4時過ぎに起床。
よくもまあ、こんな時間に起きれたものだと関心する。
支度をして、5時半頃にチェックアウト。
本日から、いよいよ「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の登場である。
その、一番列車は網走発5時56分、札幌行き特別急行列車「オホーツク2号」である。
駅に着いたら自由席となる4号車の展望席である15番CD狙いの剛の者が、改札の前に並んでいた。
昨年6月、私も旭川行き特急「大雪」の15番CDに座ったが、誰も並んではいなかった。
今日は、剛の者以外にも10数人、駅で待機している。
やはり「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の影響だろうか。
45分位に、「オホーツク」が入線して来る。
183系500番台系列の4輛編成。
引退が噂されて久しい。
同じ183系の0番台は既に引退している。
今回は、自由席でなく指定席を取っておいた。
座席は2号車2番C席。
車輛は「キロ182-7552」で、勘の良い人なら、気付くであろう。
この車輛はグリーン車で、キハ183-500番台が登場した時にデビューした、ハイデッカーグリーン車の、数少ない生き残りなのである。
1986年11月の国鉄最後のダイヤ改正の時に、鳴り物入りでデビューしたキハ183、500番台。
その中でも最大の目玉が、このハイデッカーグリーン車であった。
当時、札幌発釧路行き特急「おおぞら」をメインに導入され、更に増備された550番台は札幌発函館行き特急「北斗」に投入。
JR北海道の2大花形列車に使用された。
しかし、「北斗」に281系が、「おおぞら」に283系が導入されてからはメインの列車からは追いやられ、今では網走行き特急「オホーツク」「大雪」のみになってしまった。
そして、今回ようやく、中学生の頃から憧れ続けたハイデッカーグリーン車キロ182に乗車出来るのである。
記念すべき編成は、網走方からキハ183-4558、キハ182-507、キロ182-7552、キハ183-9561の4輛編成。
感無量である。
5時56分、定刻に発車。
しかし、グリーン車の乗客は我々2名のみ。
果たして、グリーン車の連結は必要なのだろうか。
網走川から網走湖に沿って走る。
女満別で、網走湖と別れる。
最も、木々に囲まれそんなに網走湖は見えないのだが。
それにしても、グリーン車は快適そのもの。
グリーン車など2017年4月、ポール・マッカートニーのライヴの帰りに乗って以来だ。
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緋牛内が近付くと、遠くに靄が掛かっている。
朝霧の中を抜けて常呂川を渡り北見へ
盆地の周囲が霧に包まれている
北見では、割と乗車があった。
北見を出て、トンネルに入る。
何か、全く知らない石北本線の様な、別の石北本線に迷い混んだかの様な、不安な気持ちになる。
トンネルを出て、西北見通過を通過。
留辺蘂で、線路をキタキツネさんが闊歩していた。
列車が発車する時に、慌てて走り去って行った。
ここからは、常紋峠を越える、第一の難所。
キハ183も、速度を落としエンジンが唸りを上げる。
金華信号所ではキハ40が退避していた。
いよいよ、山深く人跡未踏の雰囲気が漂う。
実際、人の住む気配は全く無い。
同じ人跡未踏の地でも、明るく開けた釧路湿原とは赴きが違う。
羆でも出て来そうな雰囲気である。
常紋信号場を過ぎ、血塗られた工事で知られる常紋トンネルに入る。
トンネルを抜けると下り勾配。
瞰望岩を眺めながら遠軽に到着した。
ここで方向転換するのと、普通列車との行き違いの為、3分停車。
入場券を購入する。
かつては、名寄から紋別を経由して遠軽に至る、名寄本線が網走までのメインルートであったが、今は名寄本線自体が消えて無くなった。
遠軽駅のスイッチバックは、名寄本線が名実共に「本線」だった時代の名残である。
遠軽を出て、暫く走ると瀬戸瀬ダムが見えて来る。
瀬戸瀬を通過するが、貨物列車が退避していた。
丸瀬布を過ぎて、北見峠を越える難所に挑む。
かつては駅だったが利用客がいないために信号場になってしまった駅が続く。
奥白滝信号場を過ぎて、石北トンネルに入る。
この、石北トンネルが開通して、札幌から網走まで最短で結ぶ、今のルートが完成した。
トンネルを出て、かつては駅だった上越信号場を過ぎる。
下り勾配で土地が開けて行き、上川に到着。
安足間では下り「オホーツク1号」と交換の為、運転停車。
だんだんと町が開けて行き、旭川に到着。
函館本線に入る。
しきりに「砂川、美唄には止まりません」と案内している。
旭川と札幌を結ぶ特急「カムイ」「ライラック」に使用される789系より性能が落ちるから、砂川と美唄を通過しているのだろう。
また「札幌駅は11時19分の到着ですが、新幹線工事の為徐行運転する関係で22分頃の到着になります」とも案内している。
旭川を出ると、トンネルだらけの新線を走る。
石狩川沿いの旧線は、電化開業の際に廃線になってしまった。
深川に到着。
留萌本線のキハ54が停車している。
深川を発車したら、夏草に覆われた留萌本線が別れて行く。
現役の
路線ではあるが、何とも詫びしい。
11時22分、札幌に到着。
やはり多少遅れた。
次は12時9分発の特別急行列車「北斗12号」
実に中途半端な時間。
もうあと15分もあれば、何処かラーメンでも食べに行けるのだが。
札幌駅の駅弁を購入。
4番ホームで列車を待つ。
12時9分、函館行き「北斗」に乗車。
車輛はキハ261、座席は3号車11番D席。
早速、弁当を広げるが、酒は無し。
札幌駅の「知床とりめし」を頂く。
千歳線を過ぎて苫小牧から室蘭本線に入る。
登別で登別綾瀬をゲットした。
東室蘭を過ぎて、非電化区間に入る。
黄金で、噴火湾の際を走る。
伊達紋別や洞爺を過ぎて、いよいよ天気が悪くなって来る。
風がきつく海が荒れている。
噴火湾沿いを離れ、礼文を通過。
トンネルだらけの区間に入る。
そのトンネルとトンネルの間に、秘境駅で知られられる小幌がある。
ほとんど電波が繋がらないから、駅メモ的にも秘境駅であった。
長万部に到着、函館まではあと少し。
ここまで、網走から旭川辺りまでは晴れ。
旭川から札幌、苫小牧に掛けて曇り。
苫小牧からは雨が振りだしそうな空模様だったが、何とか耐えて来た。
しかし、長万部の空は、いつ振りだしてもおかしく無い。
噴火湾は激しく波が打ち付けて来る。
山崎付近では、大荒れ。
そして、八雲で遂に雨が降って来た。
いかめしで有名な森を過ぎ、駒ヶ岳で運転停車。
札幌行きの「北斗」をやり過ごす。
雨で雲が掛かり駒ヶ岳はほとんど姿を隠している。
15時38分、大沼公園に到着。
本格的に雨が降っている。
そのせいなのか、平日だからか、観光客が全くいない。
土産物屋なども、軒並み店を閉めている。
取り敢えず、観光案内所で大沼の遊覧船の場所を聞き、大沼合同遊船乗り場まで歩く。
次の船は16時20分で、最終便となる。
仕事関係の電話があり、対応に終われる。
16時20分の船に乗船、客は我々のみ。
ソーシャルディスタンスが過ぎる。
雨の大沼も、捨てたものでは
無い。
山々に雲が掛かり、薄暗い夕刻も相まってモノトーンの世界を生み出している。
そうして、松島の如く何十もの小島が浮かぶ様は、水墨画の世界である。
とは云いつつも、やはり秋晴れで澄みきった空の大沼と駒ヶ岳を見たかった。
30分程でクルーズは終わり。
しかし、雨が本降りで大沼周辺の散策をする気にはなれない。
仕方なく駅に戻ったが、まだ17時。
次の函館行き「北斗」は18時の到着。
一時間も、何も無い駅の待合室で待機する。
初めて北海道に来た時、音威子府駅で二時間、列車を待った時の事を思い出した。
18時の「北斗」で函館に到着。
まるで網走発函館行きの特急「おおとり」を彷彿とさせる旅だった。
道南いさりび鉄道キハ40-1798「国鉄急行色」が停車していた。
単行で急行色とは、まるで深名線を走っていた、キハ53を思い出す。
呆れ果てたまなにゃーさんに追い付き、東横イン函館朝市の919号室にチェックイン。
夕食を取りに、市電に乗る。
十字街で下車し、「ラッキーピエロ・マリーナ末広店」へ。
個性的なアメリカンスタイルのハンバーガーショップ。
ここでまなにゃーさんがチャイニーズチキンカレーとラキポテを。
私がチャイニーズチキンハンバーグステーキにミックスピザ、そして生ビールを注文。
流石に満腹が過ぎた。
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