森町では来年の3月に町内にある森・三倉・天方の三つの小学校を統合しようとしている。
在校生徒数が減少する三倉・天方小学校を森小学校に統合しようという動きだ。準備会合
が先月末に第一回目が開催されて、通学手段をはじめ統合に向けた具体的な話し合いが始まった。町は現在三倉地区で路線バスを自主運行しているNPO法人「やまゆり三倉」に協力を
要請し、登校時は森小までの直通路線を設け、下校時は民間のバスとNPOのバスを乗り継ぐ
案を示した。NPO側の前向きに捉えていて、実現は可能という、住民側は登校手段には賛成
を示しているが、下校手段には依然課題を残す。理由は学年ごとの下校時間が違うために、
バスの発車時間まで待機時間が生じるためだ。
今年三月に、中学校の統合がされました。森中学校と泉陽中学です。町の最北端にある泉
陽中学は自宅から学校まで10Km以上離れている生徒が大半で、登下校にかかる時間は片
道20分〜40分。同地区から森中学への周辺地域を繫ぐ民間路線バスが運行してはいる
ものの、地域によってはバスが自宅近くを通過していない。このために、統合前にも泉陽
中学への通学時にバス停まで保護者が送迎せざるを得なかったという。統合前に地域住民
や保護者が動いた。民間バスを利用する通学では、バス停から自宅までの徒歩区間などで
「安全確保が不充分」として町や議会に専用スクールバスを導入、自宅付近までの直通運行など8項目を求めて要望書や陳情書を2月に提出。
■バス路線延長
こうした声を受け、以前から通学手段の検討を進めてきた町は、民間バス利用から転換し
NPO法人「やまゆり三倉」が三倉地区下島から、町森林組合まで運行していた「大河内
線」ルートを、中学生限定で森中学付近まで延伸。またバス停が無かった北西部の田能、大久保、中野地域を運行する「夢街道線」も新設し、放課後以降のバスも増便するなどの対
応を進めた。要望活動を進めてきた保護者の女性(41)は、町の対応について「これまでの保護者や子供の負担を考えれば楽になり、安心感もある。町が歩み寄ってくれたという
印象」と評価し、同地区に住む中学生からも前向きな意見が多く聞かれたという。小学生児童の下校手段については、妙案は見えてこないが、町は小学校の統廃合を進める方針だ
今後は保護者らとの話し合いの場を設けて、中学校の統廃合に見出したような改善策を模索する。議論を担う教育委員会の担当者は「統合まで時間は限られるが、住民の要望も聞
きながら、両者が納得できる答えを出したい」と強調する。
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