マークス『カズマサ…それがお前の答えなのだな…』
エリーゼ『待ってよ…カズマサお兄ちゃんはカミラお姉ちゃんを…』
マークス『殺さなかったとはいえ手にかけたのは事実だ…暗夜王国の第1王子として…見過ごす事はできない…』
交戦した街は白夜軍によって占領され
マークスはカズマサを討つべく魔剣ジークフリートを握りしめていた
エリーゼは最後まで反対してくれたが
それが原因で城の中に居場所が無くなってしまい
城下町にいる事が多くなっていた
カズマサ『温泉か…腐っても水の女神って事か…』
アクア『傷ついた体には癒しが必要不可欠よ!存分に休みなさい!』
その頃…
キングキャッスルではアクアによって製作された温泉でカズマサは闘いの傷を癒しており
そんな彼の前に
2度命を救われた姉が姿を現していた
ヒノカ『カズマサ…入ってもいいか?』
カズマサ『ヒノカ姉さん!?』
ヒノカ『アクアには誰も通さぬよう伝えてある…お前にどうしても礼が言いたくてな…』
ヒノカの細身の体は
闘いの傷でボロボロになっており
その目には涙を浮かべていた
カズマサは機動力のある彼女に先陣を斬らせる事が多く
体を見てしまった彼は
自身の戦略を後悔していた
カズマサ『ヒノカ姉さん…ごめん…俺が無茶させたから…』
ヒノカ『私は武人として生きてきた…お前は私を信じて前線に出してくれているのだろう?』
カズマサ『そうだけど…』
ヒノカ『暗夜王国のカミラ王女…彼女の気迫は凄まじいものがあった…きっとお前を取り戻そうと必死なのだろう…』
カズマサ『俺はそれを承知で白夜を選んだんだ…勿論…カミラ姉さんの気持ちもわかるけど…俺は暗夜王国を制圧…統一する事で和解するつもりだ…この魔剣に誓ってな…』
闘いに対する想いをヒノカにぶつけたカズマサは完全に迷いがなくなり
白夜軍は暗夜王国の拠点を次々と落としていたいった
残る拠点はかつてカズマサが暮らしていた暗夜王国の城砦であり
最後の闘いには
第1王子であるリョウマとその協力者であるクリムゾンも参加する事になった
カズマサ『俺は城砦から出たことなかったけど…城下町なんてあったんだな…』
タクミ『かつて暮らしていた城なんだろ?さすがの君も迷ってるみたいだね…』
カズマサ『まぁな…』
エリーゼ『カズマサ…お兄…ちゃん?』
カズマサ『エリーゼ!?どうしてここに!!?』
エリーゼ『私ね…昔からたまに城下町に遊びに来てたんだよ…今の暗夜王国に…私の居場所はないから…』
タクミ『エリーゼ…暗夜王国の第2王女か!?』
カズマサ『エリーゼ…この街は戦場になる…危ないから城砦に戻るんだ!』
エリーゼ『嫌だよ…カミラお姉ちゃんやレオンお兄ちゃんを傷つけないで…』
カズマサ『俺だって傷つけたくはないよ…でも…闘わないと…戦争は終わらないんだ…』
エリーゼ『だったら…私も連れてって…』
カズマサ『何を言っているんだ?』
エリーゼ『お兄ちゃんもお姉ちゃんも…傷ついたらみんな私が治すよ!絶対に誰も死なせないんだから!』
誰も死なせない…
エリーゼの言葉に心を射たれた彼はエリーゼを同行させる事に決め
城下町での決戦が遂に開戦となった
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