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2019年06月18日22:50

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六月の北海道 函館と山線の旅

函館のホテルで朝を迎えるのは、初めてのことだ。
何せ今までは夜行急行「はまなす」や夜行快速「ミッドナイト」を利用してばかりだったので、ホテルに泊まることは無かった。
ホテルの場所も朝市のすぐ隣だったから、散策してみる。
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とは云え、まずは 青函連絡船「摩周丸」へ行ってみる。
函館朝市を抜けて行くのだが、あちらこちらから声が掛かる。
観光客目当ての店が多いのだろうか。
朝市も、30年振りだがその当時はそんなでも無かったように思う。
尤も、金の無い高校生だったから声を掛けられなかったのかも知れない。
もっと薄暗い、闇市が発展したような、アメ横の地下街のような雰囲気だった。
朝市を色々と見ていたが、グレートマジンガーごホッケの干物を宣伝していた。
イカ釣り出来る店もある。
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矢張り、大分と観光地化が進んでいる。

朝市を抜けて、摩周丸の前に着いた。
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「摩周丸」はグッズも持っている。
船内も見学したかったが、時間の都合でそれは諦めざるを得なかった。
それでも、国鉄マークを掲げるその姿は、現役当時を思い抱かせる。
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こう云うのを見てしまったら、国鉄の船舶の衣装が欲しくなる。
再び、朝市に戻る。
猫さんが我が物顔でうろついている。
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折角の機会だから、朝食を取ろうと店を物色する。
何処が良いのかまったく知識も情報も無いので、適当に値段で選ぶ。
店が並ぶ中「馬子とやすべ」に入店。
活け烏賊造りを注文。
だいたいどこも時価となっており、ここもそうだったが「本日600円」と張り紙されていたのが決め手となった。
待つことしばし、活け烏賊造りが来る。
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身は全くの透明、コリコリした歯ざわりで、大変に美味。
勿論、千歳鶴の熱燗で朝酒。
朝出なければもう2杯くらい烏賊を頂いて、お酒も2〜3本は行っていたと思う。

ホテルに戻り、チェックアウト。
荷物を預かってもらい、市内観光。
目指すは五稜郭。
函館駅前から市電に乗る。
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実は、函館は朝市と谷地頭温泉以外には行った事が無い。
今回が始めての、本格的な函館観光となる。
それでも、時間が無く一箇所しか廻れないが。
10何分か、市電に揺られ、五稜郭公園前で下車。
ここから五稜郭まで徒歩10分ちょっと。
間違ってもJRの五稜郭で降りては行けない。
全く場所が違うから。
五稜郭タワーの入り口に来ると、雪ミクが出迎えてくれる。
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先ずはチケットを購入。
エレベーターでタワーに登る。
朝早いと云うのに、割りと観光客がいる。
展望台から見下ろすと、日本では数少ない稜堡式城郭「五稜郭」の、水堀で囲まれた五芒星型の堡塁が目に入った。
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彼方此方で記念撮影をしているから、私も五稜郭をバックに記念撮影した。
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五稜郭タワーでは、タワー入場、飲食、物販の三ヶ所でスタンプラリーをやっている。
なので、新撰組ソフトを頂いた。
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ラムネ味のソフトクリームで、爽やかな味わい。
こう云う機会でも無ければ、ソフトクリームなど一人で食べる事など絶対に無いのだが。

タワーを降りて、五稜郭を散策する。
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天守閣や櫓の類いは無いが、函館奉行所が再建されている。
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歩いてみても、稜堡式城郭の特徴がよく解る。
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城内には、函館戦争で使用された大砲も、展示している。
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最後に、五稜郭タワーに戻り買い物。
雪ミクが出迎えて呉れる。
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また、お土産などで鞄が不足しているから、雪ミクのバックを購入。
5年前は、銀魂のバックを購入したが。
今回、銀魂のバックが何処にも売っていなかったので。
何はともあれ、無事にスタンプを集める事が出来た。
記念品を受け取り、駅に戻る。
再び、五稜郭公園から市電に乗る。
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市役所前で下車。
ホテルで、預けておいた荷物を受け取り、函館駅へ。
10時48分発の特急「スーパー北斗9号」に乗車。
今回のツアーで、最後の優等列車になる。
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座席は7号車5番A席。

定刻に発車する。
左側に、「TRAIN SUITE 四季島」が停車していた。
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函館を出て、七飯から藤城支線に入る。
今まで、優等列車は全て本線を経由していたが、北海道新幹線が開業し、新函館北斗駅が藤城支線にあるから、経由が変わった。
勾配はキツいが、その分、景色は良い。
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勾配を登り、大沼を横切る。
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駒ヶ岳が美しい。
大沼を抜ける。
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いよいよ、駒ヶ岳が眼前に聳える。
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生憎と雲が掛かって来た。

「いかめし」の駅弁で有名な森を出ると、苫小牧まで内浦湾沿いを走る。
別名を噴火湾。
真円に近い湾の形状から、カルデラに違いないと云う誤解から着いた名だが、名前のインパクトからか、ブランド化している。
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森の次は八雲に停車。
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北海道には釧網本線に「緑」って駅がある。
ならば、「紫」と云う駅もあってしかるべきではなかろうか?。
「八雲から紫行き」の乗車券を作る輩は、いると思うのだが。
長万部の手前で、西洋の城みたいな建物が見えた。
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ラブホでは無さそうだが、何なのかは不明。
12時20分、長万部着。
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長万部から先、「スーパー北斗」は室蘭本線に入り、内浦湾沿いを苫小牧。
千歳線に入り札幌へと向かう。
かつてのメインルートだった函館本線は、山線と云われ、優等列車の設定の無い一ローカル線になって仕舞った。
かつては青函連絡船に接続し、函館から道内各地を結ぶ列車のルートとして栄えたのだが。
国鉄最後のダイヤ改正である、昭和61年11月の改正で、最後まで残った特急「北海」、急行「ニセコ」が廃止され、山線から優等列車が消えた。
当時、伝統の急行「ニセコ」も含め山線から優等列車が消えると云う事で、鉄道趣味業界に少なからず衝撃が走ったのを覚えている。

次の倶知安行きは13時18分だから、暫く時間がある。
なので、駅前を散策してみる。
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先ずは駅隣接の観光案内所に行ってみたが。
同人誌を売っていた。
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駅前の通りは寂れている。
その中に、「アリス」と云う喫茶店があった。
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八雲に続いて、アリスとは。
道南は、幻想郷らしい。
アリス手作りの料理、お菓子も一興と思ったが…
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残念ながら休みであった。
仕方が無いので、斜め向かいにあったラズルマートでお茶を購入。
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駅へ戻った。
長万部には名物駅弁がある。
一つは、「かなや本店」の、かにめし弁当。
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もう一つは、「合田」の、もりそば。
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どちらにするか悩んだが、矢張りここは、長万部名物の「もりそば」にした。

13時18分、倶知安行きが発車。
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21年振りの函館本線「山線」
長万部の名物駅弁「もりそば」と共に。
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21年前も、「もりそば」を食べながら山線を楽しんだ。
長万部を出ると、もう山越え、急勾配の峠に挑む。
流石、山線の名に恥じない。
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黒松内では、列車交換の為、暫く停車する。
無人駅だったから、スタンプも入場券も無い。
長万部行きの撮影をするのみ。
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山越えの勾配を制覇しつつ、蘭越に到着。
駅前に待合所がある。
営業しているかは不明だが、貴重な遺構である。
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待合所とは、北海道で駅付近に多く存在した業態で、屋内で列車などを待つことができるようにしたスペースを提供し、列車待ちの客に食事や飲み物を出すという商売である。
駅弁の調製をしている店もあり、有名なのが厚岸の氏家待合所である。
「昆布」と云う駅を過ぎ、尻別川に沿って走る。
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ニセコに到着。
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ニセコを過ぎると、羊蹄山が見えて来る
しかし、生憎の天気で、羊蹄山は雲に隠れてしまっている。
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山線の、車窓のハイライトなだけに残念である。

14時57分、倶知安に到着。
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次は15時18分の小樽行き。
キハ40とキハ150の2輛編成。
勿論、国鉄形車輛たるキハ40に乗車する。
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ただし、車内はキハ150同様に、4人ボックスと2人ボックスに改造されている。
シート自体は、昔ながらのシートであるが。
倶知安は、蒸気機関車時代には峠と峠の合間にあって、機関車の付け替えや補助機関車の連絡など、運行上大変重要な駅であった。
今でも、広い構内に側線が残り、往時の面影を残している。
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小樽行きの列車は、倶知安を出ると倶知安峠に挑む。
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峠を登りきり、小沢を過ぎると長いトンネルに入る。
尻別川から余市川沿いに変わる。
下り勾配になり、エンジン音が静かになる。
銀山を過ぎ然別で倶知安行きの列車と交換する
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更に下り、ようやく平地に出ると、ウィスキーで名高い余市。
ここからは海沿いに走る。
特に、塩谷付近はちょっとした入江になっており、一瞬だが、山線らしからぬ風景。
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塩谷の次が小樽。
16時26分の到着。
次の列車は16時30分の快速「エアポート」
慌ただしく乗り換える。
車内は、かなりの混雑。
何とか座席に座れたが、ロングシートの733系。
景色も眺められない。
札幌から、北口のバスターミナルへ。
17時30分発の北海道中央バス188系統札幌ビール園行きに乗車。
北海道最後の夜は、サッポロビール園でジンギスカン。
予約はしていなかったが、時間が早いのと、一人と云う強みで直ぐに案内された。
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先ずは、本場のビールで喉を潤す。
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そして、ラム肉。
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これで二人前だそうで、かなり量が多い。
野菜は少ないから、キャベツは何度かお代わりした。
二時間、たっぷりとラム肉とビールを堪能した。
実に満足。
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帰りは、運動も兼ねて苗穂まで歩いた。
前は地下鉄の東区役所前まで歩いたが、苗穂からの方が近い様な気がした。
そして、嬉しい事に苗穂には駅スタンプもあった。

20時28分の手稲行きに乗車し、桑園へ。
「北のたまゆら 桑園」にて疲れを癒す。
雨がぱらついていたから、長湯して上がるのを待つ。
そして、札幌駅前の自遊空間へ。
完全個室のブースだと、カプセルホテルより快適で安い。
いよいよ明日、北海道とお別れする。
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