ムーア「手酷くやられたな…仮面の騎士…いや…カズマサよ…」
仮面騎士「その名前は捨てた…やめてくれ…」
ムーア「あれからジャミラスも破れ…魔王の使いやミラルゴ…バトルレックスと次々同胞が敗れた…そろそろ潰しにいかねばな…」
仮面騎士「まさか…この軍勢は!?」
ムーア「来るべき決戦に向けての切り札だったが出し惜しみは無しだ…貴様にこの軍勢の指揮を任せる…ヘルクラウドに乗り込み奴らを根絶やしにするのだ!!」
地上の魔王達が次々と倒されているこの現状…
大魔王は仮面騎士に切り札とも言える軍勢を押しつけ
出撃させた
地上では
合流したカズマサ、クリス、アクア、ダクネスによって海の魔王グラコスが倒されており
4人がレイドックに戻ると
レイドックの上空を
巨大な城が飛行していた
カズマサ「な…なんだこれは!?」
めぐみん「どうやら魔王軍六祈将軍の1体が現れたみたいですね…」
カズマサ「六祈将軍?」
めぐみん「大魔王の幹部6体の総称です…我々の快進撃に恐れをなして潰しにきたのでしょう!」
カズマサ「やけに強気だけどどうした?」
アクア「味方がたくさんいるから強気なのよ…察してあげて…」
めぐみん「潰すつもりならいくらでも来るがいい!!我が爆裂魔法の餌食に…」
クリス「気をつけて!デビルアーマーがパラシュートで降りてくるよ!!」
めぐみん「あわわわわ!大変です!!町のみんなを避難させましょう!!」
アクア「私達は既に3体の魔王を倒してるのよ!デビルアーマーなんか敵じゃないわ!!」
ゆんゆん「そうよめぐみん!私達は先日ボストロールと魔王の使いを倒したばかりじゃない!!」
クレメア「私達もお手伝いします!」
フィオ「クレメア!修行の成果をみせてあげましょう!」
レイドックに集まりし10人のメンバーは
降下してくるデビルアーマーを次々と撃破し
ヘルクラウドが少し高度を落とすと
そのタイミングでアイリスはワイヤーを設置していた
アイリス「乗り込んで親玉を倒しましょう!お兄様!出来れば上は見ないでくださいね!」
カズマサ「アイリス…まっ…」
クリス「カズマサ!急いで追って!!これは罠だよ!!!」
クリスの言葉が後10秒早ければ回避できたかもしれない…
ヘルクラウドへ乗り込んだ10人は全員が罠にかかってしまい
入場と同時に
1人1人が決闘用の結界に閉じ込められてしまった
アイリス「こ…この結界は…!?」
仮面騎士「そうだ…かつてお前が脚を折られて泣き叫んだ結界だ…」
アイリス「仮面騎士!!?」
仮面騎士「恐い顔をしてもその脚は震えてるな…全然恐くないぜ?」
クリス「どういうつもり?まさかあんたが順番に1対1で闘うって言うの!?」
仮面騎士「俺が闘うのは第2ステージだ…これからお前達にはゲームをして貰う…」
カズマサ「キラーマシン…!?」
仮面騎士「まずはステージ1…その殺戮兵器と1対1で闘って貰い…勝った者だけが第2ステージで俺と闘う…面白いゲームだろ?」
最悪の罠…
1人1人の結界に用意された魔物はキラーマジンガと呼ばれる
大魔王が神を殺すためにつくった
最凶最悪の殺戮兵器であり
その戦闘力はこれまで倒してきた魔王をも上回る
とんでもないものだった…
アイリス「わかりました!私がこのモンスターを倒して貴方も倒します!!」
仮面騎士「さて…そう簡単にいくかな?」
アイリス「!!?」
キラーマシンガと剣を交わえたその瞬間…
アイリスの顔は青ざめ
自分が今おかれている状況を理解した
仮面騎士「その表情…気に入っていただけたかな?」
アイリス「やめさせて!私が貴方と闘います!希望なら1体ずつ10体全部と闘います…だから!!」
仮面騎士「闘ってもらうさ…このゲームは勝ち抜き戦だからな」
フィオ「い…嫌…た…助けて…嫌ぁぁ!!お願い殺さないでぇ!!」
アイリス「フィオさん!?お願い!!やめてぇ!!」
キラーマシンガの力は人間はおろか
地上の魔王を明らかに凌駕する別次元のものであり
アイリスとの訓練で力をつけてきたとはいえ
一般人と変わらぬ少女が敵う相手ではなかった
フィオ「嫌ぁぁぁぁぁ!!」
仮面騎士「まずは1人…次はそいつのお友達か?」
クレメア「ふぃ…フィオ…嘘だよね…こんな事って…」
カズマサ「くそっ…硬すぎる!なんなんだよこいつ!」
仮面騎士「焦るなよ…順番に試合を見させてやる…」
めぐみん「何が試合ですか…私達を罠に嵌めて貴方は見ているだけじゃないですか!?紅魔族の…騎士としての誇りは…もう…欠片もないのですか…?」
仮面騎士「ほう…ならルールを変更しよう…めぐみん…お前のステージ1の相手は俺に変更だ…」
めぐみん「なっ…!?」
仮面騎士「ほれ…結界は解除したぞ?かかって来い!!」
アクア「あんた…アイリスの決闘は拒否したくせになんなのよ!!?」
クリス「結局自分より弱い女の子にしか手を出さないんだね…そこまで屑だとは思わなかったよ!」
仮面騎士「どうした…自慢の爆裂魔法は撃たないのか?」
めぐみん「その手には乗りませんよ…爆裂魔法を撃って動けない私をいたぶるつもりなのでしょう?ならば体術で勝負です!」
仮面騎士「た…体術?」
ゆんゆん「めぐみん!?」
めぐみん「ゆんゆん…目をそらさないで見ていてください!!」
挑発に乗った仮面騎士はめぐみんを結界から解放…
あえて体術で特攻を仕掛けるめぐみんを嘲笑うかのように左手を捻りあげると
次の瞬間…
隠し持っていたマジックダガーが
彼の新しい仮面に突き刺さった
仮面騎士「なっ!?」
めぐみん「はははっ!見ましたかゆんゆん!私でも顔面に一撃いれられたんです!!体術が得意な貴女ならこんな奴楽勝ですよ!!」
仮面騎士「こいつっ!」
めぐみん「あぐっ!!」
ゆんゆん「やめてぇ!!」
怒りに震える仮面騎士はそのまま左手をへし折り
必死に悲鳴をおさえるめぐみんを…
無情にも魔剣が貫いた
ゆんゆん「めぐ…みん…?」
仮面騎士「大サービスだ…ゆんゆん…すぐにめぐみんにあわせてやる…」
ゆんゆん「許さない…絶対許さないんだから!!!ライトオブセイバー!!!!」
仮面騎士「!?」
ゆんゆんのライトオブセイバーはマジンガの装甲を中破させ
予想以上のダメージに仮面騎士は一瞬動揺する素振りをみせた
仮面騎士「(さっきの一撃で仮面の魔力が漏れたか…?なら…)」
ゆんゆん「い…いやああああっ!」
クリス「どうやらゲームは終わりみたいだね…フィオ…めぐみん…ゆんゆん…待ってて…必ず助けるから…」
明らかに余裕を失った仮面騎士はマジンガを始動させ
鉄球によって潰されたゆんゆんは無惨な姿で絶命していた…
状況突破の鍵を握るのはアイリスしかいない
心を殺して冷静に分析したクリスはそう判断したが
アイリスの心は友人を失ったショックでボロボロであり
マジンガの攻撃を凌ぐのがやっとの状態だった
クレメア「フィオ…ごめんなさい…私も…そっちに…」
ミツルギ「アイリス様!!クレメア!!くそっ…僕に力があれば…」
アイリス「きゃああああっ!!」
カズマサ「アイリス!!?」
クレメアが倒れ
カズマサとミツルギが必死に防戦するなか
マジンガの鉄球を右脚に受けたアイリスは絶叫と共に崩れおち
それを見たカズマサは
仮説を確信に変えた
アイリス「お兄様…見ないでください…こんな情けない私を…見ないで…」
カズマサ「アイリス!!よく聞け!!クレメアフィオゆんゆんめぐみんなら大丈夫だ!!女神2人が蘇生する!!!」
アクア「ちょっとなに言って…」
カズマサ「次にキラーマジンガは最初より弱体化している!!初期の強さなら俺とミツルギはもう殺されている!!アイリスなら勝てない相手じゃないんだ!!」
アイリス「弱体化…?確かに…初撃とは重さが違いますわ…」
カズマサ「そして3つ目だ!!弱体化の原因はめぐみんが奴の仮面を壊したからだ!マジンガ達は奴の仮面によって操られている!!仮面を完全に破壊すればこいつらは止まるんだ!!」
アイリス「私…お馬鹿さんですね…そんな事にも気づけないなんて…立てるうちに気づいていれば…」
カズマサ「これが最後だ!!俺の魔法は結界を張った人間と同じ属性と性質!!貫通するんだ!!!」
仮面騎士「な…なんだと!!?」
カズマサ「アイリス!!受け取れ!!全魔力を込めたハイネスヒールだぁ!!!!」
カズマサは全身全霊を込めた回復魔法でアイリスの傷ついた脚を治療し
彼の言葉で闘志が戻った彼女は
持ち前の剣技でマジンガを圧倒した
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