十数年前、世界中がリーマンショックの不況にあえぐ中、総理大臣だったのが麻生太郎。麻生内閣が景気浮揚のために様々な対策を行っていて、その中の一つが 低所得者層への一人あたり1万2千円の定額給付。当時の麻生は「カネはバンバン刷ればいい」「今の景気が大事」みたいな感じだった。
が、自民党を目の敵にしてる左派寄りのマスコミは、何かにつけて麻生を攻撃。「漢字を読み間違えた」「不景気の中、高級バー通いをしている」「カップ麺の値段を分かってない」「ホッケ料理に煮付けがあると言っている(※報じた記者が知らないだけで、ホッケの煮付け料理は普通に存在する)」と、どうしようもないことオオゴトのように騒ぎ立てたし、それに大多数の国民も乗った。
定額給付金についても、「買収まがいのバラマキ」「無意味」「子孫への借金を増やしただけ」と散々な言われようだったし、世論調査でも「評価しない」が多数を占めた。
実際、給付対象も給付額も限定的だったので、それほど効果がなかったのは事実ではあるのだけれども、先の見えない不景気の中 手探りで行われた政策だったことを考えれば、全否定されるほどひどい政策だったとは思えない。とにかく冷え込んだ消費者のマインドを変えたい という心意気は評価されても良かった。
が、当時の国民の多くは そんなふうには思わず、ようやく景気対策の効果が出始めてきたところで、麻生は総理大臣の座から引きずり降ろされ、民主党へと政権交代。景気回復の功績も民主党に奪われる形になったわけで、麻生は相当に悔しかったのではないかなと思われる。
そして現在。「どうせ大半を貯金に回して 経済効果はない」「子孫への借金を増やすつもりか」と、十数年前に自身が受けた批判をオウム返しにするかのように、コロナ給付金再給付に断固反対している麻生をみると、「社会が生んだ悲しいモンスター」という感じがして 何とも言えない気持ちになる。
というか、これだけ給付金にアレルギーがある麻生から、国民全員に10万という大盤振る舞いを引き出した安倍晋三ってバケモノだったよなと。人には言えない弱みとか握ってたのだろうかと勘ぐりたくなるレベル。
ログインしてコメントを確認・投稿する