淋しいなんて 口に出したら
誰もみんな うとましくて逃げ出してゆく
淋しいなんかないと笑えば
淋しい荷物 肩の上でなお重くなる
せめておまえの歌を 安酒で飲みほせば
遠ざかる船のデッキに立つ自分が見える
歌姫 スカートの裾を
歌姫 潮風になげて
夢も哀しみも欲望も 歌い流してくれ
南に帰る船に遅れた
やせた水夫 ハーモニカを吹き鳴らしてる
砂にまみれた錆びた玩具に
やせた蝶々 蜜をさがし舞いおりている
握りこぶしの中にあるように見せた夢を
遠ざかる誰のためにふりかざせばいい
歌姫 スカートの裾を
歌姫 潮風になげて
夢も哀しみも欲望も 歌い流してくれ
男はいつも 嘘がうまいね
女よりも子供よりも 嘘がうまいね
女はいつも 嘘が好きだね
昨日よりも 明日よりも 嘘が好きだね
せめておまえの歌を 安酒で飲みほせば
遠ざかる船のデッキに ただずむ気がする
歌姫 スカートの裾を
歌姫 潮風になげて
夢も哀しみも欲望も 歌い流してくれ
握りこぶしの中にあるように見せた夢を
もう二年 もう十年 忘れすてるまで
歌姫 スカートの裾を
歌姫 潮風になげて
夢も哀しみも欲望も 歌い流してくれ
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熱帯魚をもじった『寒水魚』(かんすいぎょ)というアルバムに収録されてる一曲。
30年以上前の1982年3月21日にリリースされてるわけで、僕が知る限り初めてこの曲で「歌姫」って言葉が世に出たと思う。だから「歌姫」の生みの親。
「昭和の歌姫」の誰々 とか
「平成の歌姫」の誰々 なんて言い方があるけど
僕の中では歌姫=中島みゆきさんでしかあり得ない。
まぁ本人は強硬に否定するでしょうけど(笑)
この曲もフォークソングと演歌の中間っぽい、みゆき節全開なメロディで、怨念込めた恨み口調な歌いっぷり全盛の頃の作品。歌詞の「安酒」も酎ハイや発泡酒じゃなくて絶対に日本酒、しかも二級(笑)
他の誰にも真似できないだろうなぁ。
TBSの歌番組で『歴代歌姫ベスト100』みたいのをやるらしいけど、そもそもその設定に意味はなく、ただの『女性歌手ランキング』ですね。
あまり「歌姫」って言葉を軽々しく使ってほしくないです。
新しい元号に変わって「◆◆の歌姫」って称号は誰が手に入れるのか、そもそもそんな人は出てこないのか…。
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