12月23日
スーパービュー踊り子のグリーン車と東海道〜東北本線長距離普通列車のグリーン車堪能
この日は引退がいよいよ囁かれ始めたスーパービュー踊り子に乗って伊東駅へ。
伊豆へはなかなか行く機会がないので、引退前を口実に乗ることに
デビュー当時からリゾート列車を売りにしていたこの車両、今回は記念乗車という事もあり、奮発してグリーン車に乗ったが、この列車はやはり他の特急列車とはひと味違う
造りや車内デザインがなんかバブリーなんだよね
1号車一階にサロン室とか造ってしまう所に当時の余裕と力の入れ具合が見てとれる。
グリーン車の座席配列も2+1の横3列配置で今の東日本車両では希少なものになっている。
それに最近縮小気味の車内アテンダントもチームで乗り込んでおり、グリーン車では今でも飲み物のサービスが行われている。
時代はあの頃に比べて冷え込んできているのだが、この列車の火はまだ消えてなかった。
けど、車両を見るとやはり痛みが激しい
海辺を走る過酷な環境、外装も所々剥げ落ちて銅色の地肌が見えてしまっていたりする。
このほど、伊豆急のリゾートトレインに触発されたのかJRも伊豆へ新しいリゾート特急を入れると発表した。
時代は次のステージに入ったみたいだね。
で、このグリーン車の乗り心地はと言うと、車端部の席に座ったせいか揺れがちょっと気になった
けど、広い座席スペースは居心地よく2階席からの眺めも楽しめた。
ただ、2階席であるがゆえ、網棚がない。
これはちょっと不便かもと思った。
でもまぁ、乗った時からリゾートってコンセプトの車両、普通席も含めて楽しい列車だ。
グリーン車のお客さん専用のサロンも思いの外乗り心地よく、伊東までここで過ごしてもいいんじゃないかと思ってしまった
そうしてグリーン車の旅を堪能しあっという間に伊東着。
伊東では駅からちょっと歩いた所にある砂浜まで行って時間を潰し、30分くらい後に出る熱海ゆきの普通列車で熱海に戻った。
熱海からはこの日のメインイベント、熱海発黒磯行きの長距離普通列車に乗車
流石に四時間以上あの板のような簡易座席に座るのは辛いという事でここでもグリーン車に乗車。長時間乗車に備えた
でも、実際乗ってみると上野駅に着いた瞬間、気分がリセットされて長距離長時間を移動した気分があまりなかった
でも、海を望む景色から街に入り、ビルが建ち並ぶ都市を抜け、再び街の中をゆき、最後は田んぼと畑、雑木林の中をゆく景色の移り変わりを思い出すと、長い旅した気分になった。
疲れるのは黒磯からまた引き返す時
折り返しの列車は上野行きの快速ラビットになるのだが、快速でもかったるい。
おまけに外も暗くなって車窓楽しめないし
でもまぁ、それだけ長い距離を移動したという事で、列車旅楽しんだ1日でした。
12月24日
651系の第2の人生を体験
この日は早朝に西国分寺を出て、青梅線、八高線を使い高崎に。
ここで高崎始発の上野行き特急あかぎ号に乗車。
南下して伊豆急下田を目指す
この日のテーマは651系の第2の人生を体験。
高崎からは特急として再び走り始めた651系電車を。
小田原からは伊豆を巡るリゾートトレインとして大幅にリフォームされた快速伊豆クレイルに乗ることに
個人的に651系も先のスーパービュー踊り子やスーパーあずさ、そして房総のビューエクスプレスと同じく、JRが意気盛んな頃に送り出した印象的な車両で、気になる列車達。
晩年を迎えた彼らの頑張りを味わえるうちに味わっておきたいと思い、変なプランを立ててしまった
でも、高崎から乗った651系は内装も変わらず、常磐線を暴走してた頃の雰囲気が残っていて良かった。
まぁ、あかぎ号は停車駅多くて昔のような快走っぷりが見られないのは残念だが……
久し振りに上野駅地上ホームに入ってゆく景色を見て、思わず懐かしいなと感傷に耽ったりもしたが
上野駅からは上野東京ライン東海道線直通の列車に乗り小田原へ。
正直、この上野〜小田原間の旅が一番詰まらなかったし苦痛だった
やっぱり硬いシート何とかしてほしい
小田原からは見事、ビジネス特急から女性向けを意識したリゾートトレインに生まれ変わった快速伊豆クレイルに乗車
この列車は旅行会社のツアー向けの要素が強い列車だが、個人客も乗れる一般席が設けられている。
一般席は普通の座席車で椅子もモケットが変えられているだけで元の651系の座席と変わらない。
ただ、客室の両端部の座席は向かい合わせになっていて折り畳み式の大きなテーブルが設けられているグループ席になっている。
内装もしっかりリフォームされていて、元の車両より華やかな雰囲気になっている。
車両には常にBGMが流れていてリゾート気分を高めてくれる。
4両編成の1両がこの一般席車両だが、他の3両は大幅にリフォームされたリゾート車両。
1両は二人用、四人用のテーブルが並び、伊豆の海を楽しみながら食事ができる開放的なダイニングカーでもう一両は個室感覚の席が並ぶダイニングカー、そしてもう一両は売店を備えたラウンジ。
ここで地元のミュージシャンによる生ライブが催されたりする。
この日はボサノヴァ奏者の女性がライブを披露してくれた。
旅行会社のツアーで参加しているお客さんは車窓を楽しめるダイニングカーで地元食材を使ったお料理や飲み物が付いて伊豆の旅を楽しむ。
一般席でも各々が飲食物を持ち込んだり売店で買ったりしてスーパービューとはまた違ったリゾート旅を楽しむ。
小田原の出発時間が昼前なのはランチを楽しませる為でもあるんだよね。
しかし、クリスマスイブのこの日、車内のみんなはどこか弾んでて何か楽しそうだったね……
まぁ、そんな幸せそうな乗客達の気をもらい、伊豆の景色を楽しみ終着伊豆急下田に到着。
高崎から結構な距離を走ってきたよなぁと思いつつ、折り返しまでの時間を潰しに下田の町に降りた。
けど、一時間半くらいでは出来ることも限られる。
困った時は道の駅
という事で駅から10分ほど歩いて遊覧船の港がある道の駅に向かった。
でも、あまり期待したものはなかったね。
港には黒船をモチーフにした遊覧船が停まっていたが、遊覧船を楽しむには時間が足りない
食べ物屋さんもいまいち自分の好みでは無かったし……本当に暇潰しに歩いただけという感じだった
でも、伊豆の道を歩いて思ったのだが、伊豆の人って結構、車飛ばすよね
山がちな狭い道多いのにビュンビュン飛ばしてくる
歩いててちょっと怖かった。
で、なんやかんや暇を潰して帰りの伊豆クレイルに乗車。
行きの列車でも見かけた顔のお客さんが乗っていて同志だなと変な仲間意識をもってしまった。
帰りの列車ではラウンジに入り浸ってしまったね。
お陰でボサノヴァの生演奏をじっくり座って聞けた。
時間がゆっくり流れる……
リゾートトレインの魅力はそこにあるよね。
現実からちょっと離れてのんびり時間を過ごす。
旅に求めるのはそういう時間なのかもしれない。
1年の旅を締め括るにはいい列車だった。
651系もいい第2の人生を歩んでるなと、ちょっと嬉しかった
日が暮れてゆくなか、列車は伊豆半島を抜けて熱海へ。
熱海で大半のお客さんが降りる。
帰りの列車も小田原行きのなのだが、正直、小田原から先、帰るのがやはりダルい
旅気分から現実に戻る瞬間だよね
家に着くまでが旅行だが、旅気分が醒める瞬間が一番空しい
小田原から回送で過ぎ去ってゆく伊豆クレイルを見送って、気分を現実モードにリセットしました。
帰り道の途中、東京駅赤レンガ前の光の演出を見て、再び非日常の世界に羽ばたけたのはめっけもんでした

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