東京再発見の川越を歩く企画に参加してきました。当初は6月開催予定でしたが雨天で延期になり、今回は川越まつりに合わせる形での開催となりました。
9時にJR・東武の川越駅を出発し、まずは東口周辺を散策しました。
最初に川越市のマンホールの紹介があり、火消しの纏が描かれた消火栓のマンホールを見ました。マンホールのデザインは自治体ごとに色々とユニークなものがありますが、他には時の鐘を描いたものなどもあるそうです。
最初に立ち寄ったのは妙善寺で、「川越さつまいも地蔵」という芋を抱えるお地蔵さんがありました。
次いで隣の菅原神社では、山車が倉庫から出て街へと繰り出すところを見ることができました。山車の高さは民家の2階の屋根並みで、間近で見ると非常に迫力がありました。
その後は川越八幡宮へと続く八幡通りを進み、八幡通り入口にある稲荷神社、カフェ茶房's、バニトイベーグルを見ました。バニトイベーグルではちょうど焼き上がったところで、ここでペッパーチーズベーグルを1個買って食べました。
そして、八幡通り沿いの文化財に指定されている民家などを見てから川越八幡宮に入りました。
ここは足腰健康の神様ということで、マラソンや駅伝のランナーなどが必勝祈願に訪れる神社で、東洋大学駅伝部が箱根駅伝2010年大会で総合優勝したときに奉納されたお礼の色紙などが展示されていました。
また、今上天皇が生誕された時に植えられた2本の銀杏の木があり、縁結びの木「夫婦イチョウ」とされています。
神社の外には、地元学生により今年の干支の戌が描かれた巨大な絵馬が展示されていました。
次いで、埼玉県西部を代表するデパートである丸広百貨店に立ち寄りました。
ここには、消防法の改正(屋上避難スペースの確保)や需要減などで全国的に数を減らしつつある屋上遊園地が今もあり、レトロ感溢れる小さな観覧車などがありました。
また、周辺に高い建物が少ないため見晴らしがよく、昨日雨が降ったばかりで空気がきれいということもあって富士山なども見ることができました。
その後は、小原銃砲火薬店前を通過して中院に向かいました。
庭園が美しいほか、島崎藤村記念碑、狭山茶発祥の地の碑がありました。狭山茶は今だとその名の通り狭山を中心に栽培されているものですが、元々は川越にまず伝わったのだそうです。
裏門の鐘楼もなかなか美しかったです。
中院を見た後は、有刺鉄線で囲まれた中に石碑や石仏がただ並んでいるだけの南院遺跡を見ました。元々は中院、喜多院と並んで南院があったとのことですが、明治初期に廃仏毀釈で廃絶されてしまい、寺だった土地は大部分が民家などになって跡形もなく消え、地蔵等は打ち捨てられただけの状態になっていたそうです。しかし、後年になってこれはまずいということで、打ち捨てられていたものを現在の場所に集めて保存しているとのことです。打ち捨てられたままにされるよりはマシですが、これでは参拝もできないし、何だか寂しさを感じますね。
次いで東照宮隋身門から喜多院に入り、仙波東照宮を見ました。普段は門が閉ざされ滅多に公開されていないとのことですが、この祭り期間中に限り公開されているようで、いいタイミングで見ることができたのはよかったです。
それから喜多院の本堂に向かいましたが、途中に何故か空堀があるので不思議に思い帰ってから調べたら、川越城の出城として川越城を警護する要塞的な役割を持たされていたことがあったそうで、その名残のようです。
そして、本堂や苦ぬき地蔵、宝塔などを見ました。江戸城から移築された客殿が有料で公開されているので見たかったのですが、ゆっくり見る時間がないので止む無くスルー。
苦ぬき地蔵には奉納された幟が沢山立っていますが、ガレッジセールの2人の名前が書かれたものがあり、芸能人からの信仰も厚いようです。
次いで、隣の日枝神社を見ました。小さな神社で参拝者もなく忘れ去られている感がありますが、赤坂の日枝神社は太田道灌による江戸城築城時にここから分祀されたものなので、非常に由緒のある神社です。また、赤坂の日枝神社の鳥居は頂点に尖った山がある山王鳥居であることが有名ですが、ここは山王鳥居ではありませんでした。
次いで喜多院の裏にある旧赤線地帯を通過。ここにあった小さな祠は法龍弁財天で、喜多院の池がすぐそばにあったとのことですが、今は水が枯れています。
ここには旧赤線建築の建物を流用したレストラン栄、てんぬま、旅館市むらなどがあり、古い建物の独特の味が印象的でした。
午前の散策の最後は、うなぎの東屋の前を通過して成田山川越別院にて一旦解散となりました。
解散後は丸広百貨店近くの屋台村で昼食にし焼きそばを食べましたが、ここの屋台の席が外から自由に入り放題になっていて何も書いていないくせに、外国人と思われる片言のババアが買わない人は座るなと喚いていて、挙句の果てにはきちんと買った人にまで「これはうちで買ったものですか?」と強い口調で聞いてきて、感じ悪かったです。
ババアに苦情を言いたい気分でしたが、この店で焼きそばを焼いているのが西野カナ系な人だけに言えませんでした。
結局居づらいので、八幡神社近くの「焼きそば居酒屋どーも」に移動。太麺の川越焼きそばの店ですが、川越まつり期間中はワンドリンク必ずかつ特別メニューのみになっていました。焼きそばは一般的なソースのほかに醤油とナポリタンがあり、全種類注文してシェアし、フライドポテトも食べました。
色々な焼きそばが味わえてよかったですが、昼間から飲んでしまったので酔いが回りました。
午後の散策は成田山川越別院をスタートし、まずは川越火力発電所跡、川越電気鉄道久保町駅跡を見ました。現在は東京電力の支店と川越市中央公民館になっている場所ですが、ここが駅になっていて、大宮方面への電車が発着していたとのことです。
川越電気鉄道は埼玉県初の電車で、東京市電と同一規格の路面電車だったそうです。後に西武鉄道に合併されて西武大宮線となったのですが、並行してバス路線があったり後に国鉄川越線が開通したことでその役割を終えて廃線になりました。
地図で見ると、西武新宿線の本川越駅から久保町駅はほぼ一直線で結ぶことが可能な線形で、接続しようと思えば接続して直通運転ができたのではと思わず妄想してしまいます。
次いで川越城富士見櫓跡に行きました。
川越城に天守閣はありませんでしたが、ここが城の最高所にあたり、富士山まで見渡せたことから、実質的に天守閣のような役割を担っていたと言われています。富士見櫓には稲荷神社がありました。
その後は、郭町浄水場の横を通って三芳野天神社に移動。この浄水場の水源は100%井戸水だそうです。
また、三芳野天神社の入口にはなんと猫が3匹いました。しかも逃げない猫ばかりで、猫好きにとってはある意味ハーレムのような場所でした。
こちらは本殿があいにく改修工事中でしたが、川越城七不思議の碑、わらべ唄発祥の碑があったり、境内に駄菓子店があったりと、面白い神社でした。
そして隣接する川越城本丸御殿を見学。ちょうどガイドツアーが始まったところだったのでこれに合流して見学となりました。
最初の大広間には、何故か天井にボールをぶつけた跡があり、これは何だと思いますか?との出題がありました。こんな部屋でボールを使うのが有り得ないし、一同首を傾げたのは言うまでもありませんが、これは明治維新で廃城された後にこの建物が学校の体育館や工場などとして使われていた名残だそうで、戦後しばらくまでそのような使われ方をした後に復元整備されて現在のように公開されるに至ったそうです。
そして、この手の建物は多くがその過程で取り壊されてしまい、ここも本丸御殿の全ての建物が現存している訳ではないのですが、現存している例は極めて少ないそうです。
また、漠然と見ていると見逃してしまうのですが、殿様が使うエリアと家臣が使うエリアで天井の高さや床板の材質が大きく異なるのも印象的でした。
このほか、大きい建物だけに一般の木造住宅の工法とは異なり、室内の柱を固定するのに五寸釘を使用し、それを隠すための装飾金具が多用されていました。
庭の眺めも見事でした。
その後は本丸御殿の駐車場入口、市立博物館前の三叉路で山車が入ってくるのを見てから、中心街の外れにある坂を下って氷川神社に向かいました。川越の町は古くからの市街地部分が台地の上に広がっているという地形がよく分かりました。
氷川神社は木造としては最大級の鳥居が特徴的で、参拝したいところでしたが非常に混雑していて時間がないのでできませんでした。
その後は氷川神社裏の新河岸川沿いをしばらく歩きました。新河岸川は隅田川に合流する岩淵水門付近まで続く川で、都内では川幅もかなり広いですが、この辺りでは小さな川です。江戸と川越を結ぶ舟運のために人工で掘ったり荒川の旧流路などを繋げて作った河川です。
花見の時期にはここで手漕ぎの遊覧船を運航するそうですが、江戸時代には川越を夕方に出て早朝に千住、正午頃に浅草に到着するという「川越夜船」と呼ばれた貨客船もあったそうです。ガソリンやディーゼルのエンジンはおろか蒸気機関すらなかった時代ですから当然帆船とか手漕ぎで(蒸気船が登場してからも新河岸川程度の小さい川は通れなかったそうです)、今なら鉄道でも車でも1時間程度で辿り着ける距離を一晩かけて移動していたというのは信じがたいですね。
調べていたら、「船のブルートレイン」と書いている人もいただけに、興味をそそられます。復元して同じように航行させるのは、現在の交通事情等ではまず不可能かと思いますが、もし運航することができるのなら乗ってみたい気がしますね。
そして上流の方に進むと古い橋と水門があり、これは田谷橋(田谷堰)でした。農業用水の水量を確保するために使われた堰だそうで、「新赤間川 昭和13年3月竣功」という銘板が貼られていました。
新河岸川上流部の名称は元々「赤間川」だったとのことで、下流部の流路付け替えなどにより現在は新河岸川になります。さらに上流に行くと、現在も赤間川と呼ばれている部分と新河岸川の境界を示す標識があるそうですが、この辺りだと竣功当時は新赤間川と呼ばれていたようですね。
また、この先には暗渠に通じている小さな水門が2つあり、河川好きとしては非常に楽しめる場所だったりもします。この暗渠は場所柄おそらく農業用水だったものではないかと思われます。
その後は、北条氏が上杉・足利氏連合を破って戦国の地図を大きく塗り替えた日本三大奇襲(日本三大夜戦)の一つの川越夜戦跡の東明寺に立ち寄りました。
ここは銀杏の実が沢山落ちていて、鳥など野生動物は匂いを嫌って誰も食べないだろうし、人間も誰も拾わないのか足の踏み場もないくらい落ちているのが印象的でした。
次いで、あごなし地蔵と皺(しわぶき)地蔵の広済寺に行きました。あごなし地蔵は歯痛治癒祈願、皺地蔵は自分の体の悪いところを縄で縛って身代わりになってもらうという地蔵でした。
その後は、言われなければ気が付かないでスルーしてしまう人も多いであろう弁天横丁を通過。
かつては芸者横丁と呼ばれ戦前の花街だったそうですが、現役の店が数店舗だけあるのを除いて廃墟化しています。ガラスが割れて障子も破れて恐ろしい状態の家、小さな文字で呪文のような意味不明なことが無数に書かれた家など、写真を撮ったら何か得体の知れないものが映っていないだろうかと思いたくなるようなスポットでした。
弁天横丁を抜けて市役所前の通りに出ると、山車が出ていたり店が沢山あって賑わっていましたが、レストランの前に日産フィガロの廃車体が置かれていて、「故障車 危ないので近寄らないで下さい」と貼り紙がしてありました。フィガロというと「相棒」の杉下右京警部の愛車だけに、警部の身に何かがあったのではと思いたくなってしまいました(嘘)。
その後は、時の鐘を少し離れたところから見て、明治時代に開館した埼玉県最古の映画館「スカラ座」や大正時代に建てられたレストラン「太陽軒」を見ました。太陽軒は渋い雰囲気もいいですが、見た目の通り高級志向な店だけに値段は高めのようです。
次いで、レストランや結婚式場のハツネヤガーデンを見ました。こちらもいい雰囲気の店ですが、やや高級志向だしかなり混んでいました。
その後は、駄菓子横丁前を通過して六塚稲荷神社にて小休止。小さな神社で、思いっきり高いところにある訳ではないけど川沿いのためか見晴らしはいいです。
次いで、カフェや工房を設置したもっこ館に立ち寄りました。対岸のカフェにはおじさんと大きなウサギの像があり、おじさんはここの店長らしいとのことですが、ウサギは誰なのでしょう?
次いで、お掃除小僧像がある榮林寺を見てから松本醤油商店に立ち寄りました。
ここには醤油ソフトクリームがあるとのことですがあいにく完売だったようで、ここに庭にある屋台で紫芋ソフトを食べました。店の人が作った際に失敗してしまったとのことでやたら曲がっていますが、美味しくいただきました。また、この店には醤油プリンなど色々なスイーツがあるそうで、甘いもの特にプリンが○○な某所の篠田麻里子とMay J.を合わせたみたいな人にお土産で買いたくなります。
また、私は食べなかったのですが卵かけご飯を売っていて、かなりの行列ができていました。
次いで、グリンコーヒー(/glin coffee)の苺ホイップコッペパンを買いました。コッペパンというとコンビニで100円程度で売っているものと同じくらいの大きさのものだと思っていたのに小さかったのですが、味はそこそこ美味しかったです。そして並ぶほどではないけど客が次々に来るのですが、コッペパンを買ったところでいきなり大きな猫もとい橋本愛or筧美和子or丘みどりみたいな人に「並んでますか?」と聞かれてしまい焦りました(汗)。
その後は川越市駅近くまで進み、現在はレストランなどに使われている旧六軒町郵便局を見ました。郵便局にしてはかなり洒落た洋風建築なのとすぐそばには山車がいたため、和洋が共演するコントラストが面白かったです。
散策の最後は、川越女子高校入口の桜並木とカトリック川越教会を見てから本川越駅に移動して街歩きは終了。
終了後は飲み会となり、飲み会の後に山車が集結して行き交う祭りのクライマックスを見てから帰るつもりだったのですが、かなり疲れたのと酔いが回ってしまったので見る体力がなくなり、結局まっすぐ帰りました。
今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)
https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/41118981.html
(2)
https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/41118988.html
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