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2019年04月09日00:39

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2019年冬アニメレビュー�◆�マジメな話『けものフレンズの大悪手』

■「帰ってないなんて自慢にならない」けもフレ2・木村隆一監督のSNS投稿が物議 前日たつき監督が「1年弱帰ってない」
(BIGLOBEニュース - 04月08日 18:53)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5572760

伝次郎Jrです。

本日はいよいよ件の二作のレビューと『見解』を語りたいと思います。
そう、
『けものフレンズ2』と『ケムリクサ』です。

2年前、私たちはアニメ界において本物の奇跡を目の当たりにしました。
放送開始前にアプリゲームが廃止という「始まる前からオワコン」と化し、
誰もが注目しないままに始まり、終わるかに見えた、ひとつのアニメ。
『けものフレンズ』
お世辞にも高いとは言えないクオリティ。
話もずば抜けて突出した感じもしない、派手さもない。
・・・なのに、一話一話観るごとに、話の中にのめり込み、
多くの人を魅了し。そして最高の感動をもたらした奇跡のアニメと化した。
その感動と興奮はアニメ終了後も冷めやらず、
数々のイベントを盛り上げていった。
本当に、アニメで最高の気分になったのは初めてだった・・・・・・

・・・・・・だが、放送終了から半年。
最高の気分が一気に最悪の事態へと落とす事件が起こる。
「たつき監督降板」
青天の霹靂とはまさにこのこと。
オワコンだったコンテンツを奇跡の復活へと導いた英雄の突然の排除。
多くの人が「なぜ?」と戸惑う中。
肝心の公式はひたすらダンマリ。
真相が解らないまま。戸惑うファンたちを置き去りにして。
今、この二作が放送されたのだ。

問題をウヤムヤにしたまま、たつき監督抜きで作られた
『けものフレンズ2』
外されたたつき監督が作ったオリジナルアニメ
『ケムリクサ』

そして、今。騒動は公式がダンマリしたまま新たな展開を迎えようとしていた。

・・・・・・まずは感想を言いましょう。
(ネタバレ注意)


まず『ケムリクサ』
はっきり言って
「たつき監督の実力は本物だった」ことが今作で証明されたと言えよう。
正直、最初はこの作品はけものフレンズ2と『共倒れ』に終わると思っていた。
いくらたつき監督でも今作は設定や世界観がマニアックで万人受けし辛いし、
クオリティは相変わらず高いとは言えない。
・・・・・・だが、たつき監督はそれでも見事にやってのけ。
この手の作品としては異例の大ヒットとなったのだ。
絶妙に張られた伏線、絶妙過ぎるキャラの動きやセリフ。
気が付けばだれもが魅了されてしまう。隠れた完成度。
本当に感服せざる得ない。

・・・・・・そしてそれに対抗するように放送された
『けものフレンズ2』
はっきり言って・・・・・・『酷い』
面白い、つまらない以前の問題で。
とにかく『雑』。

・動物の習性が殆ど考慮されているとは言えないフレンズたち。
 (爪ではなくパンチで倒すサーバルとか)

・伏線も何もあったもんじゃない、いい加減な展開。しかもほとんど回収されないまま終了。
 (キュルルの正体とか、ビーストの謎とか・・・・・・)

・何より、あまりにも中途半端過ぎる『続編要素』。
 (続編の筈なのにキャラがブレブレな前期のフレンズたち)

正直、たつき監督を切った以上はもっと無難なものを作ってくると思っていたのに。
出来たものは想像以上に酷いものでした。

このあたりの細かい感想はネットや動画で散々語られていますので、
それを観た方がいいでしょうが、
少なくとも私は
「これがたつき監督を排除してでも作りたかったものなのか?」
 と、怒りを隠せません。


ケムリクサが高評価だったことにより「たつき監督が実力不足だった訳ではない」ことが証明され、
ますますファンは「なんでたつきを切った?」という怒りが増大していくわけです。

そしてさらに、そんなファンの怒りにさらにガソリンを注ぐ様な事態が起こります。
けものフレンズ2の監督とプロデューサーによる「開き直り」とも取れるツィートの数々である。
これもネットで詳細は観れますが、
とにかく酷いの一言。
特に細谷Pなど、
一番問題となった9話を「最高に感動した」とのたまい。
9割もの人が『面白くなかった』との不評を「一部の人には受け入れられなかった」と白々しく語るなど、
アニメ関係者にここまで殺意を抱いたのは初めてです。

おかげでファンの多くの怒りが頂点に達し、
少しでもけものフレンズ2を擁護しようものなら、一斉にその人を袋叩きにするという、
いわばテロリスト化し始めているのです。

ここまで騒ぎが大きくなったのに、公式は相変わらずダンマリ。
それどころかいかにも「成功した」感の印象操作。
「失敗したのはアンチが工作しているだけ」「ニコニコはアンチの巣窟だから票が悪い」
「むしろヲタク達の方がけものフレンズを汚している」と
 火にガソリンどころかニトロまで注ぎまくり、
 ファンはますます怒り狂う・・・・・・
 もう、収集が尽きません・・・・・・


・・・・・・なので、ここは冷静に
「そもそもなんで、この騒ぎが起こったのか?」
「なぜ、功労者であるたつき監督が降板させられたのか?」
「何故、公式はダンマリを続けるのか?」
 を考察してみようと思います。

今までいろいろな説がありましたが、

この動画を見て、
一番信ぴょう性が高いのはこれだと思いました。
それは

「公式はけものフレンズの『レギュラーコンテンツ化』を計画していた」
という説です。

レギュラーコンテンツというのは要するにドラえもんやポケモンのような
「何年も続けられる長期コンテンツ」で、
元々けものフレンズはレギュラーコンテンツのアニメを目指していたのではないだろうか?
なにしろ総監督の吉崎先生はケロロ軍曹のレギュラーコンテンツ化に実質上失敗してますから・・・
しかし、アプリゲームと漫画版の不振でプロジェクトは暗礁に乗り上げてしまい、
アニメも作り始める前からオワコン扱い。
でも一応やるということになるが、もはやレギュラーコンテンツとして作るのは不可能。
大手に製作依頼する予算もなく、たつき監督の所属する新鋭の会社『ヤオヨロズ』に丸投げしたのである。
それでプロジェクトに幕引きする筈だった。
しかし、たつき監督の活躍により、けものフレンズプロジェクトは奇跡の復活を遂げ、
アプリ版も再評価され、舞台版も好評。
プロジェクトは本来の方向に戻ることになった。
つまり2を『レギュラーコンテンツ』として再スタートすることにしたのだ。
放送枠を深夜からニチアサや夕方の『キッズ枠』にし、
顧客ターゲットもヲタクから子供に。
朝の再放送で子供の高評価を得。
いよいよ本格的なスタートに乗り出そうとした。

・・・・・・が、そこで大きな問題が生じたのだ。
それは
「ヤオヨロズではレギュラーコンテンツのアニメが作れない」ということである。
1〜2クールの深夜枠と違い、レギュラーコンテンツのアニメは何年も続ける長期コンテンツである。
当然維持しようとしたら数百人で挑まないといけない。
しかしヤオヨロズはわずか数名、しかも実質上たつき監督一人で作っているような会社である。
そんな小規模な会社では、とてもではないが長期アニメは維持できない。
もちろん、たつき監督を大手に引き抜いて、やるという案もあっただろう。
しかしそれではたつき監督の実力を生かすことができないとヤオヨロズ側は難色。
それでもレギュラーコンテンツを諦めきれない公式は
「たつきを切る」ことに決めたのだろう。

・・・・・・まぁ、正直。ここまではいい。
この手の業界ではよくあることで、
この時点までなら公式の都合も理解できる。

・・・・・・が、ここから公式の『悪手』のオンパレードが始まる。

おそらく公式は、たつき監督を降板させると決めた途端
ヤオヨロズとの協議を打ち切ったのである。
妥協案を模索してくれると思っていたたつき監督は当然怒る。
それがあの発端となった「降板されました」ツィートである。

しかし公式は後に「ヤオヨロズ側が辞退した」と言っている。
ヤオヨロズ側は「辞退していない」と反論。
おそらくは、ただ難色を示しただけなのに「辞退した」と勝手に解釈されてしまっているのだ。

そして噂になっていた「吉崎先生の逆鱗に触れた」「版権に違反していた」というのも
この協議の難航から出たものだと思われている。
公式にしてみれば
「ヤオヨロズ側が調子こいてワガママ言ってる」と判断したのだろう。

結局、一方的に打ち切られ。ヤオヨロズはけものフレンズから外されることになった。
公式は
「たつき監督が関わってない舞台版も好評だったし、何とかなるだろう」
と楽観視していたことだろう。

だが、ここで想定外の事態が起こる。
たつき監督の告白を聞いたファンが想像以上に怒り狂ったのだ。
本当はここで公式がちゃんと『降板させた理由』を公表していれば良かったのだが、
あまりの怒りの規模のでかさに、公表をためらってしまったと思われる。
これが公式に採って痛恨のミスとなる。

なぜならここでさらに事態が悪化する。
あまりの騒ぎの大きさに、放送局がけものフレンズのレギュラーコンテンツ化に『待った』をかけてしまったのだ。
キッズ枠の放送の話が流れてしまい、
2は『深夜枠に戻ってしまった』のである。

そうなるとさあ公式は大パニック。
なにしろそれによって『たつき監督を降板させた理由がなくなってしまった』からである。
レギュラーコンテンツにしたかったからたつき監督を外したのに、
深夜枠に戻ってしまったら意味がなくなってしまったのだ。
つまり『ますます公表できなくなってしまった』ということ。
しかも顧客を子供向けにする予定だったのに、深夜枠に戻ってしまったことで
怒り狂うヲタクたちを再び顧客にしないといけなくなってしまったのだ。

「じゃあたつき監督を戻せばいいのでは?」と思うかもしれないが
時、すでに遅し。
ヤオヨロズに『ケムリクサ』のTVアニメ化の話が来てしまい、
もうその製作に入ってしまっていたのだ。

ならケムリクサ終わるまで待てばいいのでは? と思うかもしれないが、
『進撃の巨人』の続編遅延問題のように、あまり間を空けてしまうと
顧客の熱が冷めてしまう可能性が高い。

結局、たつき監督抜きで、問題をウヤムヤにしたまま
伏魔殿と化した深夜枠で放送するしかなくなった公式。

なんとかしてファンの怒りを鎮めたい。
・・・そして思いついたのが
公式、最大の悪手となる
「前回の続編にする」である。
つまり、かばんを再登場させることによって
「たつき版を『なかったこと』にしたわけじゃないよ」とアピールすることで
ファンが怒りを抑えるんじゃないか、と安易に考えてしまったのだ。
だが、結果は逆効果もいいとこだった。

本当なら一思いに前期を全部なかったことにして
一から新しい話にすればよかったものを。
中途半端な判断下すものだから、
キャラはブレブレ、話は支離滅裂。
一期が作り上げてきた世界観を全部ブチ壊してしまったのだ。

想像以上の不評ぶりにパニくって自己弁護を繰り返す細谷P。

「あれ? 私の演じてるフレンズってこんなキャラだったっけ?」
 と首を傾げながら演じる声優たち。
 (でも仕事を失いたくないので異議を唱えられない)

そしてスケープゴートにされようとしている木村監督・・・・・・

本当、ここまでアニメで最悪の気分を味わったのは初めてです。

ただ、本音を言えば
「それでもけものフレンズは終わってほしくない」
ということです。
このコンテンツにはそれだけのポテンシャルがあると思います。
まだまだ彼女たちの活躍を観たいというのが素直な気持ちです。

でも今の制作体制のままでは、心の底から楽しむことはできないでしょう。

この事態における最大の失敗は
たつき監督を降板させたことではない。
ちゃんと事態を『公表しなかったこと』である。

もし次回作があるなら
たつき監督を戻せとまでは言わない。
だが2が『失敗』だったことを認め、ちゃんと責任を取ってからにしてほしい。

おめーに言ってるんだよ! 細谷P!!!


こんどこそ、本当に
『のけものがいない世界』を願って・・・・・・



以上! 冬アニメレビュー終わります!



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