けようとする際、宇良がふらついて直立できず、呼び出しの肩を借りて土俵下へ。花道の途中で車いすに乗って治療に向かい、正代は間を置いて勝ち名乗りを受け、宇良が負け残りで東方に控えることができず、結びの照ノ富士には付け人が力水を施す役回りを務めていました。後頭部を打ち付けたようで、幕内後半戦の審判長を務めた藤島親方(元大関武双山)は「脳震盪じゃないか。上位にくると圧力のある人ばかり。どうしてもああいう相撲になる」とコメント、また、八角理事長はこの一番の展開について「最後まであきらめないのが宇良だけど、最後に正代にしがみついたのは自分も相手も危ない。自分だけじゃない。相手も怪我に繋がる。しぶといのはいいんだけどね」と、粘りを評価しながらもアクシデントに繋がる危険性を指摘していました。
その他。新入幕の王鵬は琴恵光を冷静に突き落としに仕留めて初日から2連勝。同じ新入幕の若元春は物言いのつく一番ながら碧山の叩き込みに屈して明暗が分かれました。先場所11勝の関脇御嶽海は逸ノ城を左押っつけからの押し出して2連勝としました。
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