北総鉄道ついに値下げ検討へ 累積損失は解消見込み 高い運賃「積年の課題」
https://trafficnews.jp/post/108319
北総鉄道が、2022年度に累積損失が解消される見込みであることから運賃値下げに向けて可能性の検討に着手する考えであることを発表したそうです。
千葉ニュータウンへのアクセス路線として1979(昭和54)年に開通するも、建設費が高かったための償還もあったし、千葉ニュータウンの開発が思うように進まなかったりで利用も低迷し、それが悪名高い高額運賃の理由でした。
ところがこの10年前後で急に風向きが変わったようで、近年は京成成田スカイアクセス線としてスカイライナーの経由ルートにもなったし、開発が思うように進まなかったことで住民は計画人口より大幅に少ないままながらも、近年では都心と成田空港の間という立地を活かして物流施設が建ったり、強固な地盤という防災上の強みを買われてサーバーなどを設置するデータセンターの建設が増えているそうで(これで沿線への通勤客増加の可能性)、結果として開業から42年でようやく解消の見通しが見えてきたということですね。
歴史の浅い鉄道路線というのは建設費償還の都合もあったりでどうしても運賃が高くなってしまうのですが、北総はその中でも特に高く、初乗りが200円を超えているし距離ごとの運賃も他社と比べて大幅に高く、しまいには沿線住民から値下げを求める運動も起きてしまい、それで一時的ではあるも少しだけ安くなっていた時期もあるのですよね。
そういう経緯もあるだけに近い将来に値下げに踏み切る可能性は高そうですが、さすがに一気に大手私鉄とかJR並みの水準にするのは無理でしょうから、当面は少し安くなる程度(つくばエクスプレスくらいの水準)ではないかと思われます。
そして、北総鉄道といえば同じく歴史が浅く運賃が高い東葉高速鉄道や埼玉高速鉄道と並んで「高額鉄道御三家」(東京臨海高速鉄道も加えて四天王と呼ぶ人もいる)と揶揄されることもありますが、その御三家ないし四天王の最年長だけに累積損失解消で値下げが上手いこと実現しその後の経営も成功すれば、他社の今後の方針を決めるモデルケースにもなるのではないでしょうか?
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