我々はベルンダの街に着いた。………と、その前に「塩の怪物」10体に襲われたが。識別してないので正確なエネミー名は分からず。が、性能からGMのオリジナルだと思われる。塩化ナトリウムのゴーレムのようで、PCたちの口の中に飛び込み、浸透圧を利用してダメージを与え、自身は自爆してしまう。
キャラクターレベル6が6人いるとはいえ、10体が30点クラスの「貫通ダメージ」を与えてくるのだ。うち3体は別のPCを狙い、それらは回避された。残り7体は(《カバーリング》も込みで)ミドリが引き受ける。
塩を求めて冒険しているのに、塩まみれになるとは。ドロップ品も「粗塩」。まてよ?これをたくさん集めれば………いやいや、こっちの体が持たないな。そもそも爆散してしまったエネミーからはドロップ品を得られない。
さて、ベルンダの街は港町。ここから先の行軍には船が必要になる。が、街には活気がない。定期船が1年前から運行されておらず、街には度々エネミーの襲撃があり、かつての賑わいはない。
定期船の欠航の理由は、海上に現れた大型エネミーの仕業らしい。この街の冒険者が船を出してそのエネミーを退治しにいったが、誰一人として帰ってきた者はいなかった。
船はすべて破壊され、船大工はいれど、船そのものを入手するのは非常に難しい。と、隣町で闘技場でイベントが開催されることを知る。同時に、隣町では闇市で船が手に入るという情報も聞いた。
イベントの告知ポスターには、急遽、枠が一つ空いたので追加での参加者募集も載っていた。ポスターが貼りだされたのは昨日。ちなみに隣町、カリーシュの街までは歩いて1日ほど。つまり告知うってから2日が経過している。
間に合うかどうか分からないが、我々はカリーシュの街に向かうことにした。
カリーシュの街。ベルンダに比べれば活気もあり、市場も普通に賑わっている。が、異様なのは、住人の多くが魔族だということだ。
さて、例のイベントにエントリーに行くと、昨日の時点で希望者が現れなかったので、今日、新たにエネミーを追加して募集は締め切ったという。
つまり、最速でポスターを見て最速でカリーシュに赴き最速でエントリーしなければ参加は不可能だった。運営側はどうやら、募集は本腰を入れてる状態ではなかったらしい。
我々は交渉の結果、なんとかエントリーすることができた。なお、交渉については「フォーカス判定」による。
闘技場でのバトルは5回戦。いわゆる優勝決定戦ではなく、戦闘ごとに「勝てば掛け金4倍」「負ければ掛け金半分」になっていく。掛け金の上限は2000KE。「当然」上限まで賭ける。
パーティ人数に制限はないが、基本、5人。我々の場合、6人で参加する場合は配当金が2割目減りする。イベントが始まると闘技場から外には出られず、いわいる「(場外の)賭け」に参加できないから、ひとり場外賭け用に待機させておこうかと考えたが、いざ、イベント開始時にGMがイベントに参加していないPCは「イベントでの戦闘分の経験値」は貰えない、と言い出す。ここのGM、重要なことはPLから質問されるまでは言わないタイプ。ま、金より経験値だよな。
第2戦で戦場の地形によりパーティがバラバラに配置された時は割と危なかったけど、あとは何とかなった感じだ。
第4戦ではパーティは中央からスタート。が、周りには捕獲檻があり、侵入すると檻が作動する仕組みになっている。敵は四方にスライム4体。識別してないけど、毒が効かないのでただのスライムではなさそうだ。またしても貫通攻撃か。
ミドリ(自分のPC)は考えた。スライムは範囲攻撃は持っておらず、遠隔攻撃もしてこないはず。だとすると必然的に中央のPCのいるエンゲージに集まって来るだろう。そこをこちらも範囲攻撃などで一網打尽にしてしまえば。ミドリはその旨をパーティのみんなに伝えた。
隠密状態から攻撃するのが得意なスカーレルが一番先に動く。自身が先行して罠を作動させ、檻を破壊していくという(檻はトラップ解除はできず、破壊は可能)。危険感知を振って成功。
をい?トラップを発動させるんじゃ危険感知に成功してはダメじゃろ???そしてスカーレルは檻の降りて来る場所にて隠密状態に。
………。隠密状態になって火力を増やしたいらしいが、スカーレルはミドリの話をまるで聞いてないな。
幸い、スカーレルが隠密状態になってくれたおかげでスカーレルの先にいるスライムは進軍妨害されずに中央のエンゲージまでこれた。
後は一網打尽にするだけ。
ミドリ「スカーレル、キミは何がやりたかったのかね?」
スカーレル「無駄でしたねぇ。」
第4戦が終わった時点でリアルタイムは18時30分を回っていた。実は今回のシナリオ、クライマックスはなく、PLの意志で自由に辞められる。自分的にはここで辞めておきたかったが、他のPLさんたちは第5戦までやる気満々だ。やれやれ、仕方ない。付き合うか。月曜の仕事は辛そうだな。
ミドリは主催者に「負けたら掛け金が半分戻って来るなんてぬるいわよ!。ゼロでいいわ。その代り、掛け金の上限を増やしてよ。」
観客の魔族どもがざわめく。ざわ………ざわ………ざわ………・
第5戦は上限が10000に。なお相手は、ドラゴンだ。どうやら炎系のドラゴンらしい。をい、ちょっと待て!レベル的にファイアドラゴン(EL43)の可能性はない。が、レッサードラゴン(EL28)でも勝てる気がしない。後はスモールドラゴン(EL16)か?
1ラウンド目は固まっているところを《ブレス:火》で狙われる。
まっちょるが残りHP少なく、ドラゴンの爪の餌食になろうとしたとき、ミドリが《カバーリング》《カバームーブ》。ドラゴンの攻撃のダメージは85点。
ミドリ「痛たたたた………5点「も」喰らってしまったわ。」
一同「ををを!!!」
第5戦にしてやっと巡り合った「物理攻撃」(実はもっと前から物理攻撃はあったが、8割以上は魔法ダメージか貫通ダメージだった)。
こうして、ドラゴンをぶちのめし、賞金は52400KEまで達した。船の代金は15000KE。他のドロップ品も入れて、一人当たり7000KEの収入となる。
これでようやくマジックアイテムも買えるな。
獲得経験値は116点。これでキャラクターレベルは7にできる。
おっと、日記タイトルについて触れるまでには至らなかったな。「それ」については後日。
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