mixiユーザー(id:16600073)

2020年12月27日08:42

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蘭奢待で誰が誰にキレたのか の雑感

先週にも日記にした蘭奢待の話。「信長による切り取りに正親町天皇がイラッとした」と一般に流布されている説を書いたのだけれども、やっぱりそこそこ親密だった信長と正親町天皇の関係性を考えると、蘭奢待切り取りでそこまでキレるものだろうかという違和感。前回の日記で触れた、土岐頼武と畠山義総の取り違えのように、資料の読み違えではないだろうかと。

で、確認したところ、やっぱり資料の読み違え説というのは存在していて、正親町天皇が信長にキレた時のものとされる文章は、実際には「特に相談もなく 慣例を破って信長の切り取りを黙認した正親町天皇に対して 三条西実澄がキレた時のもの」という説や、「信長の切り取りの打診に 勝手に安請け合いしてしまった関白・二条晴良に対して 正親町天皇がキレた時のもの」説が存在しているらしい。

蘭奢待が割と頻繁に切り取られていたことは、現代の調査で分かっている事実。つまり、そこまで門外不出の重宝というわけでもないわけで、当時の信長の政治的な立ち位置を考えたら、蘭奢待を褒美で与えること自体は、そこまで問題にはならなかっただろうと。朝廷内での手続きの不備で揉めたとか言われたほうが、よほど納得できる話だよなと。
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