鹿児島市長選 告示 4人立候補
11月22日 13時34分
任期満了に伴う鹿児島市長選挙が22日告示され、これまでにいずれも新人の4人が立候補し、今月29日の投票日に向けて7日間の選挙戦が始まりました。
鹿児島市長選挙に立候補したのは届け出順に、
▼無所属の新人で自民党が推薦する元鹿児島市議会議長の上門秀彦氏(66)
▼無所属の新人で社民党が推薦する元鹿児島市副市長の松永範芳氏(63)
▼無所属の新人で元鹿児島県議会議員の下鶴隆央氏(40)
▼共産党の新人で元鹿児島市議会議員の桂田美智子氏(67)
以上の4人です。
4人の候補は、さっそく街頭などで支持を訴えました。
上門秀彦候補は「前例主義、建前主義そして縦割り行政を脱却すべく、風穴をあけよう。ダイナミックに鹿児島県と鹿児島市を前に進めよう。経済も市民も市政もたくましくなろうという気持ちで今回の市長選挙への立候補を決意しました」と述べました。
松永範芳候補は、「新型コロナウイルスは切れ目がありません。財政も切れ目がありません。だからこそ、しっかりとした市政・財政運営が市民、鹿児島県の発展につながっていく。森市長のあとをしっかり継げる市長としておし上げていただきたい」と述べました。
下鶴隆央候補は、「新型コロナウイルス、急速に進む人口減少、今まで誰も経験したことがない新しい事態です。このままのやり方を続けていては生き残れません。新しい発想、新しい技術をいかし、若い発想で、新しい鹿児島市をつくることが必要です」と述べました。
桂田美智子候補は、「市長が市職員出身だったことで市政が硬直化し、市民の心がわかっていないとの声が聞かれる。ただ1人の女性候補としてお年寄りから赤ちゃんまでが住んでよかったと思える、市民に寄り添ったあったかい市政を目指します」と述べました。
今回の鹿児島市長選挙は、4期務めた現職の森博幸市長の引退に伴い、16年ぶりに新人どうしの争いとなります。
選挙戦では、▼これまでの森市政への評価や▼新型コロナウイルスで落ちこんでいる地域経済の活性化、それに▼まちづくりのあり方などをめぐって論戦が展開される見通しです。
立候補の受け付けは午後5時に締め切られ、7日間の選挙戦を経て今月29日に投票が行われ、即日開票されます。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20201122/5050012689.html
日本S ソフトバンクが1勝
11月22日 12時39分
プロ野球、日本シリーズの第1戦が21日夜、東京都文京区の球場で行われ、ソフトバンクが巨人に5対1で勝ちました。
ことしの日本シリーズはパ・リーグでは初の4連覇を狙うソフトバンクと平成24年以来8年ぶりの日本一を目指す巨人の対戦となりました。
21日夜の第1戦は巨人の本拠地・東京ドームが社会人の都市対抗野球で試合終了後しか使用できませんでしたが、最終試合のみ翌日に片付けていいという事を条件で予定通り行われました。
ソフトバンクは2回、5番・栗原選手のツーランホームランで先制し、6回にも栗原選手がこの試合3本目のヒットとなる2点タイムリーツーベースを打ってリードを4点に広げました。
8回にも2番・中村晃選手がタイムリーヒットを打って突き放しました。
投げては先発のエース・千賀投手が7回まで150キロを超えるストレートを軸にヒット3本、無失点と好投し、5対1で勝ちました。
ソフトバンクは日本シリーズでおととしの第3戦から9連勝で、シリーズ記録を更新しました。
22日の第2戦も午後6時10分から東京ドームで行われますが、試合終了時刻によっては開始時刻が遅れる可能性があります。
https://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20201122/5010010050.html
新幹線開業控え 武雄「夜市」
11月22日 12時28分
九州新幹線・長崎ルートの暫定開業を2年後に控え、そのルートとなる佐賀県武雄市では、駅の周辺スペースを生かした夜市が開かれ、多くの人でにぎわいました。
この夜市は、九州新幹線・長崎ルートの武雄温泉と長崎の区間が、再来年の秋ごろに開業する見通しになったことから、町のにぎわいにつなげる方策を考えようと、武雄市などが企画しました。
駅周辺の駐車場や高架下などが会場となり、地元をはじめ、福岡県内からも飲食店や雑貨店などおよそ30の店が参加し、訪れた人たちは、受付で検温と手の消毒を済ませてから入場しました。
そしてさまざまな店の中から、ホットドッグや韓国料理など気に入った料理を買い求め、雑貨店では女性のグループがイヤリングなどのショッピングを楽しむ姿も見られました。
また、会場の一角にはテントが4基設けられ、家族連れなどが夜市とセットになった一味違ったアウトドアを楽しんでいました。
地元・武雄市の27歳男性は「武雄にはこれほどさまざまな店が集まる夜市はなかったので、大勢の人が集まっておいしいものを食べられて最高の気分です」と話していました。
この夜市は22日まで開かれます。
https://www.nhk.or.jp/lnews/saga/20201122/5080007471.html
宇城市で男性死亡 ひき逃げか
11月22日 11時29分
22日未明、熊本県宇城市の市道で男性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は現場の状況などからひき逃げ事件とみて、捜査しています。
22日午前0時19分ごろ、熊本県宇城市小川町の市道で、男性が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのは宇城市小川町住吉の会社員、上原誠志さん(55)です。
警察は遺体の状態や現場の状況から、ひき逃げ事件とみて捜査しています。
現場は農地に囲まれた1車線の市道で、周囲に街灯はなく、夜間は車の通行や人通りがほとんどないということです。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20201122/5000010632.html
恒例の大会もことしは県民限定で
11月22日 11時18分
日本最大級のカルスト台地として知られる美祢市の秋吉台などをめぐる恒例のサイクリング大会が開かれ、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、参加者が県内の居住者に限定されました。
大会は日本海に面した長門市の道の駅を出発し、日本最大級のカルスト台地として知られる美祢市の秋吉台などをめぐる117キロのコースで行われました。
毎年、この時期に開かれていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、参加者が県内の居住者に限定され、およそ270人が思い思いのペースで豊かな自然を楽しんでいました。
また5か所の休憩地点では、県内のご当地グルメがふるまわれ、このうち秋吉台に入る手前の休憩地点では、参加者が地元のゴボウを使った太巻きや甘酒などを味わっていました。
参加した人たちは「県内の自然を見ながら、自転車で走れて楽しい」とか、「寒いので、甘酒を飲んで最後まで頑張りたい」などと話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20201122/4060007735.html
日本シリーズ1戦 ソフトB1勝
11月22日 10時25分
プロ野球、日本シリーズの第1戦が21日夜、東京で行われ、ソフトバンクが巨人に5対1で勝ちました。
ことしの日本シリーズは、パ・リーグでは初の4連覇を狙うソフトバンクと、8年ぶりの日本一を目指す巨人の対戦となりました。
21日夜の第1戦は巨人の本拠地・東京ドームが昼間は社会人の都市対抗野球で使えないため、代表チームのフラッグなどは翌日に撤収していいことと9回までで決着つかない時も翌日は10回表から試合再開を条件で行われました。
ソフトバンクは2回、5番・栗原選手のツーランホームランで先制し、6回にも栗原選手が、この試合3本目のヒットとなる2点タイムリーツーベースを打ってリードを4点に広げました。
8回にも2番・中村晃選手がタイムリーヒットを打って突き放しました。
投げては先発のエース・千賀投手が7回まで150キロを超えるストレートを軸にヒット3本、無失点と好投し、5対1で勝ちました。
ソフトバンクは、日本シリーズでおととしの第3戦から9連勝で、シリーズ記録を更新しました。
22日の第2戦も午後6時10分から東京ドームで行われます。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20201122/5020007430.html
84歳の女性 はねられ死亡
11月22日 10時14分
21日夕方、鹿児島市の県道で、歩いて横断していた84歳の女性が軽トラックにはねられ、搬送先の病院で死亡しました。
21日午後5時45分ごろ、鹿児島市東谷山4丁目の県道で、歩いて横断していた鹿児島市東谷山6丁目の無職桐原博子さん(84)が、左から走ってきた軽トラックにはねられました。
桐原さんは頭などを強く打ち、市内の病院に搬送されましたが、およそ5時間後に死亡が確認されました。
現場は見通しのよい片側2車線の直線の道路で、付近に横断歩道はなく、50メートルほど離れたところに交差点があるということです。
警察は軽トラックを運転していた59歳の男性容疑者から話を聞くなどして、当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20201122/5050012687.html
コロナ対策し日本シリーズ開幕
11月21日 18時21分
プロ野球、ソフトバンクが4年連続日本一を目指す日本シリーズが21日夜開幕し、新型コロナウイルスの感染防止対策として、観客は検温や消毒などを行って会場に入っていきました。
プロ野球日本シリーズのソフトバンク対巨人の第1戦は、午後6時すぎに始まりました。
試合会場の東京ドームにはマスクを着用した多くのファンが詰めかけて、球場の外に設けられた会場で体温を測り、検温をしたことを示す紙を受け取りました。
そして球場に入るゲートでは観客が検温を終えたことを示す紙を担当者に渡し、その後、手や指を消毒して入場していました。
関西に住むソフトバンクファンの男性は「声を出したくても出せないが、ピンチになったとき、拍手で選手の背中を押したい。4連勝で日本一になると思う」と話していました。
関東に住むソフトバンクファンの女性は「きょうは6対4の接戦で勝つと思う。周東選手の盗塁に期待している」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20201121/5020007429.html
新ブランド魚発掘へ地魚の試食会
11月21日 18時11分
漁業が盛んな宮崎県日南市で、新たなブランド魚を発掘しようと市民などが今が旬の地元の魚を食べ比べる試食会が開かれました。
試食会に出されたのは、いずれも日南市の目井津港に水揚げされた地魚で、身が柔らかくうまみが強い一方で、鮮度が落ちるのが早いためあまり流通することがない「ハガツオ」。
この時期は特に脂が乗り、焼き物やフライなどに使われる白身魚の「カマスサワラ」。
味にくせがなく、煮物や揚げ物などさまざまな食べ方ができる「オオニベ」の3種類です。
目井津港内にあるレストランの前には3種類の地魚の刺身100人分が用意され、参加者がそれぞれの刺身をひと切れずつ食べていき、どれが一番おいしかったかなどをアンケート用紙に書き込みました。
埼玉県から訪れた女性は「脂が乗っているのにさっぱりしているハガツオが一番おいしいと思いました」と笑顔で話していました。
試食会は来月にも開かれ、地元の漁協などはアンケートの回答を基に年内には新たなブランド魚を1つ決定し、来年以降ブランド化を進めていくということです。
https://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201121/5060007908.html
大分空港が紫外線照射装置を導入
11月21日 16時54分
新型コロナウイルスの感染防止対策として、大分空港は、ウイルスの感染力を失わせる効果があるとされる、紫外線を照射する装置を新たに導入しました。
大分空港が導入したのは、大分市に本社があるメーカーが開発した装置です。
メーカーなどによりますと、紫外線を照射することで空気中のウイルスの感染力を失わせる効果があるということで、大分県の補助を受けて導入しました。
国内線ターミナルの搭乗前の待合室やラウンジなどに、合わせて45台が設置されています。
空港の運営会社によりますと、紫外線を照射する装置は東京ドームやJRの車両などでも導入が進んでいますが、空港では大分空港が初めてだということです。
このほか、顔をかざせば自動で体温を測ることができる端末を11台設置しているほか、荷物を運ぶカートや階段の手すりに抗菌機能があるシールを貼るなどの対策を進めていて、今後は国際線ターミナルへの導入も検討したいとしています。
埼玉県から夫婦で旅行に訪れた60代の男性は「感染に気を付けながらの旅行だったので、空港が対策を強化するのはよい取り組みだと思う」と話していました。
大分空港ターミナルの冨高松雄社長は「より安全な空港になったと思うので、安心して利用してほしい」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/oita/20201121/5070008413.html
読書の秋 図書館の魅力知る催し
11月21日 15時35分
本や図書館の魅力を多くの人に知ってもらおうという催しが山口市の中央図書館で開かれました。
この催しは、読書の秋にもっと本に親しんでもらおうと、毎年、この時期に山口市の中央図書館で開かれているもので、本の魅力を紹介する7つのコーナーが設けられています。
このうち、好きな小説やエッセイ、さらには絵本などを持ち寄って朗読するコーナーでは、5分ごとに19人の参加者が順番に思いを込めて朗読していました。
参加した40代の女性は「ほかの方が朗読されているのを聞いて、いつもは自分が読まないようなジャンルの本も読んでみたいと感じた」と話していました。
このほか、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、クイズ形式で感染症予防が学べるコーナーも設けられていて、参加者は分からない問題があると、答えが載っている本を探しにいっていました。
山口市立中央図書館の藤井栄治館長は「このイベントを通し、幅広い年代の方が本を探すことや読むことの楽しさを知り、図書館にくるきっかけになってくれたらうれしい」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20201121/4060007733.html
玄海原発3号機 運転を再開
11月21日 13時13分
佐賀県の玄海原子力発電所3号機は21日午前、原子炉を起動しておよそ2か月ぶりに運転を再開しました。
佐賀県玄海町にある九州電力の玄海原発3号機は、ことし9月から行われている定期検査が進み、21日午前11時、核分裂反応を抑える「制御棒」を引き抜いて原子炉を起動し、およそ2か月ぶりに運転を再開しました。
玄海原発3号機は、21日午後11時ごろには核分裂反応が連続する「臨界」状態になり、23日発電と送電を始める見通しです。
その後、原子炉の出力を徐々に上げて最終的な検査を行い、来月22日に営業運転を再開する計画です。
今回の定期検査では、九州電力では初めて核燃料のプルトニウムを再利用したMOX燃料16体が使用済みになり、今後、発電所内の使用済み燃料プールで保管されますが、国の最終的な処分方法は決まっていません。
九州で運転する原発は、これで玄海原発3号機と4号機、今月17日に8か月ぶりに運転を再開した鹿児島県の川内原発1号機の合わせて3基になります。
https://www.nhk.or.jp/lnews/saga/20201121/5080007468.html
初詣分散へ破魔矢づくり前倒し
11月21日 11時56分
大分県宇佐市の宇佐神宮では、新型コロナウイルス対策で、縁起物の販売を早めて来年の初詣の人出を分散させようと、例年より1か月早く破魔矢づくりが始まっています。
例年、三が日に40万人を超える人が訪れる宇佐神宮は、来年の初詣に向けて、人出を分散させようと縁起物の販売を早めることにしています。
このため、ふだんの年は年の瀬が近くなると始まる破魔矢を作る作業が、1か月早い今月上旬から始まっています。
20日は、2人のみこが紅白に塗られた矢に来年の干支の牛が描かれた絵馬や鈴などを取り付けていました。
宇佐神宮での破魔矢づくりは来月初めまで続き、およそ1万3000本用意するということです。
みこの1人は「参拝された人が来年も健康で過ごせるように祈るとともに、新型コロナウイルスの終息を願って作っています」と話していました。
宇佐神宮では、初詣に備えて多くの人が触れるひしゃくなしに流水で手を清めることができる臨時のスペースも設けています。
宇佐神宮の神職を務める山本宗龍さんは「参拝に来られる方はマスクを着用するなどの感染対策をしっかりするほか、三が日を避けるなどしてお参りしてほしい」と話していました。
https://www.nhk.or.jp/lnews/oita/20201121/5070008410.html
自転車の高齢女性はねられ死亡
11月21日 10時49分
21日未明、大分市で自転車に乗って横断歩道を渡っていた78歳の女性がタクシーにはねられて死亡しました。
警察はタクシーの運転手を逮捕し、事故の原因を調べています。
21日午前0時45分ごろ、大分市中島西3丁目の県道で、大分市豊町2丁目の工藤冨士子さん(78)が自転車に乗って横断歩道を渡っていたところ、タクシーにはねられました。
工藤さんは病院に搬送されましたが、頭などを強く打っていておよそ1時間後に死亡しました。
警察は、タクシーを運転していた大分市の古賀英幸容疑者(56)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。
現場は信号機のない三差路で、古賀容疑者は道路を右折しようとしていたということです。
警察は、容疑を過失運転致死に切り替えて事故の詳しい原因を調べています。
当時、タクシーには客が乗っていましたが、けがはありませんでした。
https://www.nhk.or.jp/lnews/oita/20201121/5070008411.html
合志市で住宅が全焼 1人死亡
11月21日 10時09分
21日未明、熊本県合志市で住宅が全焼する火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
警察は、亡くなったのはこの家に住む52歳の男性とみて身元の確認を進めています。
21日午前2時すぎ、熊本県合志市須屋の住宅から火が出ていると消防に通報がありました。
火は1時間余りで消し止められましたが、木造平屋建ての住宅1棟が全焼し、焼け跡から男性1人の遺体が見つかりました。
この家には、松本ナミエさん(88)と息子の健児さん(52)の親子が2人で暮らしていて、出火当時はそれぞれ別の部屋で寝ていましたが、火事のあと、健児さんと連絡が取れていないということです。
警察は、亡くなったのは健児さんとみて身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。
また、ナミエさんは、顔や手にやけどをして病院で手当てを受けていますが、命に別状はないということです。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20201121/5000010627.html
コラボ焼酎で「王国」復活へ!
11月20日 21時35分
「焼酎王国」ともいわれる鹿児島県ですが、ここ数年、売り上げや出荷量が落ち込み、業界全体が厳しい状況に置かれています。そんな中、いまあるものとコラボした焼酎が発売されています。その狙いとは。
(鹿児島放送局 松尾誠悟記者)
【続々登場!コラボ焼酎】
いま焼酎王国復活の起爆剤として期待されているのが、マンガやアニメとのコラボです。鹿児島市の商業施設にある特設コーナーを訪ねてみました。
並べられていたのは人気マンガやアニメのキャラクターだけではありません。ウルトラマンシリーズの怪獣やゴジラまで。これまでにないラベルが訪れる人の目を引いていました。
(40代女性)
「いろんな商品とコラボしてるじゃないですか。こういうのを見ると欲しいというか買おうと思います」
特設コーナーの担当者に話を聞くと、プレゼントとしても人気で、通常のラベルより売れている商品もあるとのことでした。
(イオンモール鹿児島 リカー担当者)
「人気は年齢層で違うんですけど、自分の好みにあわせた商材の売れ行きがいいですね。新しい焼酎のカテゴリーとして、これから育てていきたいと思っています」
【凋落が続く鹿児島の焼酎】
こうした「コラボ焼酎」が作られるようになった背景には、鹿児島の焼酎が置かれた厳しい現状があります。
およそ20年前から始まった「焼酎ブーム」。“さわやか”や“健康志向”を売りに各地に焼酎専門の店がオープン。原料のサツマイモが足りなくなる事態まで起きました。鹿児島の焼酎もブームに乗りました。売り上げは常に全国1位。焼酎王国の座を揺るぎないものにしていました。
ところがブームが終わり、売上高、出荷量ともに減り始めます。6年前に1位の座を宮崎県に奪われ、いまは3位の大分県との差もわずかとなっています。
【王国復活へ狙うは40代から50代】
売り上げを回復する手だてはあるのか。鹿児島市の創業50年の酒造会社が考えたのが、マンガ「るろうに剣心」とのコラボでした。
「るろうに剣心」は、26年前に連載が始まり当時10代や20代の若者から人気を集めました。そこで、いま焼酎を飲む中心となっている60代以上だけでなく、40代や50代になった「るろうに剣心」のファンの力を借りようと考えたのです。
この焼酎を飲んだお客の反応は。
(50代男性)
「コラボいいですよね。青春時代を思い出したりしますよね」
(60代男性)
「僕らの年代では最初に見たら手をつけないかもしれない。でも中身がもともとのメーカーと知っているから飲みます」
販売を9月に開始してからおよそ1か月で、出荷量は目標の3万本を超えました。
(さつま無双企画部 久木原利英部長)
「会社の中でも管理職などの位置で、上からも下からも挟まれてというような立場の方がちょうど多い世代なのかなと思います。懐かしい漫画のラベルを見ながら、思い返しながら見て飲んでいただけるという風なかたちに広まっていってくれたらなと思います」
【群雄割拠の時代に勝ち残れ】
注目を集める「コラボ焼酎」。その中で、勝ち残るための戦いも激しくなっています。伊佐市にある酒造会社は、さらに若い20代から30代に狙いを定めました。
かつては女性社員の発案でフルーティーな味に挑戦しましたが、いま目をつけたのは、アニメ「キングダム」。群雄割拠の春秋戦国時代を生きる主人公の成長を描いた作品で、原作は累計6800万部を突破するなど若い世代に人気です。
(大口酒造 向原英作社長)
「キングダムであればすでにもう全国制覇しているマンガになりますので、逆にそことコラボすることによって、その情報発信を全国に向けてできるんじゃないかと」
構想を立てたのは2年前。最初の1年は制作会社と話をすることもできませんでした。一度は諦めかけましたが、人脈をたどってようやく交渉が始まり、ことし5月、発売にこぎつけることができました。
発売後、すぐにSNSで拡散され話題に。飲むだけでなく飾るために購入する人も多いといいます。
(大口酒造 向原英作代表取締役)
「何らかの形で仕掛けをして市場広げないと、どんどん縮小化していくと思いますので、そこは業界を挙げてなんとかしていかなければいけない。アニメやマンガを読みながら鹿児島でいう晩酌ですね、1杯やれるような世界を作れたら楽しくやれると思います」
焼酎王国鹿児島復活へ、群雄割拠の時代にコラボ焼酎で新たな市場を切り拓きます。
https://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20201120/5050012684.html
ログインしてコメントを確認・投稿する